体育西路駅(たいいくせいろ-えき)は、中華人民共和国広東省広州市天河区に位置する広州地下鉄1号線と3号線の駅である。
体育西路駅は地下三層からなり、地下一階がコンコース、地下二階が1号線のホーム階、地下三階が3号線のホーム階である。
1号線は島式ホーム1面2線で、天河南一路の地下にある。
3号線は島式ホーム2面3線で、体育西路の地下にある。西側の線路(3号のりば)は番禺広場行きの他、平日朝ラッシュ時は大石行き区間列車が発車する。東側の線路(4号のりば)は天河バスターミナル行きの他、番禺広場方面から直通する機場北行きが発車する。中央の線路(5号のりばと6号のりば)は機場北機場北 - 体育西路間の系統が折返し運転を行う。中央の線路はホームが両側にあり、列車は両側のドアを同時に開閉するため、番禺広場行きと天河バスターミナル行きの双方に対面乗り換えが可能である。
この他、中央の線路の南側に留置線がある。本線と支線は当駅の北側で分岐するが、支線(天河バスターミナル方向)から中央の線路に直接進入することはできない。3号線のホームは乗降客が過大であり、警備員がホームの状況を確認するために、3号線の各ホームに警備員の監視台が設置されている。
2018年の一日平均乗車人員は549,500人であり、広州地下鉄で最も利用客数が多い駅である。この値は乗換人員を含めた乗車人員であるが、乗車人員は東京の高田馬場駅より多く、大手町駅に匹敵する。
体育西路駅は1号線、3号線と3号線支線の重要な乗換駅であり、毎日の朝夕ラッシュ時は大勢の乗換客が利用する。なおかつ、体育西路駅は天河城を中心とした「天河路商圏」にあり、付近は六運小区、育蕾小区等の住宅地のほか、多くのオフィスビルが立ち並ぶ。また、周辺のショッピングセンターと地下街が駅に接続しており、終日にわたって大量の乗客が当駅を利用する。コンコースとホームは朝から晩まで混み合うが、ピーク時や休日は更に混み合い、広州地下鉄の駅で最も混雑する駅である。
ラッシュ時は当駅で乗換える際に列車を2本以上見送ることが常態化しており、3号線の状況は特に深刻である。駅は毎日入場規制を実施する必要に迫られている。
現時点で、体育西路駅は7箇所の出入口があり、1号線と3号線のコンコースにそれぞれ分布している。E出入口は天河又一城の地下街、C出入口は天河城にあるイオン天河城店に直結する。
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