![ぼくらのパーマン ぼくらのパーマン](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
「ぼくらのパーマン」は、1967年にTBSテレビ「不二家の時間」枠で放送されたアニメ『パーマン』(第1作)の主題歌として制作された楽曲である。
メインヴォーカルはパーマン1号/須羽ミツ夫役で主演した三輪勝恵で、前番組『オバケのQ太郎』の主題歌を担当した石川進がセリフ部分で参加している。作詞は漫画『パーマン』原作者の藤子不二雄、作曲・編曲は越部信義。
本項では挿入歌「すてきなパー子」および「パーマン2号はウキャキャのキャ」についても解説する。
アニメのオープニングとエンディング兼用で1年間を通して使用され、エンディングでは時期により2番が使われることもあった。原作の旧設定当時に書かれた歌詞なので、パーマンの飛行速度は「91キロ」と歌われている。
レコードの発売は放送開始翌月の1967年5月22日で、朝日ソノラマからソノシート(M-90)としてリリースされた。同時期に日本コロムビアからも別テイクのシングル盤(SCS-23)が発売されているが、テレビ放送で使用されたのはソノラマ盤(東芝EMI『懐かしのミュージッククリップ(39) パーマン』に収録)の方のテイクである。コロムビア盤はソノラマ盤よりもイントロ部分が1小節長く、3番でミツ夫のセリフ部分がソノラマ盤では「ウキー、マイクのテスト中」なのに対しコロムビア盤は「ウキー、ただいまマイクのテスト中」とされる相違が特徴。『テレビまんが主題歌のあゆみ』を始めとするコロムビア発売の各種アルバムでは、自社の原盤が使用されている。
前作『オバケのQ太郎』で好評を博した不二家のソノシート交換キャンペーンは本作でも引き続き行われ、小学館の学年誌でも「ぼくらのパーマン」のソノシート(B面は『トッポ・ジージョ』の「トッポちゃんマーチ」)が付録になっていた。なお「不二家の時間」枠の前番組『オバケのQ太郎』(『パーマン』開始後は放送枠を移動して継続)と次番組『怪物くん』では主題歌や季節限定のエンディング曲として「オバQ音頭」や「怪物くん音頭」が作成されたが『パーマン』ではTBS版の本放送中に音頭は作られず、テレビ朝日のリメイク版放送時に「パーマン音頭」が作られている。
主演で本曲を歌唱した三輪はテレビ朝日版でも主題歌「きてよパーマン」を歌唱しており、2003年公開の映画『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン』や2004年公開の続編『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!』でも引き続き「きてよパーマン」が主題歌として使用されている。
「すてきなパー子」はソノラマ盤、コロムビア盤および他各社のソノシートに収録された挿入歌で、パーマン3号(声 - 栗葉子)のキャラクターソング。作詞および作曲・編曲は「ぼくらのパーマン」に同じ。
「パーマン2号はウキャキャのキャ」は放送後期から使用された挿入歌で、パーマン2号(声 - 大竹宏)のキャラクターソング。「ぼくらのパーマン」と同じく、セリフ部分に石川進が参加している。東芝音楽工業がドラマ「パーマン2号は社長さん」の主題歌扱いで1968年1月10日にシングル盤(TC-1088)を発売しており、ジャケット裏面には原作の旧設定およびTBS版のみ登場するパーマン5号が描かれている。
作詞は藤子不二雄、作曲は筒美京平。発売元によってタイトルに表記ゆれがあり、朝日ソノラマ発売のソノシート「パーマン2号怪獣退治!」(M-94)では「パーマン2号ウキキのキ」、ミュージック・グラフ発売の「MGテレビコミックス(7) パーマン全員集合」(F8-1)では「パーマン2号ウキャキャのキャ」とされている。
最初のアルバム収録はTBS版が放送を終了した1968年に東芝音楽工業から発売されたLPレコード『ぼくらのうた テレビのうた』第2集(TC-6302)だった。CDへの収録は多数のため、主要なものを挙げる。
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