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斎藤栄三郎


斎藤栄三郎


斎藤 栄三郎(齋藤 榮三郎、さいとう えいざぶろう、1913年6月19日 - 2000年7月9日)は、日本の政治家。自由民主党参議院議員、経済評論家。東京出身。早稲田大学商学部卒業。商学博士、法学博士、文学博士。

来歴・人物

1931年、旧制日本大学中学校(現在の日本大学第一高等学校)卒業。1936年早稲田大学商学部卒業後、日本経済新聞社に入社。上海支局長、シンガポール支局長などを歴任した。

1949年には「一九四一~五年に於ける日本経済の実証的研究」にり早稲田大学から商学博士、1959年には「賠償の実証的研究」により中央大学から法学博士、1965年には「イスラムの社会思想」により東洋大学から文学博士を、それぞれ論文博士として取得した。

立正大学教授、NHK解説委員を経て、フリーの経済評論家となり、TBSの『時事放談』などに出演。1974年、第10回参議院議員通常選挙に全国区から自民党公認で出馬し初当選。1992年に引退するまで3期務めた。労働政務次官、参議院商工委員長を経て1989年8月から1990年2月まで第1次海部内閣の科学技術庁長官を務めた。

1984年に日本経済通信社から上梓した『世界を動かすユダヤパワーの秘密』は、いわゆるユダヤ陰謀論に基づく書物であり、反ユダヤ本として米国のユダヤ人団体から抗議を受けた。

科学技術庁長官に任命された際、閣僚名簿読み上げ後の記者会見で、六ヶ所再処理工場の計画に関して、「六ヶ所村の件ですが」と聞かれると、「それはどこだ」と聞き返した。数年後、ニュースステーションで久米宏に、このときの発言を揶揄されたこともあった。

1990年秋の叙勲で勲一等瑞宝章。

2000年7月9日、腎不全のため神奈川県川崎市の小田切病院で死去、87歳没。死没日をもって従三位に叙される。

趣味として尺八をやられ演奏会にまで出る、腕を持っておられる人でした。

息子の斎藤元一は政治学者で、国士舘大学教授。

著書

  • 金はどうなるか(日本経済通信社 1981年)
  • ソ連・東欧に何が起きているか(日本経済通信社 1982年)
  • 曲がり角にきた選挙(日本経済通信社 1982年)
  • 悪魔の世界戦争史 (上)(日本経済通信社 1982年)
  • アメリカの金本位制復帰で日本経済はどうなるか(日本経済通信社 1982年)
  • 宰相中曽根康弘の思想と行動(日本経済通信社 1983年)
  • これから賢くお金をふやす方法(日本経済通信社 1983年)
  • 人間における法華経の研究(日本経済通信社 1983年)
  • 中曽根首相のイメージが一変する本(日本経済通信社 1983年)
  • 西欧に学ぶ日本の未来(日本経済通信社 1983年)
  • 世界を動かすユダヤパワーの秘密(日本経済通信社 1984年)
  • 新・宗教社会学のすすめ(日本経済通信社 1984年)
  • 政治家語録の読み方(日本経済通信社 1985年)
  • 高齢化社会を乗り切るには?―北欧先進福祉国家を訪ねて(通産新報社 1986年)
  • 明日のアフリカ(ヒューマン・ドキュメント社 1987年)
  • 定家 明月記と私(ヒューマン・ドキュメント社 1987年)
  • 尺八―三曲の世界(ヒューマン・ドキュメント社 1988年)
  • 外国からきた新語辞典(集英社 1989年)
  • 私の経済履歴書(読売新聞社 1991年)
  • 政治改革の原点―政界汚職百年史(北風書房 1992年)
  • 明日への日本経済―市場経済と世界不況の出口(北風書房 1992年)
  • 選挙制度の研究(巌南堂書店 1994年)
  • 死生一如―人生に幕を引く心の準備(河出書房新社 1995年)
  • 現代政治の論究―選挙制度に関する資料と分析(河出書房新社 1996年)
  • 歌舞伎へようこそ(河出書房新社 1996年)
  • 人生は一回、楽しく年をとれ!―熟年世代からの心のやすらぎを得るために あなたの老後のための指針(日新報道 1999年)

出典


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 斎藤栄三郎 by Wikipedia (Historical)