仮面ライダーシリーズ(かめんライダーシリーズ)は、1971年に放送された『仮面ライダー』に端を発した、石ノ森章太郎原作・東映制作による特撮テレビドラマシリーズである。
本シリーズは同一の番組ではなく、仮面ライダーの名を冠した複数の番組が、登場人物や設定を変えながらシリーズとして続けられている作品群である。1971年に始まる第1作『仮面ライダー』放映以来、数度の中断を挟みながら半世紀放映され続けている。映画やオリジナルビデオ、漫画、小説、ゲームソフト、演劇など、テレビ番組以外の媒体におけるメディアミックス展開も行われている。
漫画家の石ノ森章太郎は、その没後に制作された作品を含めて原作者とされる。生前の石ノ森は『仮面ライダー』第1作から『仮面ライダーBLACK RX』まで企画・制作に関わり、数篇の漫画も執筆している。また、映画監督を志したこともある石ノ森は、『仮面ライダー』第84話をはじめとして何度か本編の監督を務めた他、端役として出演もしている。『仮面ライダークウガ』以降は没後の作品ゆえに関与していないが、「仮面ライダー」というコンセプトに対する原作者としてその名をクレジットされている。また、平成仮面ライダーシリーズでキャラクターデザインを担当した早瀬マサトによれば、新ライダーのデザインや要素を考える過程で、石ノ森の旧作や未使用スケッチを参考にすることもあるという。
各作品の内容は、主人公などが仮面ライダーと呼ばれる戦士に変身し、怪人と総称される敵と戦うというものである。ライダー同士が戦う作品もある。同じく東映が制作している特撮ヒーロー番組である「スーパー戦隊シリーズ」と異なり、仮面ライダーシリーズは明確なフォーマットが確立していないため、テーマや演出は作品によってまちまちである。平成年間の数作品のプロデューサーを務めた白倉伸一郎は、「仮面ライダー」を成立させるための最低限の要素として、以下の3つを挙げている。
また、仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの双方で監督を務めた経験を持つ田﨑竜太は、「戦隊と比較してライダーは『個』である」「人間という集合体の中の一番はじっこにいる」「境界線ギリギリのところにいるか、あるいは踏み越えている」のように述べている。これを受けて、東京大学「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門特任研究員の筒井晴香は、「仮面ライダーとは敵となる異生物と人間との境界線上をさまよい、いずれの側にも安住できない存在である」と解釈している。
複数の仮面ライダーが登場する作品もあるため、仮面ライダーとして設定されたキャラクターの総数は2010年代には100名を超えるようになり、もはや全員に当てはまる定義を述べることが不可能な状況にある。仮面ライダーの条件の1つとして「人間以上の能力を持った戦士」であることが考えられるが、『仮面ライダーストロンガー』に登場した電波人間タックルや『仮面ライダー龍騎』のオルタナティブのように、変身する戦士であるにもかかわらず仮面ライダーとはされないものもおり、それぞれの作品に深く踏み込まないとライダーか否かの区別はつけがたい。その上であえて仮面ライダーの定義を挙げるならば、「原点である仮面ライダー1号と2号の特徴を部分的に受け継いでいる」ということになるとされる。前述のオルタナティブや『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』のゴルドラ、シルバラのように曖昧な位置づけのものは「擬似ライダー」と分類されることもある。
『マーチャンダイジングライツレポート』1976年1月号によると、『仮面ライダー』開始 - 『仮面ライダーストロンガー』終了時点までのロイヤリティーは12億円強、商品売上は小売価格で推定500億円。また、同時点でのレコード売上は400万枚を記録した。
平成仮面ライダーシリーズ開始後のキャラクター商品売上の過去最高は上半期に『仮面ライダージオウ』、下半期からは『仮面ライダーゼロワン』が放映されていた2019年度の285億円であり、過去最低は『仮面ライダー響鬼』が放映されていた2005年度の65億円である。
2020年7月1日には、初のグッズ公式ショップ「仮面ライダーストア」が東京駅一番街に開設された。
1971年に始まった仮面ライダーシリーズは、その後も常に継続して作品が公表されているわけではなく、何度かの大きな断絶と再開を繰り返しながら続いている。そのため、第1期、第2期、第3期という区分がファンによってなされている。ただし、俗称による区分であるため資料によって若干の差異があり、第1期が『ストロンガー』までというのは明確であるが、第2期についてはテレビシリーズに着目した文脈では『仮面ライダースーパー1』をもって終わりとされる一方で、シリーズ化しなかった『仮面ライダーZX』も含むとする資料もある。
本稿では便宜上、以下のように取り扱うこととする。
後述する平成ライダー、令和ライダーと対比して、上記の作品群を昭和仮面ライダーシリーズ(昭和ライダーシリーズ)と呼ぶ。厳密には『仮面ライダーBLACK RX』の放映中に日本の元号は昭和から平成へと切り替わっているが、『クウガ』以降との区別のために『J』までを含めて昭和作品として扱われている。
