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トランスフォーマー


トランスフォーマー


トランスフォーマー(英: Transformers)は、タカラトミーとハズブロによって展開されているメディア・フランチャイズ。北米では1984年5月から、日本では1985年6月から発売開始された。変形ロボット玩具を基にしたアニメーション、コミック、映画で全世界的に展開されている。

概要

元々は日本国内でタカラ(現・タカラトミー)から販売されていた『ダイアクロン』や『ミクロチェンジ』シリーズの内の後期に展開した変形ロボットをアメリカのハズブロ社が業務提携し、他社の変形ロボット玩具と共に新たな設定を加えた物を『TRANSFORMERS』として販売したものが北米を中心に大ヒット。それを日本に逆輸入したものが『トランスフォーマー』シリーズである。北米ではトイボックスやトイコー、タカトクトイスといったタカラ以外の日本玩具メーカーから発売されたロボット玩具も『トランスフォーマー』として販売されており、それらの中には日本では権利の関係上未発売となった物も複数ある。

「トランスフォーマー」と呼ばれるロボット生命体が正義の「サイバトロン(AUTOBOTS)」と悪の「デストロン(DECEPTICONS)」に分かれ抗争を繰り広げるという背景設定が存在し、敵味方の多彩なキャラクターが登場する。彼らはいわゆる宇宙人であるが、地球の環境に溶け込むために擬態する能力を持っておりロボットの姿から乗り物や動物の姿に変形(トランスフォーム)することができる。

シリーズの世界設定の主軸は玩具に付属する「テックスペック」と呼ばれるキャラクター情報に置かれており、玩具シリーズが単なるアニメやコミックのキャラクターグッズに留まらない「原案」として尊重されていることもトランスフォーマーシリーズの特異性であると言われている。

シリーズ開始当初の世界観やキャラクターの設定はマーベル・コミックの編集者兼ライターだったボブ・バディアンスキーによって主に作成されており、それらはバディアンスキーが直接手掛けたコミックのみならずアニメや玩具の設定に反映されている。

映像作品

各種データは日本における日時、内容を示す。

テレビシリーズ

OVA

映画

Web配信

日本未公開・公開未定作品

その他

  • トランスフォーマー ザ・リバース(全3話)
『ザ☆ヘッドマスターズ』のLDボックス映像特典として収録。『The Transformers』第4シーズンに相当。

ゲーム作品

玩具

玩具の特徴

  • トランスフォーマーの玩具、特に初代の時期には、他社から発売されていた変形ロボットが、ハズブロより『TRANSFORMERS』シリーズとして海外で発売されていたが、権利関係で国により発売されない場合があった。日本ではスカイファイアーやオメガスプリームやスカイリンクス、イギリスではスワープやレーザーウェーブ、ドイツではバンブルやスタースクリームがそれにあたる。変わったところでは、銃規制の変化によってアメリカで販売不可能となったメガトロンの例もある(そのため『G-2』以降のメガトロンは戦車などを変形モチーフとする)。
  • 玩具は「ロボットから他のものに変形」が基本であるが、加えて多段変形、合体、一発変形など、様々なギミックを追加したシリーズが発売され、プレイバリューを広げた。これらのギミックも、前述のテックスペック同様にアニメやコミックの設定に活かされている。『G-2』以降ではボールジョイントを採用し、ロボット形態での関節部分のポーズ付けも重視された。
  • 玩具には感温印刷を利用した「シークレットエンブレム」が貼られている。通常は全体が黒色だが、指などで温めることにより地の部分が赤→緑→青へ変化し、そのキャラクターが所属する軍のエンブレムが浮かび上がる。
  • 玩具販売方式の特長に「敵側の重視」がある。戦力が拮抗するよう販売された。ライバルにあたるキャラクターが両軍にいるばかりか、初の合体兵士であるデバスターを皮切りに、電飾と電動歩行がライバルキャラより絢爛たる印象を与えるダイナザウラー や、当時としては破格の六段変形が可能なシックスショット、さらに『G-2』期初出後、幾度も流用された、組み合わせ遊びのポテンシャルが高いスモークスクリーン&ドレッドウィングなど、凝った作品を敵側に配する傾向がある 。販売的に苦戦しがちな敵側キャラクターの増強という点や、ヒーローキャラクターはイメージが固定されておりデザインのバリエーションが難しいなどの点が理由とされる。こうした傾向は、アニメ初期では「主役不在の群像劇」という形で生かされており、初代の玩具CMで使われたフレーズ「君が選ぶ、君のヒーロー! 」のとおり、視聴者が主役を決めることができる。つまり、敵役であるデストロンであっても、視聴者のヒーローなのである。

