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ちびっこものまね紅白歌合戦


ちびっこものまね紅白歌合戦


ちびっこものまね紅白歌合戦』(ちびっこものまねこうはくうたがっせん)は、1974年から1984年までNET→テレビ朝日系列で放送された特別番組(視聴者参加型音楽バラエティ番組)である。全18回。

概要

日本全国(稀に外国)から参加した一般の子供が男女別に分かれ、『NHK紅白歌合戦』(以降『NHK版』と略記)形式で歌まねを披露する番組。合間には子供による踊りやコントなどの応援パフォーマンスや、「応援歌手」による持ち歌披露、そしてテレビ朝日番組(主に子供向け)の人気キャラクターが応援役で出演するという趣向もある。

渡辺プロ番組『ビッグスペシャル』(以降『BSP』)の一企画としてスタート、この後NHK版と同じ年末特番や、春夏の特番として放送するが、1977年限りで春大会は廃止、翌1978年限りで夏大会も廃止して、冬大会1回だけの開催となる。また放送枠は、1975年までは『BSP』などを放送したテレビ朝日月曜20時台渡辺プロ制作枠を拡大するかたちで、月曜日に放送していたが、1976年4月より『水曜スペシャル』(以降『水SP』)開始に伴い、春夏大会を『水SP』に移動、冬大会は引き続き月曜で放送した。その後1979年より冬大会に統一後は春夏大会の廃止、および同年4月よりテレ朝月曜20時台渡辺プロ制作枠が廃止されたため、冬大会を『水SP』に移動して継続した。

放送リスト

出演者

総合司会

  • 土居まさる(1974年)
  • 玉置宏(1975年以降)
※1974年冬大会は、月曜19:30のに土居司会の『ほんものは誰だ!』(日本テレビ)が存在するため、土居は20時以降の「第2部」を担当、第1部は紅組キャプテンの児島美ゆきとエバが兼任した。

紅組キャプテン

  • 児島美ゆき
  • エバ
  • 海原千里・万里
  • 研ナオコ
  • 黒沢洋子
  • 安西マリア
  • 林寛子
  • 明石直子
  • 鶴間エリ - 「バックアップ軍団」が応援に来た時は、同軍団長「ミスベンジャミン」として二役出演。
  • チェリッシュ - 姉妹番組『全日本選抜ちびっこものまね歌合戦!』の司会者。
  • 山田邦子
  • 高見知佳
  • 石野真子

ほか

白組キャプテン

  • あのねのね
  • 車だん吉
  • 青空球児・好児
  • 宮内恒雄
  • みのもんた
  • 小松政夫
  • 片岡鶴太郎
  • 古舘伊知郎(当時:テレビ朝日アナウンサー)
  • レオナルド熊

ほか

ゲスト審査員

審査員は「歌謡界」・「テレビ朝日上層部」・「俳優または女優」・「スポーツ選手」で構成している。

  • 服部良一(初代審査委員長)
  • 中島力(2代目審査委員長。当時:テレビ朝日制作局長)
  • 奈良井仁一(当時:テレビ朝日制作局次長) - 副委員長的な存在で、「優勝旗返還」や「優勝旗授与」の場面で出るのが多い。
  • 石森章太郎(後の石ノ森章太郎)
  • 南田洋子
  • 萩本欽一
  • 柴田勲(当時:読売ジャイアンツ外野手)
  • ザ・ドリフターズ(特別審査員)
  • 尾崎将司
  • 日色ともゑ
  • ジェリー藤尾・藤尾友子 - 白組キャプテンも担当した。
  • 近江俊郎
  • 村田英雄(特別審査員)

ほか

応援歌手

  • 天地真理
  • 南沙織
  • 森進一
  • 水前寺清子
  • フィンガー5
  • ずうとるび
  • キャンディーズ
  • 細川たかし
  • 小柳ルミ子 - 紅組キャプテンも担当。
  • 岡田奈々
  • 森田つぐみ
  • あいざき進也
  • ピンク・レディー
  • 大場久美子
  • 渡真介
  • 堀江美都子
  • 石川ひとみ
  • 田原俊彦
  • 河合奈保子
  • シブがき隊
  • 岩崎宏美

ほか

応援キャラクター

  • コンドールマン(『正義のシンボル コンドールマン』より)
  • デンセンマン(『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』より。声:堀勝之祐) - 出場した子供や、子供が扮した「電線軍団」と共に、『電線音頭』を歌って踊る。後年1992年放送のNHK版「第43回」にも応援出演、2つの紅白に出演となった。
  • ジルディ・マンボツイスト・バンプ(同上)
  • バックアップ軍団(同上)
  • ガンちゃん(『ロボット110番』より。声:野沢雅子)
  • ケイくん(同上。声:小原乃梨子)
  • 小森チックル(『魔女っ子チックル』より。声:吉田理保子)
  • ドラえもん(『ドラえもん』より。声:大山のぶ代)
  • 初代・桜間長太郎(『俺はあばれはっちゃく』より。演:吉田友紀)
  • スパンク(『おはよう!スパンク』より。声:つかせのりこ)
  • ガンダム(『機動戦士ガンダム』より)
  • 科学戦隊ダイナマン(『科学戦隊ダイナマン』より)
  • 超電子バイオマン(『超電子バイオマン』より)
  • ゴジラ(『ゴジラ』(1984年版)より)

ほか

「オペレータールーム」レポーター

「オペレータールーム」とは、本戦が終了後に審査員が審査をするための別室。

  • ありま双兵
  • 秋山武史

演奏

  • スマイリー小原とスカイライナーズ(紅組)
  • 豊岡豊とスゥィングフェイス(白組)

