Yogibo presents RIZIN.33(ヨギボー・プレゼンツ・ライジン・サーティースリー)は、日本の総合格闘技団体「RIZIN」の大会の一つ。
2021年12月31日に埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナで開催された。
7回目を迎えた大晦日大会。RIZIN JAPAN GP バンタム級トーナメントの準決勝および決勝がワンデーで行われ、準決勝を朝倉海と扇久保博正がそれぞれ勝ち上がり、決勝で約1年4ヶ月ぶり(RIZIN.23で行われたバンタム級タイトルマッチ以来)に対戦し、判定で扇久保が勝利し、トーナメント優勝を飾った。その他にライト級タイトルマッチでは王者のホベルト・サトシ・ソウザが挑戦者矢地祐介に勝利し、王座初防衛。朝倉未来は、前年11月に敗れた斎藤裕と再戦し勝利した。
今大会でRIZINラストマッチの那須川天心はボクシングルールで五味隆典と対戦。試合後には涙ながらに「RIZINが大好きです」とコメントを残した。さらに、翌年6月のTHE MATCH 2022で対戦するK-1 WORLD GP 3階級王者の武尊が登場し、2人が観衆の前で揃うサプライズも用意された。
大会の模様は、地上波ではフジテレビで大会当日の18時から全国ネットで中継されたが、本大会以降はフジテレビでのRIZINの放送はされていない。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で観客動員が制限されていたが、2019年以来となる100%の観客動員が認められ、2年ぶりに2万人を超える来場者を記録した。
1Rにシバターの右フックで久保がダウンし、久保が焦って首相撲をしたところ、シバターが飛びつき腕ひしぎ十字固めを繰り出して、一本勝ちとなった。
しかし、試合後に久保が「シバターから、試合の進め方について申し合わせを受けたのにもかかわらず、それを無視して攻め込まれた(いわゆる「ブック破り」)ため敗北した。」と主張するため試合前の互いのLINEのやりとりを多方面に流出させた。試合には出たくないと試合前からたびたび語っていたシバターからクリスマスに久保に直接連絡が入り、自身の体調のため「1R目は流し蹴りのみ、2R目にガチでやろう。」とシバターが提案し、久保は悩んだ挙句、シバターの試合のキャンセルを恐れ、それを受け入れたと語った。
2022年1月8日、多方面に騒動を起こしてしまった久保が自身のYouTubeチャンネルでシバターやRIZINへの謝罪動画を出した。1月11日、榊原信行CEOがRIZIN公式YouTubeで動画を公開。RIZINでの一切の八百長試合の存在を否定した上で、シバターの行為は品性下劣ではあるものの、台本や八百長ではなく陽動作戦の範疇とし、また、契約書上無気力試合・八百長禁止の規定はあるが試合前の選手間コミュニケーションの規定はなかったため久保とシバターは処分しないとした。また、今後は契約書の中に、事前に選手とかセコンド、関係者が相手方の選手と試合の内容に関して直接話し合うことは禁止する、という条項を入れる再発防止策を取るとし、「シバターという炎上系YouTuberを起用したRIZINもある意味一本取られた。」とシバターに対しての認識の甘さが招いたことだとも語った。4月8日、シバターと久保が和解した。
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