松浦 慶斗(まつうら けいと、2003年7月1日 - )は、宮城県石巻市出身(北海道旭川市育ち)のプロ野球選手(投手)。左投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
石巻市立門脇小学校1年生の時に門小ガッツスポーツ少年団で野球を始めるが、同時期に東日本大震災で被災し、2年生の終わりに両親の故郷である北海道に転居。旭川市立新富小学校に転校すると新富野球少年団に入部する。6年生の時には、北海道日本ハムファイターズジュニアに選抜された。
旭川市立明星中学校に進学すると、旭川大雪ボーイズに所属。1年生の時に12歳以下の国際大会であるカル・リプケンワールドシリーズに日本代表として出場し世界制覇に貢献。中学3年時には札幌ドームで開催された「FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-15」で優勝した。
2019年、大阪桐蔭高校に進学。1年秋からベンチ入りを果たすと、2年夏の交流試合と3年春のセンバツ、夏の甲子園に出場。2年秋からはエースナンバーを背負った。高校の同期には池田陵真、2学年上には中田惟斗、1学年上には仲三河優太、1学年下には松尾汐恩がいる
2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズから7位指名を受けた。11月16日、契約金2000万円、年俸520万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。背番号は55。
2022年は、上半身のコンディション不良もあり体作りに励んだ後、8月17日のイースタン・リーグの東京ヤクルトスワローズ戦(鎌ヶ谷)で実戦初登板し、1回2失点だったが最速150km/hを記録した。9月25日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(札幌ドーム)で一軍デビューを果たし、5回表に3番手としてプロ初登板。1回を投げて2失点し敗戦投手となるが、自己最速となる153km/hを計測した。一軍出場はこの1試合のみで、二軍では5試合に登板し、5回を投げて防御率7.20という成績だった。
高校時代に最速150km/hを記録した球威のある直球が武器の左腕。変化球はスライダー、カーブ、フォークを投げ込む。
下半身の筋力に自信があり、仮契約後にヒップを測ったところ、115cmであった。
愛称は「ビンドゥン」。
父・吉仁も元球児であり、北海高校で2度(1988年春、1989年夏)甲子園へ2度出場を果たしている。北海高校卒業後は、社会人野球チームの日本製紙旭川硬式野球部に進み、その後同部の統合先である日本製紙石巻硬式野球部で引退。引退後は同野球部の監督を務めていた。
福岡ソフトバンクホークスに所属していた古谷優人はいとこにあたる。
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