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Kアリーナ横浜


Kアリーナ横浜


Kアリーナ横浜(Kアリーナよこはま)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある音楽専用アリーナ。

ケン・コーポレーションの子会社であるKアリーナマネジメントが運営する。収容人数は約20,000人(座席数:20,033席)。2023年9月29日開業。

本項では当アリーナのほか、ホテルやオフィスビルなどを含めた「ミュージックテラス」についても記載する(後節参照)。

概要

横浜市が実施していたみなとみらい地区60街区から62街区における開発事業者の公募で、2017年11月、音楽専用アリーナ・ホテル・賃貸オフィスなどからなる大規模複合施設(複数棟)を60・61街区(一部、帷子川運河側)に開発するという同社の事業提案が選定された。本事業計画は2019年2月、国土交通大臣より民間都市再生事業計画の認定を受けている。その後、当初の着工スケジュール(2019年6月着工、2021年度竣工予定)から遅れはあったものの、計画名称「Kアリーナプロジェクト」として2020年8月に着工し、2023年7月に竣工。同年9月29日に開業した。。また、当初の事業提案通り音楽専用アリーナだけでなく、隣接地には横浜初進出となるホテル「ヒルトン横浜」とオフィスビル「Kタワー横浜」も完成し、これらを含めた開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」(後節も参照)としている。なお、アリーナの開業に先駆けて同年9月24日にはヒルトン横浜が開業した。

こけら落とし公演は地元横浜出身のゆずの「YUZU SPECIAL LIVE 2023 HIBIKI」で、開業直前に発表されたゆずの楽曲「ビューティフル」のMVは開業前のKアリーナにて収録されている。以降、開業後から同年12月まで「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と題して、多彩なジャンルのライブやコンサートが開催された。

施設

特徴

Kアリーナについて、運営会社は以下の特徴を挙げている。

  • すべてが音楽ライブのためにつくられた世界初のアリーナ
  • ハイスペックなスピーカー200台を設置し、全席にむらなく良質な音を届ける
  • 全席がファブリックシートで、ステージ正面に向けて配置
  • 11ヶ所の売店、5階にミドルラウンジ、6階にVIPラウンジ、7階にBarラウンジを設置し、ライブ前後も楽しめる
  • 館内外に6200個のコインロッカーを設置
  • コインロッカーを除き、キャッシュレス化

その他

20,000席のフルモードから13,000席のミドルモードに対応する。また、音楽イベント以外にMICE利用にも対応し、アリーナ部分を利用した大規模パーティーや講演会、発表会、eスポーツなども行える。

ミュージックテラス

各施設の詳細や位置関係はミュージックテラス公式サイトの「エリアマップ」も参照。

イベントスペースでは「Kアリーナ横浜」で開催されるイベントとも連動し、ウッドデッキにはレストランやカフェがあるほか、キッチンカーも出ている。また、コンサート時に使えるグッズを販売するショップやコンビニなども設置されている。

メイン施設
  • Kアリーナ横浜 - 当施設。
  • ヒルトン横浜 - 全339室のホテル。3つのレストランが入る。建築様式「アールデコ」をモチーフに、モダンな横浜の要素を組み込みんだ「YOKOHAMA Déco」をデザインコンセプトとしている。
  • Kタワー横浜 - 賃貸オフィスビル。フロアの一部に運営会社「Kアリーナマネジメント」の本社が入居する。
その他の施設(店舗)・設備
  • ビッグステップス/ウォールアート - 壁面アート(武蔵野ルネ作)が飾られた散歩コース。
  • Kアリーナショップ(テラスフロア / 営業時間 13時 - 22時まで) - Kアリーナ横浜オリジナルグッズも販売するライフスタイルショップ。
  • BAYDECK ~BEER&GRILL~(テラスフロア / 営業時間 11時 - 23時まで)- 138席を有するビアレストラン。
  • DIG UP KITCHEN チキンオーバーライス(野外 / 公演時のみ営業 11時 - 15時まで)- キッチンカー。オーバーライス専門店。
  • ローソン ミュージックテラス店(グラウンドフロア / 営業時間 7時 - 23時)- コンビニエンスストア。
  • マクラーレン横浜(グラウンドフロア / 営業時間 10時 - 18時〈火曜定休〉)- 自動車ショールーム。2024年4月オープン。

