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紀元前19世紀


紀元前19世紀


紀元前19世紀(きげんぜんじゅうきゅうせいき)は、西暦による紀元前1900年から紀元前1801年までの100年間を指す世紀。

出来事

紀元前1900年代

  • 紀元前1900-1800年頃
    • アナトリアのカニシュ(ネサ(現キュルテペ))にアッシリア系商人のカールム(商業地域)が設置される。
      • アッシリア語で書かれた経済文書(「カッパドキア文書・キュルテペ文書」)が多数出土し、銅の交易が盛んであった。
    • ミノア文明は古宮殿時代(MMIB期)で轆轤を用いたカマレス土器が出現する。
  • 紀元前1900年頃
    • アナトリアにインド・ヨーロッパ語族のヒッタイト人が定着する。
      • 先住民の非インド・ヨーロッパ語族のハッティ人と交流を持ったか。
    • インダス文明統合期(ハラッパー文化IIIC期)が終わる。
      • インダス文明の諸都市が放棄され、ポスト・ハラッパー文化期に移行する。
    • 古代エジプトの悲嘆文学を代表する『生活に疲れた者の魂との対話』が書かれる。

紀元前1890年代

  • 紀元前1897年頃
    • エジプト王センウセレト2世が即位。ファイユームにラフーンのピラミッドが建てられる。

紀元前1870年代

  • 紀元前1876年 - 夏王朝によって最古の日食が記録される。
  • 紀元前1878年頃 - エジプトでセンウセルト3世が即位( - 紀元前1841年頃)。
    • センウセルト3世は行政改革を推進し、州侯の権力を削減して中央集権体制を構築、王朝に繁栄をもたらす。
    • エジプト王として地中海東岸地方への最古の軍事作戦を行い、セベクク碑文にシェケムを占領したことが記録されている。

紀元前1860年代

  • 紀元前1862年頃 - エシュヌンナ王イピク・アダド2世の即位( - 紀元前1818年頃)。
    • この王の時代がエシュヌンナの最盛期。このころまでに「エシュヌンナ法典」が整備される。

紀元前1850年代

  • 紀元前1850年頃
    • シリアのマリをめぐる争奪戦。
      • マリのヤギト・リムとアッシリアのイラ・カブカブが衝突し、勝利したヤギト・リムがリム王朝を開く。
    • ギリシアのアイギナ島で出土した「アイギナの財宝(大英博物館蔵)」はこの時期のもの( - 紀元前1550年頃)。

紀元前1840年代

  • 紀元前1842年頃 - エジプトのアメンエムハト3世が即位( - 紀元前1797年頃)。
    • エジプト第12王朝の最盛期でファイユーム盆地開発もこの時期に完了。
    • この王の墳墓としてファイユームにはハワーラのピラミッドが、ダハシュールには黒ピラミッドが建てられる。
    • これらのピラミッドは古代エジプト最末期のピラミッドであり、特に前者は葬祭殿を含め「迷宮」と呼ばれる威容を誇った。
    • ベニ・ハッサンにはこの王に仕えていたクヌムホテプ2世の墓があり、エジプト人の日常生活が描かれた壁画で有名。

紀元前1820年代

  • 紀元前1829年 - エジプトとヌビアの戦争( - 紀元前1818年頃)。

紀元前1810年代

  • 紀元前1813年
    • アムル人(アモリ人)が北メソポタミアを征服。
    • 古アッシリア王国のシャムシ・アダド1世が即位。
      • 都シュバト・エンリルを築き領土を拡大、自らを「世界の王」と称し、アッシリア王名表を初めて編纂する。

紀元前1800年代

  • 紀元前1806年 - 伝統的記年法による夏王朝の終焉。
  • 紀元前1800年頃 - 最古の音素文字とされるワディ・エル・ホル文字はこの時期のものか。

人物

  • センウセルト3世(在位紀元前1878年頃 - 紀元前1841年頃) - エジプト第12王朝の王
  • ヤフドゥン・リム(在位紀元前1815年頃 - 紀元前1799年頃) - マリの王
  • シャムシ・アダド1世(在位紀元前1813年 - 紀元前1781年) - 古アッシリアの王

脚注

出典

関連項目

  • 年表


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 紀元前19世紀 by Wikipedia (Historical)