『荒川アンダー ザ ブリッジ』(あらかわアンダー ザ ブリッジ)は、中村光による日本の漫画作品。
本項では、同漫画作品を原作とするテレビアニメ版、実写ドラマ版、その映画版についても記述する。
2004年より『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)で隔号(月1回)連載。『月刊ガンガンWING』に連載されていた『中村工房』のキャラが多数出演している。タイトルは荒川とレッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲『アンダー・ザ・ブリッジ』に由来。
作者中村光の産休に伴い、ヤングガンガン2011年16号を最後に休載していたが、2012年8号より連載再開。2019年4月時点でコミックス累計発行部数は640万部を突破している。
2015年7月3日、ヤングガンガン No.14をもって完結。
テレビ東京ほかで2010年4月から6月までテレビアニメ第1期、同年10月から12月までテレビアニメ第2期がそれぞれ放送された。また、TBS系列で2011年7月から9月まで実写ドラマが放送され、その映画版が2012年2月に公開された。
主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るべからず」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住む自称金星人のニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しとしてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」ということだった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。荒川の橋下では常識から外れた人々がたくさん住んでいた。行は「リクルート」(通称「リク」)という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らすことになる。
「声」はテレビアニメでの声優を示す。
2010年4月4日から6月27日までテレビ東京ほかで放送された。本放送終了後、系列外のびわ湖放送や鹿児島テレビでも放送された。
2009年8月9日のヤングガンガンFes.でアニメ化が発表され、同年12月発行の『ヤングガンガン』2009年24号・2010年1号の合併号で、2010年4月から放送されることが明らかにされた。2010年4号では主要キャラクターの声優の名前が本編中のキャラクターのジャージにさりげなく書きこまれているという異例の方法で発表された。
第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品。
2010年6月27日の第1期最終回放送後に第2期の製作決定が告知され、同年10月よりテレビ東京ほかにて放送された。
このアニメ終了後、2012年1月8日開始の『アクエリオンEVOL』までテレビ東京日曜深夜1時台後半枠のアニメは1年間中断となる。
2010年4月19日から12月27日までテレビアニメの放送に合わせ、Webラジオ『荒川FM』(あらかわエフエム)が音泉で隔週月曜日に配信された。全19回。
飯塚健の監督・脚本により、テレビドラマが毎日放送製作で2011年7月より9月までTBS系列を中心に放送された。またテレビドラマと同じキャスト・スタッフによる映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』が2012年2月4日から公開された。
キャッチコピーは「河童はお金じゃ買えないモノを教えてくれた。…そして僕は金星人に恋をした。」。
以下の内容は Blu-ray BOXとDVD-BOXで共通
テレビドラマ版の劇場作品でありテレビドラマと同キャスト。監督は『彩恋』の飯塚健で自ら脚本も手がける。テレビドラマは短編形式であったが、映画ではドラマチックなテーマに取り組んでいる。
キャッチコピーは「宝物はきっと、ここ(AUTB)にある――。」。
全国172スクリーンという小規模公開ながら、2012年2月4、5日の初日2日間で興収5,856万700円、動員4万2,913人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第8位となった。
原作
テレビアニメ版
テレビドラマ版
映画版
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