『ヤング720』(ヤングセブンツーオー)は、1966年10月31日から1971年4月3日まで毎週月 - 土曜日の7:20 - 8:00(後に7:30 - 8:10→7:25 - 8:05)に東京放送(TBS)(土曜のみ朝日放送(ABC))制作で放送された、トークと音楽が中心の若者向け情報番組(ワイドショー番組)である。制作局のTBSをはじめ、夕方の時間帯に再放送も行われていた放送局もあった。全1373回放送。
概要
ファッション、映画、星占い等、ターゲットを若者に絞込み話題・流行を取り入れTBS系列外にもネット局を増やしていった。
途中からグループサウンズブームの到来でブルー・コメッツ、ザ・テンプターズ、オックス、ザ・スパイダース、ザ・タイガースなどをキャスティングした。
曜日別に司会者が替わっている。若手バンドの“ヤングミュージック”、ゲストコーナーの“若い広場”などのコーナーが、関口宏、竹脇無我、松山英太郎、小川知子、由美かおる、大原麗子の司会グループが交互出演(後に文化放送を経てフリーアナウンサーに転向した土居まさるらが参加)。
土曜日のABC制作分には、当時ABCヤングリクエストで人気を博していた同社のアナウンサー道上洋三が司会を務めた。
1987年7月12日放送の「テレビ探偵団」(ゲスト:関口宏)では、現存する映像としてオープニングと5秒程度の本編の断片的なモノクロ映像が紹介された。
また、1988年5月8日放送回(ゲスト:岡崎友紀)では、土居、岡崎、せんだみつお、山本リンダらが出演したグアムロケ回のカラー映像が紹介されている。
放送時間
出演者
司会
- 松山英太郎(1966年10月 - 1968年4月) - 第1回の司会を担当。
- 関口宏(1966年11月 - 1968年12月)
- 竹脇無我(1966年11月 - 1967年9月、1967年4月以降は田辺靖雄と隔週)
- 由美かおる(1966年10月 - 1968年6月) - 第1回の司会を担当。
- 大原麗子(1966年11月 - 1967年6月、1967年4月以降は恵とも子と隔週)
- 小川知子(1966年11月 - 1967年3月)
- 田辺靖雄(1967年4月 - 9月、竹脇無我と隔週)
- 恵とも子(1967年4月 - 12月、6月までは大原麗子と隔週)
- ジュディ・オング(1967年4月 - 9月)
- 山内賢(1967年10月 - 1968年9月)
- 小橋玲子(1967年10月 - 1970年3月)
- 川口晶(1968年1月 - 1968年9月) - 同年5月のみ藤田淑子が代行。
- 小柳徹(1968年4月 - 1969年3月)
- 江美早苗(1968年6月 - 9月)
- 黒澤久雄(1968年10月 - 1969年12月)
- プラバー・シェス(1968年10月 - 1969年3月)
- 小山ルミ(1968年10月 - 1969年10月)
- 北山修(1969年1月 - 9月)
- 大石悟郎(1969年4月 - 1970年2月、10月 - 1971年3月)
- 早瀬久美(1969年4月 - 1970年2月)
- 目黒祐樹(1969年10月 - 1970年2月)
- 岡崎友紀(1969年11月 - 9月)
- 土居まさる(1970年3月 - 9月)
- 青木英美(1970年3月 - 9月)
- 可愛和美(1970年3月 - 9月)
- 岸ユキ(1970年3月 - 9月)
- 小西まち子(1970年3月 - 9月)
- 吉沢京子(1970年3月 - 9月)
- 岡田可愛(1970年6月 - 9月)
- Kとブルンネン(1970年10月 - 1971年3月)
- 市地洋子(1970年10月 - 1971年3月)
- おちゆうじ(1970年10月 - 1971年3月)
- 久万里由香(1970年10月 - 1971年3月)
- 道上洋三(当時朝日放送アナウンサー、1970年10月 - 1971年4月、土曜版)
- 司会グループの交替シフトの変遷
- 最初期(1966年10月31日 - 12月3日) - 3組の男女司会コンビがそれぞれ1週間ずつ交代で司会を担当。
- 1966年12月 - 1970年2月 - 3組の男女司会コンビにつき2曜日ずつ交代で担当。
- 1970年3月 - 9月 - 男性司会者が土居まさるに一本化、これに伴い女性司会者の担当シフトが週1回に短縮される。
- 1970年10月 - 1971年4月 - 平日版は3組の司会コンビによる曜日交代制(金曜のみ週1回担当)に変更。土曜版はアナの道上洋三が単独で進行を担当。
その他のレギュラー・準レギュラー
- 大沢悠里(当時TBSアナウンサー、リポーター)
- 本田綾子(当時TBSアナウンサー、リポーター)
- マリー・オリギン (八星占術のコーナー)
- 森川千恵子
- 吉村実子
- 高山ナツキ
- ほか
ネット局
系列は当時の系列。
放送リスト
1966年
1967年上半期
1967年下半期
1968年上半期
1968年下半期
1969年上半期
1969年下半期
1970年上半期
1970年下半期
1971年上半期
脚注
注釈
出典
参考文献
- 東京放送 著、東京放送 編『TBS50年史 資料編』東京放送、2002a。
- 東京放送 著、東京放送 編『TBS50年史 ハイブリッド検索編』(DVD-ROM&PDF)東京放送、2002b。
- 毎日新聞・朝日新聞・読売新聞縮刷版 1966年10月号 - 12月号
- 毎日新聞・朝日新聞・読売新聞縮刷版 1967年1月号 - 6月号
- 毎日新聞・朝日新聞・読売新聞縮刷版 1967年7月号 - 12月号
- 毎日新聞・朝日新聞・読売新聞縮刷版 1968年1月号 - 6月号
- 毎日新聞・朝日新聞・読売新聞縮刷版 1968年7月号 - 12月号
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