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富士通フロンティアーズ


富士通フロンティアーズ


富士通フロンティアーズ(ふじつうフロンティアーズ、英: Fujitsu Frontiers)は、日本の神奈川県川崎市に本拠地を置くアメリカンフットボールの実業団チーム。Xリーグ1部のX1 Superに所属。

概要

1985年に創部し、翌1986年から当時の社会人リーグ(現Xリーグ)に加盟した。愛称のフロンティアーズは「日本のアメリカンフットボール界の開拓者となる」という意味から命名された。チームカラーはレッドとブラック。

創部から3年後には、当時の社会人1部リーグに昇格。1992年には初のブロック優勝を果たした。2000年以降はパールボウル優勝3回。2013年にから2022年まで、全シーズンリーグ決勝戦に出場。このうち2014年には当時の決勝戦のジャパンエックスボウルで初優勝、2019年にはリーグ史上最多タイの4連覇を達成した。

ホームタウンは神奈川県川崎市であり、2007年に川崎市で開催されるアメリカンフットボール・ワールドカップを前に、2006年7月11日に川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーに認定された。ホームゲームはおもに川崎市川崎区の富士通スタジアム川崎(旧:川崎球場)で、練習は富士通川崎グラウンド(高津区)で行っている。

歴史

富士通フロンティアーズは、1984年に富士通(川崎市中原区)の社員有志が集まって同好会が発足され、翌年の1985年3月に創部した。創部翌年の1986年に日本社会人アメリカンフットボール協会に加盟した。

日本社会人リーグ時代

日本社会人リーグに加盟後翌年の1987年、2部の春季リーグ・秋季リーグで優勝。秋季リーグは全勝であり、その後入替戦にも勝利し、社会人リーグ1部に昇格し、一気に強豪の仲間入りを果たす。

1992年、春季リーグ決勝戦のパールボウルで準優勝。秋季リーグではブロック優勝を果たす。

1993年と1994年にはパールボウルに2年連続出場。両年とも準優勝であった。

Xリーグ設立後

1996年より、日本社会人リーグはXリーグに名称を変更し、リーグを再編成した。

2007年の秋季リーグ戦で5年ぶりのディビジョン優勝を遂げ、プレーオフでも前年度覇者のオンワードスカイラークスを撃破、ジャパンXボウルまで勝ち上がった。

3ステージ制時代

2009年よりXリーグはリーグ編成を変更し、リーグ全体の試合を3ステージに分ける変更を行った。リーグ編成変更の初年度にジャパンXボウルへ出場。鹿島ディアーズに敗れて準優勝であった。

2010年には春季パールボウルで優勝。

2011年と2013年のジャパンXボウルでは決勝に進出したが、いずれもオービックシーガルズに敗れて準優勝。

2014年、ジャパンXボウルを初制覇し、その後のライスボウルも関西学院大学ファイターズを倒して初制覇を成し遂げた。

Super9時代

2016年より、リーグ編成が変更。フロンティアーズは上位ディビジョンのSuper9に所属した。この年に2回目のジャパンXボウル制覇し、ライスボウルも関西学院大学ファイターズを倒して2回目の制覇を成し遂げた。

2017年より、富士通陸上競技部を引退した柏原竜二がチームマネージャーに、塚原直貴がランニングコーチにそれぞれ就任した。2017年度は、3回目のジャパンXボウル制覇し、ライスボウルも日本大学フェニックスを倒して3回目の制覇を成し遂げた。

2018年はリーグ戦を6戦全勝すると、2年連続で同じ顔合わせとなったIBMビッグブルーとのジャパンXボウルでも35-18で勝利した。ライスボウルも関西学院大学に52-17で勝利し、球団史上初のジャパンXボウル、ライスボウル共に3連覇を達成した。

X1 Super

2019年より、リーグ編成が変更。新しく設立されたX1Superに所属した。リーグ戦7戦を全勝し、ジャパンXボウルでパナソニックに28-26で勝利し、Xボウル4連覇を達成した。また、ライスボウルも4連覇を達成した。

