『ヤンヤン歌うスタジオ』(ヤンヤンうたうスタジオ)は、1977年9月25日から1987年9月27日までテレビ東京(開始当時の局名は東京12チャンネル)で放送されていた音楽バラエティ番組である。略称「ヤンスタ」。放送時間は毎週日曜 19:00 - 19:54 (日本標準時)。
番組放送開始の2年半前に木曜19時台で放送されていたフォーリーブス司会の『歌え!ヤンヤン!』が前身で、同番組のバラエティ色をより強める趣旨から、番組リニューアルの形で『ヤンヤン歌うスタジオ』がスタートした。
番組は毎回、様々なアイドルグループをゲストに招いてコントを行ったり、楽屋や控え室などでのトークを放送したりしていた。番組の最後には「今日の○曲目は?」という視聴者クイズを出題していたが、一部のネット局ではカットされていた。
放送開始から9年間はあのねのね(清水國明、原田伸郎)が司会を、当時東京12チャンネルのアナウンサーだった小倉智昭がナレーターを務めていたが、1986年11月2日放送分からは片岡鶴太郎が司会を、当時タレントだった堀敏彦がナレーターを務めるようになり、コーナーもリニューアルしたが、10か月後の1987年9月27日放送分をもって番組開始から10年、前身の『歌え!ヤンヤン!』から続いた15年の歴史に幕を下ろした。
なお、番組第1回の1曲目はキャンディーズの「アン・ドゥ・トロワ」、最終回の1曲目は光GENJIの「STAR LIGHT」、最後の曲は近藤真彦の「泣いてみりゃいいじゃん」だった。
後番組として、1987年10月4日に光GENJI、ゆうゆほかをメインキャストに据えた『歌え!アイドルどーむ』がスタートしたが、同番組は1年で終了。その後はバラエティ路線を強化した『歌え!ヒット・ヒット』に引き継がれるも、これも半年で終了し、日曜19時台の音楽番組枠は同番組の最終回をもって幕を閉じた。
また、番組終了から1年後の1988年10月4日には、火曜19時台で「ヤンヤン」の名を冠した時代劇バラエティ『カッ飛び!ヤンヤン姫』がスタートしたが、同番組はわずか3か月で終了。それから1年6か月後の1990年7月には、日曜11時台でSMAP出演の『ヤンヤンもぎたて族』がスタートしたが、これも3か月で終了した。それ以後は長らく「ヤンヤン」の名を冠した番組は放送されていなかったが、20年半後の2011年4月2日に、土曜18時台でHey! Say! JUMP出演の『ヤンヤンJUMP』がスタート。途中で別の時間帯へ移動されたものの、同番組は2年以上にわたって放送された。
1995年4月16日には、本番組の復活企画として『ヤンヤン歌うスタジオ同窓会』が19時から3時間にわたって放送された。そして約19年後の2014年3月2日には、『モヤモヤさまぁ〜ず2』をベースに制作された『50年のモヤモヤ映像大放出! この手の番組初めてやりますSP』内で本番組の復活特集が放送され、初代司会のあのねのねと常連ゲストだった布川敏和・松本伊代・早見優・堀ちえみが出演した。
テレビ東京系列で年に数回単発特番として放送される『懐かしの昭和メロディ』においても、本番組の映像が放送素材に用いられることがある。
2015年11月27日には中野サンプラザホールにて本番組の復活イベント『ヤンヤン歌うスタジオ 復活コンサート』が開催され、その模様はBSジャパンで同年12月13日19時から2時間特番として放送された。司会は、あのねのね(清水国明・原田伸郎)。出演は、柏原芳恵、早見優、香坂みゆき、松本伊代、竹本孝之、渋谷哲平、ブラザー・コーン、森口博子、桑田靖子、笠浩二(C-C-B)、布川敏和、清水アキラ、栗田貫一。
あのねのね司会時代
片岡鶴太郎司会時代
オープニングは、愉快なテーマ曲に合わせて、当時のテレ東の本社(現在の東京タワースタジオ)の近くにある東京タワーをバックにタイトルロゴが出てくるというものだった。タイトルロゴ後に流れるあのねのねが唄うテーマソングは「ヤンヤンロック」というタイトルで、1979年にシングル盤「ネコ・ニャンニャンニャン」のB面に収録・音源化された(現在入手できるCD)。
1986年の番組リニューアル後には、テーマソングのみ男闘呼組が唄う曲に変更された。
遅れネット局も含む。
当番組の映像を収録した商品は以下のものがある。
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