2000年放送開始の『仮面ライダークウガ』から2018年放送開始の『仮面ライダージオウ』までの放送作品は平成仮面ライダーシリーズ(平成ライダーシリーズ)と呼ばれる。これは先行する特撮作品群「平成ガメラ」「平成ゴジラ」「平成ウルトラマン」の流れに沿ってファンが使い始めた呼称である。2003年頃には「第4期」「新世紀仮面ライダー」とも呼ばれていたが、同じ頃には「平成ライダー」の語が現れており、その後、完全に定着した。2009年の『仮面ライダーディケイド』では「平成仮面ライダー 10th SINCE 2000」として、この名称が作品映像や公式サイト・関連玩具でも使われた。同時期には劇場作品『仮面ライダー THE FIRST』『仮面ライダー THE NEXT』、イベント的な特別番組『仮面ライダーG』、動画配信サイト向けのオリジナルコンテンツ『仮面ライダーアマゾンズ』も制作されているが、テレビシリーズではないので平成ライダーシリーズには数えられていない。
第11作『仮面ライダーW』は「平成ライダー第二章の仮面ライダー1号」というコンセプトであるため、以降は平成シリーズの第2期とされる。
『ジオウ』の放映中に日本の元号が平成から令和へ切り替わったことから、同作品が平成ライダー最終作品とされ、次作の『仮面ライダーゼロワン』は令和仮面ライダー(令和ライダー)の第1作とされた。
このように現在では年代別にシリーズが区分されているが、令和ライダー開始以前の昭和ライダー、平成ライダーという区分は制作局(前者が毎日放送、後者がテレビ朝日)による区分という意味合いもあった。また、複数回中断があった昭和ライダーと異なり平成ライダー→令和ライダーの放送期間は連続しており、令和ライダーはシリーズ史上初めて新元号の元年から始まる作品となった。
1971年、在阪準キー局・毎日放送から土曜19:30 - 20:00の時間帯での新番組の打診を受けた東映テレビ部長の渡邊亮徳が、石ノ森章太郎を原作に起用し、平山亨と阿部征司を企画に据えて制作し、NET(現:テレビ朝日)系列で放送開始したのがシリーズ第1作『仮面ライダー』である。
しかし、序盤の怪奇ムードや大人びた雰囲気は児童層からの受けが悪く、視聴率が伸び悩んだ上に主人公・本郷猛役の藤岡弘が収録中の事故で大怪我を負い、しばらく休業を余儀なくされてしまう。1クール終了を待たずして早くも番組存続の危機に陥った制作側は、「本郷はヨーロッパに転戦した」という設定にして仮面ライダー2号=一文字隼人を登場させる。同時に変身ポーズの導入や相棒・滝和也の定着、ライダーガールズの採用などの新機軸を盛り込み、明るい雰囲気のヒーロー番組に作り変えた。この狙いは大当たりで、視聴率は20%を超えるようになり、視聴者の間で変身ブームを巻き起こした。傷の癒えた藤岡が復帰したことでダブルライダーが実現すると視聴率は30%を突破し、新作劇場映画も制作された。
しかし、自らが起こした変身ブームが引き金となって同種番組が増えると、『仮面ライダー』は他作品との差別化を必要とするようになった。番組強化案として仮面ライダー3号の登場が決定し、検討の末に新シリーズ『仮面ライダーV3』が制作された。初回放送の視聴率は関西で32%というシリーズ最高記録を達成し、仮面ライダー人気は絶頂期を迎えた。しかし、第1クールこそ好調であった視聴率は次第に低下し始め、制作者は序盤の特徴である「V3二十六の秘密」のフェイドアウトや敵組織幹部の頻繁な交代などの対策に講じた。中でも結城丈二=ライダーマンの登場は終盤のドラマを盛り上げ、視聴率の回復に繋がった。
1974年頃になると変身ブームに蔭りが見え、『マジンガーZ』が火付け役となった「ロボットアニメブーム」が台頭してきた。こうした状況の中、制作者たちは番組の内容を一新することに決め、これまでにないメカニカルな魅力を備えた『仮面ライダーX』を制作。重厚なドラマや当時の日本人になじみの薄いギリシア神話やローマ神話をモチーフした怪人が仇となって視聴率が低下し、巨大幹部キングダークの登場やXライダーの強化といった要素の投入による路線変更が行われた。
スマートで流麗であった『X』の不振を受け、次作『仮面ライダーアマゾン』はその対極を目指して野獣性に満ちた異形のヒーローを登場させた。ところが、毎日放送が1975年4月に実施したネットチェンジによってNET系列からTBS系列に改編されることになり、それに伴って新シリーズの制作を要求された『アマゾン』は全24話という短さで幕を下ろすことになった。なお、この空いたNET土曜19:30 - 20:00にて開始したのが、「スーパー戦隊シリーズ」第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』である。
放送時間はそのままに、放送ネットをTBS系列に移動して放映された『仮面ライダーストロンガー』は単純明快にして明朗快活さを追求したが、視聴率の低下は止めようもなく、ついに毎日放送側はシリーズ終了の判断を下した。終盤では7人の仮面ライダー全員が集結し、最終話である第39話の予告では「仮面ライダーストロンガー最終回」ではなく「仮面ライダー最終回」と銘打たれ、4年9か月にわたって続いた仮面ライダーシリーズはいったんグランドフィナーレを迎えた。
