高知市(こうちし)は、高知県の中部に位置する市。高知県の県庁所在地及び人口が最多の市で、中核市に指定されている。
旧土佐郡・長岡郡・吾川郡。
人口密度は1km2当たり1000人を超えており、政令指定都市である岡山市のそれを上回る。
概要
長宗我部元親の大高坂山城改城に端を発し、山内一豊の入府以来土佐藩の城下町として発展した都市である。土佐藩は幕末期に明治維新に貢献した「薩長土肥」の一角として、坂本龍馬や板垣退助、岩崎弥太郎などの出身地でもある。
高知県中部の中心都市であると同時に、四国地方太平洋側の中心都市ともなっている。県内最大の商業地を持つと同時に、県内の人口の47.8%を占めるプライメイトシティ(一極集中型都市)でもある。戦後の昭和の大合併までは県内唯一の市であった。昭和の大合併が始まる1953年の時点で、市制を施行した市の数が1つしか存在しない県は高知県が唯一であった。
国内では、酒類の消費量が多い都市の一つ。名物にはカツオのたたきとよさこい鳴子踊りなどがある。高知市民の気風とされている要素は、女性ははちきん(八金: 「『男4人分』より強い」とも言われる、勝気な女衆)、男性はいごっそう(偉骨相: 頑固者。ただし敬意の念も含まれる)などである。
日曜市を初めとする定期市(いわゆる「街路市」。開催場所、形態や運営方法は異なるものの、月曜日を除く毎日、市内で開かれている)が有名であり、「スローライフ」志向が強いとする見方もある。1998年に市の中心部に開設された「ひろめ市場」は、地元資本が運営しており、コンパクトな造りに比して多様な店舗(飲食店、食料品店が多い)の利用を楽しむことできる。
地名の由来
高知城の周辺は、鏡川などの川に挟まれた地形であった。
このため、高知城は当初、「河中山城」(こうちやまじょう)と呼ばれていたが、
音を借りて「高智山城」と改め、やがてこれが略されて「高知城」となった。
地理
高知平野の西部に位置し、平野部は鏡川沿いの市中央部から南東部に開けている。市の南西部は丘陵地で北部は山林である。南部は太平洋に臨み、市のほぼ中央付近に浦戸湾が切れ込んでいる。
今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、市内の海岸に最大9mの津波が到達することが予想されている。
地形
山地
- 主な山
河川
- 主な川
- 鏡川
- 国分川
- 江ノ口川
- 久万川
- 舟入川
- 下田川
- 十市川
- 新川川
湖沼
- 主な湖
- 主な池
海域
気候
典型的な太平洋側気候に属し、年中温暖多雨かつ多照な気候様式である。日本の都道府県庁所在地の中で最も降水量が多く、日照時間も2位~3位である。気象台のある高知市街は三方を山に囲まれている(南側は一部浦戸湾)ために、内陸の気候様式である。冬は晴天が続き、降雪は少なく、積雪はまれである。地形の影響で放射冷却が強くなるために朝晩の冷え込みが厳しいが、よく晴れるために日中は暖かくなる。夏は梅雨や台風、太平洋高気圧の季節風などの影響で雨が多い。
地域
町名一覧
町名に「○」がつくものは全域で住居表示を実施、「△」は一部で住居表示を実施、無印は住居表示未実施を表す。
- 上街
- 高知街
- 南街
- 北街
- ○桜井町一・二丁目 (さくらいちょう)
- ○はりまや町一-三丁目 (はりまやちょう)
- 下知(しもぢ)
- 江ノ口(えのくち)
- 小高坂(こだかさ)
- 旭街
- 潮江(うしおえ)
- 三里(みさと)
- 五台山
- 吸江 (ぎゅうこう)
- 五台山 (ごだいさん)
- 屋頭 (やがしら)
- 高須
- 布師田
- 一宮(いっく)
- 秦(はだ)
- 初月(みかづき)
- 朝倉
- 鴨田
- 長浜
- 御畳瀬
- 浦戸
- 大津
- 介良
- 鏡
- 土佐山
- 春野
人口