シリーズ成立以前の前史

  • ニューミクロマン ミクロチェンジシリーズ/実用ミクロチェンジシリーズ
身近なアイテムがロボットに変形するシリーズ。ガンロボワルサーP38がメガトロンに、カセットマンがサウンドウェーブなどに繋がっていく。
  • ダイアクロン カーロボット
実在する車両がロボットに変形するシリーズ。移動基地バトルコンボイがコンボイに、建設車ロボがデバスターなどに繋がっていく。
  • TRASFORMER
イタリアGIG社と提携して海外販売されたシリーズ。TF初期ラインナップとほぼ同様にミクロチェンジとカーロボットで構成されていた。
  • DIAKRON
タカラUSAによるロボットシリーズ第1弾であり、このシリーズの好セールスによりハズブロ社からのオファーに繋がる。カーロボットやガッツブロッカーなどがラインナップされていた。
  • KRONOFORM
タカラUSAによる初期トランスフォーマーに採用されなかったミクロマン&ダイアクロンをシリーズ化したもの。ダイアトレインやウォッチシリーズなどがラインナップされていた。
  • 変身戦隊トランスフォーマー
1985年正式展開前に海外版パッケージの玩具を日本国内で試験販売した際のタイトル。

他シリーズからトランスフォーマーへの転用

トランスフォーマーに初めて転用された商品および、元となるシリーズと同様のカラーリングの商品のみ記載。

ダイアクロンからの転用

ミクロチェンジからの転用

タカラ以外からの転用

トランスフォーマーから他シリーズへの転用

勇者シリーズへの転用

『勇者エクスカイザー』で発売された「左右合体 ウルトラレイカー」は元々トランスフォーマー用の商品として開発されていた。

また、シリーズ全体を通してトランスフォーマーの玩具をモチーフとした玩具未発売キャラが複数登場しているほか、未登場に終わった転用案も存在する。

ミクロマン レッドパワーズへの転用

玩具シリーズ

※映像作品が伴う玩具シリーズは省略。

日本(玩具)

アメリカ(玩具)

  • トランスフォーマー アクションマスター
  • トランスフォーマー マシンウォーズ
  • Mutant Beast Wars(動物から動物へ変形するシリーズ)
  • Transformers: Dinobots
  • トランスフォーマー オルタネイターズ(Transformers: Alternators) - 日本におけるバイナルテック&キスぷれ
  • トランスフォーマー ユニバース(Transformers Universe)
  • Beast Wars 10th Anniversary
  • Transformers: Titanium
  • トランスフォーマージェネレーションズ(Transformers: Generations) - 2010年 以下の製品も同ラインに含まれる。
    • Fall of Cybertron - 2012年 
    • Thrilling 30 - 2013年 TF30周年を記念して展開されたシリーズ。
    • コンバイナーウォーズ(Combiner Wars) - 2015年
    • タイタンズリターン(Titans Return) - 2016年
    • Alt-Modes - 2016年 1頭身キャラクターの瞬間変形ギミックアイテム

漫画作品

日本(漫画)

※雑誌掲載作品のみ。

アメリカ(漫画)

  • トランスフォーマー (マーベルコミック版)
  • トランスフォーマー (ドリームウェーブ版)
  • トランスフォーマー (IDW版)
  • トランスフォーマー (スカイバウンド版)
北米では主に上記の4つの出版社からコミック作品が発刊されている(詳細は各記事を参照)。
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アトラクション

  • トランスフォーマー・ザ・ライド3D
2011年、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールにて実写映画を題材としたアトラクションが立ち上がる。後に2012年にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに、2013年にユニバーサル・スタジオ・フロリダにも開設された。
  • トランスフォーマー ヒューマンアライアンス スペシャル
2014年より稼働しているアーケードゲーム『トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス』をベースに2015年より東京ジョイポリスで設置されたアトラクション。

その他

  • 2009年6月19日放映の『スッキリ!!』番組内のトランスフォーマーリベンジ特集で番組司会者2人がTF化デザインされた。テリー伊藤は卵焼きから変形するサイバトロン戦士「ローリングテリー(ROLLING TERRY)」に、加藤浩次は狂犬から変形するデストロン戦士「マッドコージー(MAD COZY)」にイラストデザイン化された。なお、立体化はされなかった。
  • 2012年から2014年まで、北海道旭川市『旭川冬まつり』で公式タイアップとして大雪像を製作。2012年は実写映画版オプティマスプライム、2013年はTFプライム版オプティマスプライム、2014年は誕生30周年記念として初代コンボイ(ロボット&トレーラー)を製作。
  • 2014年8月9 - 17日までパシフィコ横浜で『トランスフォーマー博 TRANSFORMERS EXPO』を開催。
  • 2018年7月29日にYouTubeで『トランスフォーマー「明治維新150周年記念コラボ」スペシャルPV』が配信された。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • タカラトミー
  • ハズブロ
  • ミクロマン
  • ダイアクロン
  • 勇者シリーズ
  • トミカ
タカラトミー合併以降、実写映画版に登場する自動車等をトミカで発売している。トミカには「ロボットには変形しません」という注意書きも追記されている。

外部リンク

  • タカラトミー トランスフォーマーオフィシャルサイト - タカラトミー公式サイト内(日本語)
  • TRANSFORMERS.COM - ハズブロ公式サイト(英語)
  • Official TRANSFORMERS Channel - ハズブロ公式YouTubeチャンネル(英語)
  • Transformers | Transformers Movie | Official Site - 実写映画版 公式サイト(英語)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: トランスフォーマー by Wikipedia (Historical)


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