シリーズ終了後も、幼年誌の特集や再放送の影響で新たな仮面ライダーを求める声は少なくなかった。そこでリサーチの結果、最も人気があったと判断された第1作目の『仮面ライダー』のリメイク的番組を制作することになり、1979年版の『仮面ライダー』が登場。タイトルも同じであるため、区別を必要とする時に同作品は『仮面ライダー(新)』や『スカイライダー』と呼ばれる。蓋を開けてみると視聴率は10%台半ばであり、内容の大きな修正が求められた。批判のあった飛行能力の描写は抑えがちになり、代わって歴代ライダーの客演が作品の目玉として据えられた。さらには新ライダーの投入までもが検討されたが、視聴率が上向いてきたため実現は見送られた。
その新キャラクター案を改めて主役として構成し直した作品が『仮面ライダースーパー1』である。これは制作側からも視聴者からも高い評価を得たが、放送局の都合により放映時間がそれまで金曜19:00であった関西では土曜17:00、関東では土曜7:00へとそれぞれ移動、また全国ネット枠からいずれもローカルセールス枠に移行した。この放送時間変更に伴い、番組内容も「ジュニアライダー隊」を物語の中心とした児童向けの路線に移行するも、時間変更による視聴率の低下は防ぎきれず、テレビシリーズは2度目の中断を迎える。
『スーパー1』終了を受けてファン主導で開催されたイベント「仮面ライダー復活祭」に特別ゲストとして出席した石ノ森章太郎は、その場で新ライダーの制作を公約。実際に「10号ライダー」の企画が動き出した。当初からテレビシリーズではなく児童誌でのグラビアによる展開とされており、公募による正式名称『仮面ライダーZX』の決定を経て、全13回の雑誌掲載が行われた。1984年の特別番組『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』の放送をもって、一連の企画は締めくくられた。
1987年、旧作から一新されたスタッフによって6年ぶりにテレビシリーズ『仮面ライダーBLACK』が制作された。「仮面ライダー0号」を掲げ、シリーズ原点への回帰を目指した同作品は成功を収め、同一の主人公を据えた『仮面ライダーBLACK RX』に続いた。『RX』は放映2年目ということで旧作からの継承要素にこだわらない姿勢を取り、『BLACK』から一転して意欲的かつ実験的な要素を数多く盛り込んだことで従来のイメージからかけ離れ、「メタルヒーローシリーズ」に近いコンセプトで作られたため、放映当初から賛否が分かれた。
この後、仮面ライダーのテレビシリーズはまたも休止期に入り、1992年には仮面ライダー生誕20周年記念企画としてVシネマ作品『真・仮面ライダー 序章』が制作された。タイトルからも窺えるように当初は3話もしくは5話を想定したシリーズ化を目指していたが、それ以上の展開は実現せず、東映とバンダイの提携で映画を制作するという取り決めがあったため、次の作品は劇場映画になった。1993年に公開された『仮面ライダーZO』は動員数100万人という大ヒット作となり、続編も企画されたものの、イベント的要素の強い劇場版を作るということで、翌1994年の映画は完全新作『仮面ライダーJ』となった。この3作品の総称として、「ネオライダー」が用いられることが多い。
2000年、『BLACK』のスタッフであった東映の髙寺成紀がプロデューサーとなり、テレビ朝日を制作局として11年ぶりにテレビシリーズ『仮面ライダークウガ』が制作された。「仮面ライダーは改造人間である」という旧作の基本設定の排除、変身態からのさらなるフォームチェンジの本格的導入などといった新要素を大量に取り入れ、作劇面ではヒーローと警察が緊密に連携するリアリズムや人間ドラマを追求した。変身ベルトの玩具は売れ行き好調で、商業的にも成功した『クウガ』の後番組も仮面ライダーになることが決定したが、何らかの理由で髙寺はスタッフの座に就かなかった。
以後3作品にわたって白倉伸一郎がプロデューサーを務めたため、これらを3部作と見る向きがある。共通する主題は「乱立する小さな正義とその調停」である。2001年の『仮面ライダーアギト』では当初から3人の仮面ライダーが登場し、それぞれの運命が交錯する様を描くという群像劇の手法をはじめて特撮ヒーロー番組に導入した。「イケメンヒーローブーム」が到来したのもこの頃である。視聴率は好調で『クウガ』が達成出来なかった劇場映画化も実現した。反面、前作の路線を継承して新味を欠いた玩具の売り上げは落ち込んでいる。
この時点では制作側にまだ「仮面ライダーシリーズ再開」という意識はなく、当初は『クウガ』『アギト』だけで終了という予定であったが、続く2002年の『仮面ライダー龍騎』によって平成ライダーの長期シリーズ化が決定的になる。アメリカ同時多発テロ事件の後、ヒーローの意義が問われる中で制作された『龍騎』は、13人の仮面ライダーがそれぞれの望みを叶えるために最後の1人になるまで殺し合うという、もはや「正義も悪もない」衝撃的な設定で旧作ファンの世代から強い反発を受けたものの、テーマを最後まで貫いたことで結果的に高い評価を得た。また、変身ベルトのような高額商品とカードのような安価で収集できるアイテムを組み合わせる商法は大ヒットし、以後、1作品における複数ライダー・複数アイテム制はシリーズの定番となる。
