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泥岩


泥岩


泥岩(でいがん、英: mudstone)は、その主要な構成物質の粒の大きさが116mm以下のもの(泥)でできている一般的な堆積岩の一種。海底や湖沼底などに堆積した泥(シルト・粘土)が、脱水固結して岩石となったものである。

主に粘土鉱物からなり、有機物を含むことも多い。

いろいろな泥岩

泥岩は、粒径により、さらにシルト岩(しるとがん、siltstone)と粘土岩(ねんどがん、claystone)に細分できる。粒径の境界は 1/256 mmであり、それより粗粒なのがシルト岩、細粒なのが粘土岩である。

一般に剥離性に乏しく塊状に割れる。特に、剥離性を示す場合は頁岩と呼んで区別することが多い。変成作用により、さらに剥離性が発達した粘板岩(スレート)、千枚岩、結晶片岩(片岩)という変成岩になる。

石油地質学の分野では、有機物を多く含む泥岩を根源岩(ソースロック)と呼んでいる。

脚注

参考文献

  • 都城秋穂、久城育夫「22・2 砂岩」『岩石学II - 岩石の性質と分類』共立出版〈共立全書〉、1975年、151-154頁。ISBN 4-320-00205-9。 
  • 黒田吉益、諏訪兼位「7.1 砕屑堆積岩」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、274-277頁。ISBN 4-320-04578-5。 
  • 周藤賢治、小山内康人『記載岩石学 : 岩石学のための情報収集マニュアル』共立出版〈岩石学概論〉、2002年。ISBN 4-320-04639-0。 

関連項目

  • 岩石 - 堆積岩 - 砕屑岩
  • 岩石の一覧
  • 頁岩、粘板岩(スレート)
  • 泥(シルト・粘土)

外部リンク

  • “でい岩(泥岩)”. 地質標本館. 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2012年9月21日閲覧。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 泥岩 by Wikipedia (Historical)


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