本市の人口はここ数年減少傾向にあるが、県全体に比べれば小幅に留まっている。県内人口占有率は平成17年国勢調査で43.83%、平成22年調査で44.92%、高知県推計人口調査の平成23年2月1日付で45%を突破するなど、集積が進んでいる。平成24年5月1日現在、都道府県内人口占有率が45%を超えている自治体は、東京特別区を除けば京都府京都市、宮城県仙台市と本市の3市のみである。
隣接自治体
- 高知県
歴史
沿革
- 明治時代
- 1889年(明治22年)4月1日 - 土佐郡直轄であった上街、高知街、南街、北街が市制施行。高知市となる。当時の面積は2.80 km2、人口は21,823人 (人口密度7,794人/km2)であった。
- 1904年(明治37年)5月2日 - 土佐電気鉄道が開業(現存する日本最古の路面電車)。
- 大正時代
- 1920年(大正9年) - 第1回国勢調査での人口は49,329人。当時の市域面積は5.76 km2(8,564人/km2)。
- 1924年(大正13年)11月15日 - 日下駅〜高知駅間の鉄道(現在の土讃線)が開業し、須崎駅と結ばれる。
- 1925年(大正14年)12月5日 - 高知線のうち高知駅 - 土佐山田駅間が開業。高知城三の丸広場で全通祝賀式が開催される。
- 昭和時代(戦前)
- 1936年(昭和11年)8月1日 - 市内全域で町名・地番変更を実施。61町が206町に増加
- 1937年(昭和12年) - 南国土佐大博覧会が開催される。
- 1939年(昭和14年)10月 - 「高知市歌」(初代)を制定。
- 1945年(昭和20年)7月4日 - 高知大空襲。死者401人、罹災家屋約12000戸。
- 昭和時代(戦後)
- 1946年(昭和21年)12月21日 - 南海地震発生により被害。
- 1948年(昭和23年)3月3日 - 「高知市歌」(2代目、現行)を制定。
- 1956年(昭和31年) - 浦戸湾巡航船が廃止。
- 1958年(昭和33年)4月 - 前市役所本庁舎が完成。
- 1966年(昭和41年)8月1日 - 高知市で初の住居表示を実施(上街地区と下知地区の各一部)。
- 1970年(昭和45年)8月20日〜8月21日 - 台風10号の影響により土佐湾沿岸では異常な高潮が発生し満潮時と重なったため、海水は防潮堤や河川護岸を乗り越えあるいはそれを決壊させ、高知市周辺一帯が水没し、当時の坂本市長がテレビで避難を呼びかけた。
- 1972年(昭和47年)
- 8月1日 - 高知街、南街、北街の各地区で住居表示を実施。これにより市役所の住所が高知市帯屋町105番地から高知市本町五丁目1番45号に変更。
- 9月15日 - 集中豪雨により比島町二丁目で土砂崩れ。11戸が全半壊して生き埋めとなった10人が死亡、3人が重軽傷。
- 1976年(昭和51年)9月12日〜9月13日 - 高知市では12日午後から雨が強くなり18時までの1時間に89.5mmの雨量を観測、高知市の総雨量は1,305mmに達する。このため被害は鏡川流域に集中、高知市の各河川はことごとく氾濫し、満潮時と重なったこともあって浸水被害は3万数千戸に及んだ。山崩れも相次ぎ死者行方不明者5人。
- 1978年(昭和60年)5月21日:昭和天皇が第29回全国植樹祭に合わせて市内を行幸。
- 平成時代
- 1998年(平成10年)
- 3月20日 - 高知自動車道の高知IC〜川之江JCT間が開通する。
- 4月1日 - 中核市へ移行。
- 9月24日〜9月25日 - 平成10年9月豪雨が発生。大津・高須地区を中心に広く水没した。高知市比島では、1時間に129.5mmの猛烈な雨を観測している。マンホールの蓋がはずれ2人が死亡する事故が発生した他、高知県立美術館が水没するなど、市内各地で被害が発生した。
- 2000年(平成12年) - この年の国勢調査での人口は330,654人。当時の面積は144.95 km2(2,281人/km2)。
- 2001年(平成13年)
- 3月24日 - 午後3時28分、芸予地震発生。この地震で同市本町で震度5弱を観測した。
- 6月30日 - 戸籍事務の電子化。