2003年の『仮面ライダー555』は、条件さえ満たせば変身ベルトを手にしたものが誰でも仮面ライダーになれるという、ここまでの平成ライダーで培われたイメージの集大成的な作品となった。
白倉3部作の終了後、平成ライダーは試行錯誤の時代に入る。2004年の『仮面ライダー剣』ではプロデューサーが日笠淳に交替したものの、ライダー同士のバトルロワイヤルや美形俳優の起用など、前作までの路線は継承された。一方、髙寺は自身が離れた後に平成ライダーシリーズが辿ったこのような傾向を疑問視しており、プロデューサーに復帰した折はライダー以外の作品を制作するつもりでいたが、結果的に「政治的な判断」からライダーが続行することになった。
こうして髙寺が復帰して制作された2005年の『仮面ライダー響鬼』は「完全新生」を宣言し、若手ではなく実績のある俳優を主演に据え、少年との交流を軸とした物語を描いた。しかしこの作風は30 - 50代の高齢層から強い支持を受けた一方で、主要視聴者である男子児童からの支持はまったく得られず、売り上げは急速に落ち込んだ。その他諸々の事情が重なり第29話でプロデューサーを解任された髙寺に代わって白倉が再登板し、脚本の井上敏樹とともに前半部分への批評的な内容を展開。作風が一変したため、その是非をめぐって視聴者間で激しい議論が交わされることになった。なお、同じ2005年には映画『仮面ライダー THE FIRST』が公開され、2007年の『仮面ライダー THE NEXT』へと続いているが、これらは平成シリーズでなく、昭和シリーズ初作(『仮面ライダー』)の流れを汲む作品である。
ヒーローの王道を目指した2006年の『仮面ライダーカブト』の後、2007年の『仮面ライダー電王』は落ち込み続きであった売り上げを一気に好調へと転じた、いわば「平成仮面ライダー中興の祖」である。主人公の外見とそこに宿る人格が頻繁に変転する設定の『電王』において、キャラクターを明示するための記号として用いられたのが声優の声である。この演出によって男性声優の女性ファンが流入したため従来とは異なる消費者層が開拓され、複数の続編映画のみならずスピンオフアニメが制作されるまでに至った。時間を行き来する列車「デンライナー」も便利なガジェットとして以後の劇場作品に度々登場している。
2008年の『仮面ライダーキバ』の後、2009年には「平成ライダー10周年企画」である『仮面ライダーディケイド』が制作された。パラレルワールドとして再構築された、それまでの平成ライダー9作品の世界を渡り歩いていく主人公の旅は、やがて昭和ライダーの元にも及び、時代を超えて全作品のキャラクターが呼び出される「オールライダー」映画への道を切り開いた。また同作品は、それまでスーパー戦隊シリーズと重なっていた改編時期をずらすために全31話で終了となった。
映像制作においては従来のフィルム撮影・全編アフレコ形式からVTR撮影・同時録音形式に移行した。『クウガ』では全編がHDTV方式によるハイビジョン撮影が行われたが、ポスプロ時に画面比率16:9の撮影素材(HDTV)の上下に黒帯が付けられた画面比率4:3の映像(SDTV、レターボックスサイズ)にダウンコンバート・変換された上で完パケ制作が行われた。映像部分が16:9の画面比率というのは2000年当時の特撮を含めた連続ドラマとしては異例であった。このようにHD撮影・SD制作方式であったため、本放送時のテロップには撮影のみハイビジョンであることを示す“ハイビジョン撮影”というテロップが表示されていた。また、HDTV素材のSDTVへの変換作業時にクオリティの劣化が起き、カットによっては通常の番組より画質が劣るということもあり、次作『アギト』ではデジタルベータカムにおけるスクイーズ収録というSD撮影・SD制作方式に変更された。『剣』まで同様の方式で行われたが、『響鬼』からポスプロ・完パケ作業も含めて完全にHD撮影・HD制作に移行した。後年、Blu-ray BOXが発売された際には、SD制作であった『クウガ』から『剣』まではアップコンバートによるHD化が実施された。
放送においては地上アナログ放送は全作品レターボックスサイズでの放送、地上デジタル放送は『555』の終盤から開始された。『555』と『剣』ではレターボックスサイズの左右に黒いサイドパネルが付いた額縁放送の状態となっていたが、HD制作に移行した『響鬼』からは16:9画角のデジタルHD放送となった。
番組の改編期は、2013年の『仮面ライダー鎧武/ガイム』から2016年の『仮面ライダーエグゼイド』が10月第1週開始であったのを除き、過半数の作品において9月第1週開始というスタイルを採用。後述の令和作品においても引き続きこのスタイルが踏襲されている。
2009年の『仮面ライダーW』は制作スタッフを入れ替え、「新たな10年」に向けて原点回帰を目指した作品である。舞台は架空の都市「風都」で、主人公はその街を愛するがゆえに悪の手から守ろうとする。以降、主人公が大きすぎる救世主願望を乗り越え小さな「ヒーローになれる空間」を獲得するまでを描いた2010年の『仮面ライダーオーズ/OOO』、学園という『W』以上に限定された空間を舞台とした2011年の『仮面ライダーフォーゼ』へと続き、大々的な正義が通用しなくなった時代において、世界を狭くすることでヒーローを成立させる傾向が指摘されている。しかし作品の内容はいずれも高品質で安定しており、商業的評価は極めて好調、『オーズ/OOO』の時点でバンダイの商品における不動の1位であったガンダムシリーズの売り上げを凌駕するに至った。
