『火曜時代劇』(かようじだいげき)は、2006年4月18日から2007年9月11日まで火曜 19:00 - 19:54 (日本標準時)に設けられていたテレビ朝日製作の時代劇放送枠である。同局の『月曜時代劇』の移動により開始された。
テレビ朝日の時代劇枠は、1999年4月から2001年9月の間、木曜19時台に設けられていた(それ以前は土曜20時台。かつては別に木曜20時台にも時代劇枠が設けられていたが1998年12月に廃枠)。2001年10月から月曜19時台に移動した。2006年4月に火曜19時台のバラエティ枠と交換となり、この時代劇枠は火曜19時に移行した。枠移動後の第1作は『名奉行! 大岡越前』第2シリーズである。なお、枠移動後の月曜19時枠は『月バラ!』となった。
テレビ朝日火曜19:00の時代劇は1時間枠としてはこれが初であるが、30分枠としての歴史はきわめて古く、1959年2月に日本教育テレビ(NETテレビ)として開局した後すぐに始まった『風小僧』と次作『白馬童子』、そして1961年 - 1962年放送の『新諸国物語 紅孔雀』と続いたが、1963年10月 - 1964年4月放送の『丹下左膳』(大村崑主演版。当時ネットの毎日放送制作)を最後に途絶えており、42年ぶりの復活であった(テレビ朝日への社名変更後や腸捻転の解消後としては初)。
テレビ朝日と東映との強いラインを生かし、中断期を挟まずに時代劇を放送していた。フジテレビの『火曜時代劇』廃枠後の2004年4月から2006年9月までは民放キー局唯一のレギュラー時代劇枠となったが、2006年10月にテレビ東京が金曜20時台に時代劇枠を設けたため、民放キー局のレギュラー時代劇枠は2本となった。作品は原則として1クール単位の制作となっていた。かつての時代劇の名作のリメイクも制作されていた。
2007年2月、テレビ朝日は1959年2月の開局時から48年続いたレギュラー時代劇枠を、松方弘樹主演『素浪人 月影兵庫』をもって終了すると表明した。以後は2時間枠の時代劇を年6本程度制作・放送する見込みであったが、2010年2月20日放送の『樅の木は残った』(田村正和主演版・東映共同制作)を最後に事実上休止し、2014年に『金曜ナイトドラマ』枠で前年1月期に1クールで放送された『信長のシェフ』の第2シリーズが、木曜20時枠で約15年ぶりに放送されたのが、テレビ朝日、東映の共同制作時代劇の最新である。
なお、テレビ朝日系列としては、2009年には1年3か月ぶりに金9枠で時代劇『必殺仕事人2009』(朝日放送との共同制作)が半年間放送された。
なお、ABCと松竹の共同制作による東山紀之主演の『必殺仕事人』シリーズは、2012年以降年1回のペースで継続されている。
2023年の時間帯は『家事ヤロウ!!!』というバラエティ番組枠が放送されている。
2006年9月までは、ネット局の一部で以下の扱いを受けていた。同年10月からは、『月バラ』枠がこの扱いを受けている。
本項では、先述した本枠終了と入れ替わりで制作される「(東映制作の)年6本放送のスペシャル時代劇」および、その前身となった作品を記述する。
以上が前身にあたる。
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