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泰将棋


泰将棋


泰将棋(たいしょうぎ)は、将棋の一種であり、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。

無上泰将棋とも呼ばれ、長く最も大きな将棋とされていたが、さらに大きな大局将棋が知られるようになった。もとは「無上大将棋」と呼ばれていたのが、大将棋と混同されるため象棋六種之図式で「泰」の字を当てたのが現在まで残っている。

摩訶大大将棋を拡張したようなものであり、摩訶大大将棋で採用していない大大将棋の駒の多くも取り入れられている。成りについても、「奔」が付く成り駒が多い、成って金将になることによって弱くなる駒も多い、さらに無明の成駒(法性)、提婆の成駒(教王)が成り駒の中で特に強いなどの点が摩訶大大将棋と共通している。

玉将はなく、代わりに自在天王という強力な駒が採用されている。太子も初めから存在し、醉象の成駒と合わせて最大で3枚の王が存在しうる。

大局将棋とは違い、天童市将棋資料館に盤駒が展示されている。

ルール

基本ルール

  • 縦横25マスずつに区切られた将棋盤の上で行う。
  • 本将棋と異なり、自陣・敵陣という概念はない(以下の成りの説明を参照)。
  • 競技者双方が交互に、盤上にある自分の駒を一回ずつ動かす(本将棋とは違い持ち駒という概念はない)。
  • 駒は大大将棋と摩訶大大将棋の多くの駒を含み93種類あり、それぞれ動きが決まっている。なお中将棋・大将棋・大大将棋・摩訶大大将棋と同じ駒は機能は同じだが、成り駒に違いがあるものが多い。
  • 自分の駒を動かすとき、動く先に相手の駒があるとき、その駒を取ることができる。
  • 自在天王・奔王・龍王・龍馬以外の駒は成ることができるが、大大将棋と同じく、敵陣に入ったときではなく敵の駒を取ったとき成駒になる。従って盤上のどこでも成る可能性があり、自陣・敵陣の意味はない。成りは強制で、成らないことを選択することはできない。
  • 本将棋とは違い、駒を捕獲し自らの持ち駒にできない。

初期配置図

※𠵇犬の「𠵇」は(𠵇、口偏に奇)。

関連項目

  • 将棋
  • 中将棋
  • 大将棋
  • 大大将棋
  • 摩訶大大将棋
  • 将棋類の一覧
  • 将棋類の駒の一覧
  • 王手 (映画) - 作中では泰将棋を平安大将棋と紹介し対局している。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 泰将棋 by Wikipedia (Historical)


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