白倉は、『W』以降の流れを「スーパー戦隊シリーズのテイストで作っている仮面ライダー」と評している。「侍戦隊」や「烈車戦隊」と言うだけでモチーフから作品の内容を想起しやすいように、「探偵ドラマ」の構成要素を導入することで、視聴や作品構築が容易になったのである。また白倉は、コレクション性のあるキーアイテムの存在も『W』の「ガイアメモリ」によって確立したことを指摘している。
2012年の『仮面ライダーウィザード』は「絶望を乗り越え、希望を守るために戦う」青年を主人公としている。また、ストーリーの終盤でヒロインが退場したり、敵サイドのキャラクターが『サバト』という儀式によって東京都民に匹敵する人口を殺すのと引き換えにヒロインを蘇生させようとするなど、前作『フォーゼ』よりもやや重めの展開がなされた。
平成シリーズ15作目である2013年の『鎧武』は、『W』以降の平成第2期シリーズの定番となっていた「仮面ライダー2人体制」を改めて多人数ライダーを登場させ、同じく定番化していた「1エピソード2話完結」ではなく1年を通じて連続ドラマを描くなど、明確に平成第1期への回帰を打ち出した作品となった。
2017年秋の改編で、従来の日曜8時台前半も含めた時間帯に朝の情報番組『サンデーLIVE!!』を新設するのに伴い、その時点での現行作品である『仮面ライダービルド』は放送開始1ヶ月後に日曜9時台前半に移動となった。
2019年放送開始の『仮面ライダーゼロワン』以降の作品は令和仮面ライダー(令和ライダー)と呼ばれる。
アメリカンコミックスのヒーロー『スパイダーマン』『バットマン』は映像化される度にリブートし、その都度の時代性を織り込みつつ常に同一のキャラクターを活躍させている。これに対し、仮面ライダーシリーズは作品ごとにヒーローのモデルチェンジを行い、結果としてキャラクターが累積していく傾向にある。これは、仮面ライダー1号・本郷猛役の藤岡弘の撮影中の事故が原因の負傷による長期休養という事態に際して俳優交代という手段を取らず、新たに仮面ライダー2号・一文字隼人を登場させたため、1つの作品世界に主役格のヒーローが複数いるという構図が意図せずして造られたことに起因する。
初代『仮面ライダー』から『仮面ライダーストロンガー』までの5作品は、それぞれ別の主役を起用しているものの支援者・立花藤兵衛が一貫して登場することによって結び付けられており、しばしば先輩ライダーが「日本国外で活動していた」という設定の下で加勢に現れる。特に『ストロンガー』の終盤に集結した7人の仮面ライダーは、その後の「昭和ライダー」の共闘の定式を形作っている。
1979年の『仮面ライダー』はシリーズのリブートを試みた作品であるが、視聴者からの評判は芳しくなかった事から原点回帰という初期のコンセプトは途中で放棄され、歴代ライダーの客演で番組の人気を集める手法に移行した。次作『仮面ライダースーパー1』では支援者・谷源次郎が引き続き登場しつつもライダーの客演は劇場版のみに留められたが、雑誌展開作品『仮面ライダーZX』では積極的に客演が行われ、最後は10人ライダーが集結することで締めくくられた。
1987年の『仮面ライダーBLACK』は「仮面ライダー0号」と位置づけられた、再度リブートを図った作品である。しかしその直接の続編『仮面ライダーBLACK RX』では、番組の放映終了後も仮面ライダーブランドを維持させようという商業的要請から終盤で歴代ライダーが登場し、11人ライダーが共演する児童向け漫画作品への橋渡しが行われた。なお、『仮面ライダー世界に駆ける』では、BLACKとその進化形態であるBLACK RX、ロボライダー、バイオライダーが共演するという演出があったが、ファンサービス的な要素が強く、ストーリーの根幹に関わるものではなかった。
2000年の『仮面ライダークウガ』から始まった「平成仮面ライダーシリーズ」は、作品ごとに独立した世界観を有する。『仮面ライダーアギト』は序盤で『クウガ』の続編であることをほのめかしつつも、実際には意図的に時系列が矛盾するように設定されており共演は成立せず、『仮面ライダー龍騎』のビデオ作品には仮面ライダーアギトが登場するものの、すべては主人公の見た夢であったというオチがつく。しかし、昭和のように先輩ライダーが駆けつけるような展開はありえない代わりに、平成シリーズでは一作品に複数の仮面ライダーが登場するのが定番となったため、ヒーローキャラクターの累積性は各作品内で確保されている。このことは、全てのデータがアーカイブ化され自在に呼び出されることを前提とした、21世紀におけるヒーロー像の反映である。
