浅沼 晋太郎(あさぬま しんたろう、1976年1月5日 - )は、日本の脚本家、演出家、俳優、声優、コピーライター、デザイナー。
岩手県盛岡市出身。ダンデライオン所属。
仙台育英学園高等学校特別進学コース卒業、多摩美術大学美術学部二部芸術学科映像コース卒業。
祖母は日本舞踊の家元。幼い頃から日本舞踊を習っていたこともあり、人前に立つことには抵抗がなかったが、特に演じたいという欲もなかった。
当時は岩手県盛岡市映画館通りに映画館が10館以上も並んでおり、色々映画を2本立てで観ていた。映画館に行くと必ずパンフレットを買うという習慣があった。これまでに集めたパンフレットを年代順に並べていたところ、一番古いものが2歳の時に上映されていた『スーパーマン』だった。
大学卒業時、劇団を立ち上げた先輩に座付き作家として誘われたことがきっかけで、2000年、卒業生で劇団PASS IT CREWを立ち上げ演劇活動をスタート。2003年にTOON BULLETS!を結成し2005年まで6公演を行う。2006年に解散。2007年よりエンターテイメント・ユニットを標榜するbpmを仲間と立ち上げ、現在まで定期公演を行っており、全公演の脚本・演出を担当する。
演劇活動の傍ら、映画監督志向であったことからラジオドラマやイベントやゲーム、2.5次元舞台などの外部公演の脚本・演出、テレビCMのコピーライトなどを手がける。劇団解散後、自暴自棄になり、地元の盛岡に帰って、芝居とは関係のない仕事をしようと考えていた。その時に脚本家として関わったことのあったキャスティング会社の人物が来て、「ボイスサンプルを録らせてくれ」と誘われて、1年に1回か半年に1回ぐらいの頻度でナレーションの仕事が入ってきてた。ある日、「アニメのオーディションも受けてみないか」と言われ、当初は「受かる」と思ってないため、「受けられるものはやります」と答えていた。
7回目くらいのオーディションの時の2006年に、テレビアニメ『ゼーガペイン』のオーディションに合格し、声優として本格的に活動を始める。当時は7回のオーディションが全て同じ音響制作会社だった。その後、音響監督に聞いていたところ、1回目のオーディションを受けた時に「なんかコイツ面白い」と思ってもらえたようで、浅沼ともう一人で競っていたという。そこで落選したが、「でも面白かったから次も呼んでみよう」というところからオーディションの話が続いていたようだった。『ゼーガペイン』に合格していなかったら、前述の通り、芝居を全部やめて実家に帰ろうとしてたタイミングだったという。2007年10月から2012年6月まで大沢事務所に所属した。2012年7月1日(公式発表は10月1日)に新設事務所のダンデライオンに移籍。
2015年から2016年にかけてのわずかな期間だが婚姻歴があった。
2019年、第13回声優アワードにて、ヒプノシスマイクとして歌唱賞を受賞。
2020年4月21日、主演作である『啄木鳥探偵處』(ファミリー劇場「ビジュアルコメンタリーおしゃべり探偵處」2話)にて、自身が演じている石川啄木は浅沼の母方の遠縁の血筋であること、またアニメ内での相棒である金田一京助の親族と浅沼の親族同士が姻戚関係であったことを明らかにしている。
水樹奈々やスフィアのメンバーとは声優として度々共演している縁から、ライブでの寸劇コーナーなどでの脚本・演出を何度か引き受けている。また声優デビュー以来の仲である花澤香菜から請われて、ドラマCDの脚本や楽曲の作詞を手がけている。
テレビCMやプラネタリウムの案内役などナレーションも数多く担当している。
スーパー戦隊シリーズは『太陽戦隊サンバルカン』や『大戦隊ゴーグルファイブ』を幼少期に観ていたという。
学生時代は『特捜ロボ ジャンパーソン』などのヒーローショーにアルバイトで出演していたといい、ジャンパーソンを演じていたという。
座右の銘は「誉められたくて生まれて来ました」。
※はインターネット配信。
太字はメインキャラクター。
※はインターネット配信。
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