2020年は新型コロナウイルスによる短縮日程の影響でX1 SUPERが2つのブロックに分けられ、富士通はエレコム神戸ファイニーズ・IBMビッグブルー・ノジマ相模原ライズと共にAブロックに所属。ブロックでのリーグ戦は3戦全勝を達成するも、Bブロック代表のオービックシーガルズと対戦したジャパンXボウルでは7-13で敗れXボウル5連覇とはならなかった。

2021年は2年ぶりに行われた総当たりのリーグ戦を6勝1敗の成績で2位通過した。レギュラーシーズンでの敗戦はパナソニック戦で、2017年シーズンに同じくパナソニックに敗戦してから、実に4年ぶりの敗戦であった。ポストシーズンではセミファイナルでオービック、決勝のライスボウルにてリーグ戦で唯一敗れたパナソニックに勝利し、王座奪回を果たした。

2022年より、X1 Superの対戦方式に変更があり、12チーム2ブロック制となった。レギュラーシーズンを全勝でブロック1位通過。ポストシーズンではアサヒビールシルバースターとエレコム神戸ファイニーズを破ってライスボウルへ進出。同じくレギュラーシーズン全勝のパナソニック インパルスを相手に、接戦の末29-21で勝利し、2年連続のチャンピオンとなった。

2023年はレギュラーシーズンを全勝でブロック1位通過。ライスボールトーナメントでは、東京ガスクリエイターズとオービックシーガルズを破ってライスボウルへ進出。前年と同様にパナソニック インパルスが相手となったが、接戦の末16-10で勝利した。

文化

マスコット

チームの公式マスコットはフロンティー。知性・強さ・速さを持つ「狼」をモチーフにしたキャラクターである。背番号は00。

チアリーダー

富士通のチアリーディングチームとして、『フロンティアレッツ』が活動している。メンバーには、俳優の土屋太鳳・神葉姉弟の姉で2015年度に富士通に入社(2018年度末退社)した土屋炎伽(つちや・ほのか)が2019年度末まで所属していた。(現所属は、X2・ブルーサンダース)。

タイトル

社会人リーグ

東京スーパーボウル(1987年~2002年)
  • 優勝:なし
  • 準優勝:なし
ジャパンXボウル(2003年~2020年)
  • 優勝:5回(2014, 2016-2019)
  • 準優勝:6回(2007, 2009, 2011, 2013, 2015, 2020)
ライスボウル(2021年~)
  • 優勝:3回(2021-2023)
  • 準優勝:0回
()内はシーズン年度

社会人VS学生大会

ライスボウル(~2021年)
  • 優勝:5回(2015, 2017-2020)
  • 準優勝:なし
()内はライスボウル開催年

成績

秋季リーグ戦成績

1997年-2008年(2ステージ制)

2009年-2015年(3ステージ制)

2016年-2018年(2ステージ制)

2019年-現在(Super・Area制)

※2022年からはX1 SuperがDiv.AとDiv.Bの2ディビジョンに分かれて実施。

歴代ヘッドコーチ

スタッフ

  • 2023年1月更新

出典

関連項目

  • 川崎フロンターレ - 富士通が出資するJリーグクラブ。マスコットキャラクターのふろん太がフロンティアーズの試合の際に応援来場することもある。
  • NHKでNFLなどの解説を務める輿亮はフロンティアーズの副部長を2019年3月まで勤め、現在はアドバイザーである。

外部リンク

  • 富士通フロンティアーズ - 公式ウェブサイト
  • 富士通フロンティアーズ (ffrontiers) - Facebook
  • 富士通フロンティアーズ (@fujitsu_amefoot) - Instagram
  • 富士通フロンティアーズ (@Fujitsu_AmeFoot) - X(旧Twitter)
  • 富士通フロンティアーズ - YouTubeチャンネル

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 富士通フロンティアーズ by Wikipedia (Historical)