本格的に作品間をまたいだ平成仮面ライダー同士の共演は2008年の『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』から始まる。しかし翌2009年の『仮面ライダーディケイド』では、そのようなイベント的演出ではなく、作品の根幹にライダーの共演が据えられている。『ディケイド』の主人公・士は、パラレルワールドとして設定されたそれまでの平成仮面ライダー9作品の世界を渡り歩いていく。そして9つの世界をめぐり終えた士は、さらに昭和仮面ライダーの世界にまで足を伸ばす。しかし劇中で描かれる過去番組の世界はシミュラークル(オリジナルではない模造品)であり、制作者である東映自身による二次創作である。しかも複雑なことに、シミュラークルである「キバの世界」の仮面ライダーとは別に前作『仮面ライダーキバ』の主人公『紅渡』や、『仮面ライダー剣』の主人公・『剣崎一真』がオリジナルキャストで登場しており、同じヒーローキャラクターの原典と二次創作が1つの番組内で混在している。ここでは、シリーズの歴史はもはや「始まりと終わりがある物語」ではなく「いつでもどこでもアクセス可能なデータベース」として解釈されている。
『ディケイド』で一区切りのついた平成仮面ライダーシリーズは、その第2期の開始として位置づけられた『仮面ライダーW』以降も作品ごとに別個の世界を展開しつつ、必要に応じて他作品の人物や事物を随時データベース的に呼び出して共演させる手法を取り入れている。たとえば『W』終盤の第47話には、次作『仮面ライダーオーズ/OOO』のキーアイテム「オーメダル」が一瞬映し出される場面があるが、これは新番組の事前告知宣伝を兼ねたサービスカットとして導入されたものであり、それ以上の意味はない。以降の作品でもこの演出を踏襲して『仮面ライダー鎧武』を除き最終回に次作の人物をカメオ出演させている。また、テレビシリーズでは互いに接点のない各作品の仮面ライダーたちも、劇場版ではあたかも地続きの場所で暮らしていたかのように出会い共演する流れになっていることが多い。監督の坂本浩一は『仮面ライダーW』以降のライダーシリーズは基本的に世界観共通と考えている。
テレビシリーズにおいてはスーパーヒーロータイム枠の成立当初より、タイトルバックと末尾のミニコーナー「スーパーヒーロータイム・エンディング」内で共演が行われていたが、番組内での共演は『仮面ライダーディケイド』が初となる。同作品では同時期に放送されていた『侍戦隊シンケンジャー』と連動したストーリーが展開され、作品・シリーズの枠を跨いでの主人公同士の競演も見られた。また2014年と2015年には「春休み合体スペシャル」と銘打たれた、各シリーズの現行作品同士による1時間枠での特番が放送され、さらに2016年以降は前出の『ディケイド』と同様、各シリーズの通常の放送スケジュールの中に共演エピソードを組み込むという形式へと移行しつつ、断続的ながらもコラボレーションを継続している。
映画作品における本格的な共演が見られるのは、平成に入ってから制作された『スーパーヒーロー大戦』シリーズである。同シリーズでは前出のスーパー戦隊シリーズの他、メタルヒーローシリーズとのコラボレーションも実現している。またこれに先んじて、昭和期に劇場公開された『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』の作中においても、V3とアマゾンが海外で悪と戦っていると言及される一幕が盛り込まれている。
『ウルトラマンVS仮面ライダー』で仮面ライダー1号とウルトラマンが共演。これがシリーズ外の作品のヒーローと実際に共演した最初の例であり、また、他社のヒーローと公式に共演した唯一の例である。
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では、本シリーズと同様に東映制作・石ノ森原作作品のヒーローであるキカイダー、キカイダー01、イナズマン、快傑ズバットと共演している。
『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』では、オーズと『暴れん坊将軍』の徳川吉宗が共演した。こちらも東映制作の時代劇作品である。
漫画版『仮面ライダーBlack』には、石ノ森章太郎が作画を手掛けた青年漫画『HOTEL』の舞台であるホテル・プラトンが登場する場面がある。
スポーツのイベントとも連動しており、2014年7月には日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)との協力により、映画『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』に現役Jリーガーが出演、同時上映作品である『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』も含めた合同キャンペーンも行われた。これについてはテレビ朝日系列のJリーグ公認番組『やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜』でも、メイキング公開とともに告知されている。
また2015年には、日本野球機構・パシフィック・リーグと協力したコラボレーション「パ・リーグ親子ヒーロープロジェクト」キャンペーンのキャラクターに起用され、仮面ライダードライブが参加6球団のそれぞれの本拠地に、また歴代ライダーも各球場1名ずつ登場してのアトラクションが行われた。