踊り

  • スクールメイツ
  • スクールメイツブラザーズ

番組の流れ

オープニング

  1. 真っ暗なステージの中、バンドのファンファーレと同時に赤と青(白組をイメージ)のライトが回り、ステージのライトが点灯、総合司会がタイトルコールをすると、テーマ曲と共に会場後ろ側から両軍が「プラカード旗手」「キャプテン」「出場子供」(担当歌手のプラカードを持つ)の順番で入場し、ステージに上がる。
  2. 総合司会が入場すると、まず前回優勝したチームのキャプテン代表が、『見よ勇者は帰る』(作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル)と共に優勝旗を審査員に返還、その後は両軍キャプテンによる選手宣誓となる。宣誓文はNHK版と似ており、(紅白)「宣誓!!」(紅)「私たちはアーティスト精神とちびっこものまねシップに則って」(白)「敵をノックアウトするまで正々堂々と戦う事を誓います!!」(紅)「紅組代表○○!!」(白)「白組代表○○!!」となる。
  3. 次はゲスト審査員の紹介で、ステージや画面右に映っている審査員から一人ずつ紹介、まず総合司会が「○○さんです」と紹介すると、バンド演奏による「ジャーン!」の直後に審査員が一言挨拶、これを繰り返して、最後の審査委員長紹介が終わると、バンドによるファンファーレが鳴って終わる(「ジャーン」と挨拶が入れ替わる時期もあり)。
  4. そして観客から選ばれた「一般審査員」(100名)と、「『オペレータールーム』レポーター」を紹介(「場内応援」を紹介する時もあり)して終わり。

対戦

  1. まず先行側の子供が歌い、続いて後攻側の子供が歌う。なお先攻後攻決めはNHK版同様、予め抽選で決めておく。
  2. 2・3戦終わったら一旦中断し、まず両軍の担当バンドを紹介、続いて両軍の応援パフォーマンスや、応援歌手による持ち歌の披露となる。その後対戦を再開する。
  3. 前半が終わったら、「中間発表」として現在までの得点を発表、その後は攻守交代となる。そして前半同様の展開となるが、テレ朝人気キャラクターの応援出場はこの時が多い。また「トリ」の時はNHK版同様、全出場者がトリの周りに集まって応援役となる。
  4. 全ての対戦が終わったら、審査員はレポーターに連れられてオペレータールームに移動し、審査を始める。その間には応援歌手の持ち歌披露となる。

エンディング

  1. 全員がステージに集まったところで、ドラムロールと共に、審査委員長が優勝チームを口頭で発表、『見よ勇者は帰る』と共に優勝チームキャプテンには、審査員から優勝旗と大型トロフィー、一方の負けチームキャプテンには中型トロフィーがそれぞれ贈られる。
  2. 審査委員長による寸評が述べられた後、全員で歌を歌って終りになる。なお時期によっては、「病気や交通事故に気をつけよう」・「お父さんやお母さんの言う事を聞こう」などといった、スタッフによるメッセージボードが映される時がある。

番組テーマ曲

  • オープニングはNHK版でも入場の際に使用されたドイツ民謡『ステイン・ソング』。
  • エンディングは、前期までは放送時期に合う童謡(例:夏大会では『われは海の子』)を歌っていたが、後期からは番組オリジナルソング『まねまね音頭』を使用、1パートと3パートは普通の音頭だが、2パートには子供の歌まねで『情熱の嵐』(西城秀樹)や『ひと夏の経験』(山口百恵)などの曲が挿入されているという珍曲。

収録場所

主に東京都の公会堂を使用しての公開番組で、次の場所で収録が行われた。

  • 中野サンプラザ(1974年)
  • 郵便貯金ホール(後のメルパルク東京)(1975年夏・1976年冬)
  • 渋谷公会堂(1976年冬。後述の『NTV紅白歌のベストテン』の会場でもある)
  • 荒川区民会館(1977年全て・1978年夏)
  • 調布市グリーンホール(1978年冬)
  • 日本青年館(1979年)
  • 戸田市文化会館(1981年。珍しい東京以外の公会堂)

ほか

エピソード

  • 冬大会が月曜日時代だった時期では、日本テレビ月曜20:00の『紅白歌のベストテン』の年末企画「あなたが選ぶ紅白歌合戦」が放送、2局で紅白ものが放送されていた。

スタッフ

第10回(1977年冬大会)
  • 監修:塚田茂
  • 構成:松岡孝
  • 音楽:東海林修
  • 技術:柳原茂
  • カメラ:近藤弘志
  • 音声:沖田良一
  • 照明:五十嵐和昭
  • カラー調整:柳田正憲
  • 音響効果:新井和治
  • 美術進行:佐藤隆男
  • 美術デザイン:梢健児
  • 制作担当:ダニーすがの、小松健容
  • ディレクター:中村延義
  • 制作協力:東通
  • 演出:皇達也
  • プロデューサー:増田道夫(渡辺プロダクション)
  • 企画制作:渡辺プロダクション

脚注

関連項目

  • NHK紅白歌合戦
  • ビッグスペシャル
  • 水曜スペシャル
  • 全日本選抜ちびっこものまね歌合戦! - 姉妹番組。
  • 日曜ビッグスペシャル(テレビ東京) - 『全日本ちびっこ歌まね大賞』という同系列番組を放送。
  • 森口博子 - 幼少時に参加した事があり。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ちびっこものまね紅白歌合戦 by Wikipedia (Historical)