ギャラリー

アクセス

  • JR東日本各線、京浜急行本線、東急東横線、相鉄本線、横浜市営地下鉄ブルーライン
    • 「横浜駅」東口より徒歩9分(後述の歩行者デッキが完成した場合、完成前は徒歩11分)。
  • みなとみらい線
    • 「新高島駅」4臨港パーク口より徒歩5分。
    • 「みなとみらい駅」2いちょう通り口より徒歩12分。
  • リムジンバス
    • 羽田空港より京浜急行バスが運行する山下公園・みなとみらい地区・赤レンガ倉庫線にて「Kアリーナ横浜・ヒルトン横浜」下車。※2023年10月1日から停車開始

帰宅問題

収容人員約2万人の大規模アリーナではあるものの、最寄り駅の1つである横浜駅への主な動線がはまみらいウォーク経由の1つしかないうえ、歩道上の安全確保や群集事故防止の観点からイベント終了後に規制退場を行うことがあり、帰宅に時間がかかる問題が発生している。状況によっては横浜駅まで1時間から2時間程度かかるとされる。

アリーナ側は、みなとみらい駅方面へのルート案内や横浜駅までの複数のルート案内などに努めるとしている。また、ウエストゲートでは横浜市がみなとみらい大橋に接続する歩行者デッキ「高島水際線デッキ(仮称)」を建設中であり、2024年秋頃の竣工を予定している。この他、将来的には隣接地の開発により横浜駅方面からデッキレベルでのアクセスも可能となる見込みである(詳細は後節)。

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近隣の音楽施設

みなとみらい地区には当アリーナの他にも以下の施設が所在・あるいは開業予定であり、音楽関連施設の集積が進んでいる。なお、下記の屋内施設以外にも音楽ライブ等を開催できる野外広場があり、当アリーナが所在するミュージックテラス(2023年9月開業、60・61街区)や様々な音楽フェスが開催されている赤レンガ倉庫(1911年竣工、2街区)前の広場、横浜シンフォステージ(2024年春開業予定、53街区)にもイベントスペースが設置される予定である。

  • パシフィコ横浜・国立大ホール(収容人数約5,000席、1994年開業)、展示ホール(最大収容人数約18,000席、1991年開業)
  • 横浜みなとみらいホール(大ホール:収容人数2,020席/小ホール:440席、1998年開業)
  • ランドマークホール(収容人数510人、音楽コンサートを核とした施設として2018年リニューアル)
  • ぴあアリーナMM(収容人数約10,000人、2020年開業、38街区)
  • KT Zepp Yokohama(収容人数約2,000人のライブハウス型ホール、2020年開業、47街区コーエーテクモゲームス本社ビル〈KTビル〉併設)
  • 横浜みなとみらいブロンテ (Bronth.LIVE)(収容人数350人のライブハウス、旧ブリリア・ショートショートシアターを改装利用し2019年7月開業)

また、みなとみらい地区周辺には「ビルボードライブ横浜」「1000 CLUB」「YOKOHAMA COAST」などの音楽施設が相次いで開業したほか、コンサートが開催されている屋内施設としては近隣の関内には神奈川県民ホール(2025年春をもって休館予定)、横浜BUNTAI(収容人数5,000席、2024年4月開業予定)、新横浜には最大収容人数約17,000人(客席数11,000席)の横浜アリーナがある。

隣接地の開発

隣接地にあたる60・61街区残存区画(南側半分)の開発事業者公募では2024年2月、当アリーナの事業者でもあるケン・コーポレーションが代表企業となり、さらにSMFLみらいパートナーズ、鹿島建設、学校法人岩崎学園を構成企業とする企業グループが事業予定者に選ばれた。東棟(オフィス、ホテル、ミュージアム、商業施設/2029年2月竣工予定)と西棟(専門学校/2028年8月竣工予定)からなる「Linkage Terrace」(リンケージテラス)を新設する計画で、ミュージックテラスとも連携・デッキ接続し街区全体のにぎわいを創出するほか、52街区方面からの歩行者デッキ(とちのき通りを横断)を街区内にも誘導し接続することで、将来的には横浜駅方面から当アリーナまでデッキレベルでのアクセスも可能となる見込みである。

一方、今後開発予定の62街区(ハーバーエッジプロジェクト)方面ともミュージックテラス(当アリーナ付近のイーストゲート)からデッキ接続する計画となっている。

脚注

外部リンク

  • Kアリーナ横浜(公式サイト)
  • ミュージックテラス(公式サイト)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: Kアリーナ横浜 by Wikipedia (Historical)


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