仮面ライダーは、「 - 号ライダー」「 - 人目の仮面ライダー」といった数え方されることがある。これは、第1作の『仮面ライダー』で1号と2号が登場し、『V3』も企画段階の仮称では「3号」であった流れを継承している。『V3』のサブレギュラーであるライダーマンは「4号」とされるが、『ストロンガー』に登場する電波人間タックルはこのカウントには含まれていない。『ZX』が当初「10号ライダー」として発表され、公募によって正式名称を決定したこともあり、ここまでは明確である。
事態が複雑になったのは『BLACK』と『BLACK RX』からで、両作品ではヒーローキャラクターのモデルチェンジが行われているものの、主人公は同一人物であり、能力強化に伴って姿が変わったと設定されている。よって両者をまとめて11人目とする解釈があり、児童誌では「11(イレブン)ライダー」をユニットとして活躍させる漫画が展開した。同様の解釈に基づき、『真』を経た『ZO』を13号とした資料もあるほか、『J』の予告編ではJを「14人目の改造戦士」と紹介している。
平成仮面ライダーシリーズが開始すると、1人のキャラクターが複数の姿に変化する「フォームチェンジ」や、1作品での複数の仮面ライダーの登場が一般化したほか、作品によっては1人の人間が複数の仮面ライダーに変身したり、逆に複数の人間が同じ仮面ライダーに変身したりするケースもあるため、カウントが困難になった。そこで『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』で設定の整理が行われ、ディケイドが通算で「仮面ライダー25号」または「平成ライダー10号」であるとされた。これはZXまでのカウントを継承した上で、BLACKを11号、BLACK RXを12号、真・ZO・Jを13 - 15号とし、クウガ以降は番組タイトルの主役ライダーを1体のみ、フォームチェンジを含めず数えたものである。
なお、上記のようなシリーズ全体を通しての数え方とは別に、1作品の中で主役に次ぐ地位にある仮面ライダーのことを一般的に「2号ライダー」と呼ぶ。これは主人公と表裏にあるライバルキャラクターに対しての呼称であるため、劇中に登場する順番や、設定上誕生した順番とは必ずしも一致しない。
仮面ライダーシリーズに初めて登場した変身する女性戦士は、『仮面ライダーストロンガー』の電波人間タックルである。これは「私たちも仮面ライダーごっこがしたい」という女の子たちの声を耳にした平山亨プロデューサーの発案によるものであるが、彼女が仮面ライダーとしてカウントされることはなかった。企画段階でも「女仮面ライダー」とするかギリギリまで検討が続けられたが、最終的に見送られることになった。当初デザイン画にあった「仮面ライダータックル」という書き込みも、後になって「仮面ライダー」の部分だけが消されている。
正式な初の女性仮面ライダーとされるのは『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』に登場する仮面ライダーファムである。以降、平成ライダーシリーズにおいては、仮面ライダーに変身する女性が度々登場する。しかし、それ以降はゲストとして扱われ、作品の主役あるいは準主役(2号ライダー)になった例はない。
『仮面ライダー555』『仮面ライダーキバ』は女性がライダーへの変身を試みる場面が目立って多い作品であるが、その挑戦は失敗するか、あるいは成功しても一時的なものに終わる。むしろ変身しようとして果たせない無力さを引き受け、乗り越えていくという形で彼女たちの成長を描いている。女性ライダーにはこのような「『変身願望』は乗り越えるべきもの」というパターンが多く、前述のファムも復讐心から仮面ライダーとなった結果、戦いから抜け出せず悲劇的な結末を迎える。『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の仮面ライダーキバーラ、『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』の仮面ライダーなでしこのようにポジティブな動機から変身する女性ライダーもいるが、そうした場合は男性主人公の相手役を務める劇場版ヒロインとしての色彩が濃い。しかし、キバーラは別としても、なでしこは最後に肉体を失って主人公と離別しており、女性戦士が総じて不遇な扱いであることには変わりなかった。
平成仮面ライダーが14作を過ぎると、『仮面ライダーウィザード』の仮面ライダーメイジや『仮面ライダー鎧武/ガイム』の仮面ライダーマリカのように、テレビシリーズに継続的に女性ライダーが登場するようになった。『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーポッピーはヒロイン専用の変身アイテムを使う初の女性ライダーとして登場した。
令和仮面ライダー1作目の『仮面ライダーゼロワン』で、番組開始時から登場する主要ライダーとしては初の女性ライダーである仮面ライダーバルキリーが登場した。
映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』で、シリーズ史上初の女性2号ライダーとなる仮面ライダーマジェードが登場した。
以下のシリーズ作品の本放送は大阪・毎日放送が制作し、全国ネット(『仮面ライダーアマゾン』まではNETテレビ(現:テレビ朝日)系列、『仮面ライダーストロンガー』よりTBS系列がそれぞれネット)で放送。
以下のシリーズ作品の本放送はテレビ朝日が制作し、全国ネット(テレビ朝日系列)で放送。
ヒーローショー以外の主な舞台公演。
テレビの企画との連動で描かれたものであり、原作と呼ばれることもあるが厳密には原作ではない。真の意味での原作はテレビ用の企画である。
リンクは、個別記事のみ。「Category:仮面ライダーシリーズの漫画作品」も参照。
特に表記していないものは全てバンダイナムコエンターテインメント(2006年4月から2015年3月まではバンダイナムコゲームス。また2006年3月までは旧バンダイレーベル、2008年3月までは旧バンプレストレーベル)の発売である。
開発元は記述がない限りバンダイナムコエンターテインメント(旧バンダイナムコゲームス)である。
以下、いずれも発売元はバンダイによる。「仮面ライダースナック」(仮面ライダーV3スナックなど)のみカルビー。
講談社(2005年の『仮面ライダー響鬼』のみクレジット、なお、1987年の『仮面ライダーBLACK』の掲載はない)
徳間書店
小学館(2005年の『仮面ライダー響鬼』のみクレジット)
秋田書店
講談社が仮面ライダー生誕15周年を迎えた1986年春にテレビマガジン特別編集として刊行した『仮面ライダー大全集』など、数多く発売されている。
デアゴスティーニ・ジャパンが2008年3月から2010年8月まで発売した『仮面ライダー OFFIDAL DATA FILE』では、『ディケイド』までの全てのシリーズ(『SD』を除く)のキャラクターやアイテム(バイクや武器など)、怪人、テレビシリーズ(劇場版、OV作品も含む)のエピソードなどが収録されている。当初は100号(『電王』まで)で完結の予定であったが、後に『キバ』『ディケイド』も含めたことにより125号+索引での完結となった。2014年9月、新たに「仮面ライダー OFFICIAL PERFECT FILE」(全190号+索引)を発売開始。『OFFICIAL DATA FILE』を一部流用しているが、『W』から『ドライブ』までの作品に関する情報や「OFFICIAL DATA FILE」完結後の出来事などの関連情報を追加している。
仮面ライダーが誕生するまでのスタッフの活躍と、初代ライダーから10代ライダーまでを取材したドキュメンタリー作品として『不滅のヒーロー 仮面ライダー伝説』(ソニーマガジンズ)が1999年に出版されている。また、その原作書ともいうべき仮面ライダー創造者列伝が電子書籍化されている。
放送時間は2023年9月現在。字幕放送・連動データ放送はANNフルネット局のみ実施。以前は朝日放送テレビでも、認定放送持株会社移行に伴う商号変更並びに分社化前の朝日放送時代にデータ放送を実施していなかった。
2022年現在、原則として以下の番組が放送される際は本シリーズの放送も休止となる。
2019年までは 全米オープンゴルフ(6月第3週)放送時も休止となる場合があった。日曜9時枠に移動後は、朝日放送テレビ制作の高校野球中継の全国ネット部分である開会式中継が日曜と重なる場合は全ネット局で休止となる(雨天中止の場合も関連特番が編成されるため休止)。これら以外にもオリンピックや世界水泳などといったスポーツ中継やバラエティ特番、それに緊急時の報道特別番組で休止となる場合もある。テレビ朝日系列での放送が休止の場合、同系列以外のネット局では過去の再放送、もしくは別番組に差し替える。
系列は放送当時のもの。
◎が付いているものは、ネットチェンジ後に変更となった局。系列は放送当時のもの。
テレビ放送に関しては基本的に省略した。CS放送では東映チャンネルやテレ朝チャンネル1やファミリー劇場で度々放送されている。
本シリーズで配信している作品は省略。
その他に仮面ライダーシリーズを視聴できる配信サイト。
各作品のスタッフは、それぞれの項目を参照。
テレビシリーズのみでダブルチーフプロデューサーも含む。
玩具メーカー、文房具メーカー、食品メーカー、衣料品メーカーなどがスポンサー企業として関連商品の販売を行なっている。車輌・オートバイ協力はスズキ〔昭和年間〕、HONDA〔平成年間〕が行なっている。HONDAの協力においては広告代理店「クリエイティブ・オフィス・ヤップ」が関与しており、ロードレースでのチームタイアップのコーディネートなどを行っている。
主題歌・作中楽曲は、『仮面ライダーアギト』までは日本コロムビアが発売元として参加していたが、同社が経営の悪化により本シリーズの音源制作から撤退したのに伴い、『仮面ライダー龍騎』以降はエイベックスがこれを引き継いだ。
仮面ライダー剣から仮面ライダーディケイド、仮面ライダーゴースト以降の各作品にスポンサーとして参加している大塚製薬は、作品ごとに番組内限定のCMとして、番組主演者などを起用したオロナミンCドリンクのCMを制作。
この他セブン-イレブンでは、2008年から2015年まで店舗でのスタンプラリーキャンペーンなどを実施していた。
Template:仮面ライダーシリーズに含まれるものについては、そちらを参照。
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