- 7月1日 - 市民生活部市民課の窓口部門が統合し「中央窓口センター」発足、支所が廃止される。
- 2008年(平成20年)2月11日 - 下知地区の北部(通称: 弥右衛門)で住居表示を実施。
- 2015年(平成27年)9月 - 市役所新庁舎整備のため仮庁舎に移転。
- 令和時代
- 2020年(令和2年)2月4日 - 市役所新庁舎での業務開始。
行政区域の変遷
- 1917年(大正6年)3月15日 - 土佐郡江ノ口町を編入。
- 1925年(大正14年)
- 1月1日 - 土佐郡旭村を編入。
- 8月1日 - 土佐郡鴨田村鴨部の一部を編入。
- 1926年(大正15年)
- 1月15日 - 土佐郡下知町を編入。
- 1月25日 - 土佐郡潮江村を編入。
- 1927年(昭和2年)5月1日 - 土佐郡小高坂村を編入。面積30.63 km2となる。年末の人口82,536人(2,695人/km2)。
- 1935年(昭和10年)9月1日 - 土佐郡秦村・初月村を編入。面積49.29 km2となる。この年の国勢調査での人口は103,405人(2,098人/km2)。
- 1942年(昭和17年)6月1日 - 長岡郡三里村・五台山村・高須村、土佐郡鴨田村・布師田村・一宮村・朝倉村、吾川郡長浜町・浦戸村・御畳瀬村を編入。面積133.12 km2となる。年末の人口141,619人(1,046人/km2)。
- 1972年(昭和47年)2月1日 - 長岡郡大津村・介良村を編入。面積144.52 km2となる。人口約262,000人(約1,830
- 1975年(昭和50年) - 南国市岡豊町蒲原の一部を編入。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 南国市伊達野及び稲生の各一部を編入。この地域と介良甲・介良乙の各一部をもって「潮見台一丁目〜潮見台三丁目」に町名変更。
- 2004年(平成16年)2月3日 - 1997年(平成9年)からの三里地区の公有水面埋立完了により市の面積が145.00 km2となる。
- 2005年(平成17年)1月1日 - 土佐郡土佐山村・鏡村を編入。編入した旧二村の人口はあわせて約2,800人であり、市全体の1%にも満たないが、市域は従来の145.00 km2(約2,300人/km2)から、およそ1.8倍の264.28 km2(約1,250人/km2)に広がった。
- 2008年(平成20年)1月1日 - 吾川郡春野町を編入。面積309.22 km2、推計人口約347,000人、住民基本台帳人口約343,000人(約1,110人/km2)となった。
政治
行政
市長
市政機関
- 市役所
- 高知市役所
- 高知市保健所
- 高知市消防局
- 高知市総合体育館
- 高知市中央卸売市場
立法
市議会
- 構成(定数34人)
県議会
- 定数:15名
- 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
国会
- 衆議院
- 任期 : 2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
司法
裁判所
官公庁・施設
国家機関
内閣府
- 警察庁
総務省
法務省
- 高知地方法務局
- 高知刑務所
- 高知少年鑑別所
- 高知保護観察所
- 出入国在留管理庁
- 検察庁
財務省
- 国税庁
厚生労働省
- 四国厚生支局高知事務所
- 高知労働局
- 広島検疫所高知出張所
- 日本年金機構
農林水産省
- 中国四国農政局高知県拠点
- 神戸植物防疫所坂出支所高知出張所
- 林野庁
- 四国森林管理局 - 高知県に所在する国の管区単位の機関としては唯一の機関である。
国土交通省
- 四国地方整備局
- 高知河川国道事務所
- 土佐国道事務所
- 高知港湾・空港整備事務所
- 四国運輸局高知運輸支局
- 大阪航空局高知空港事務所
- 気象庁
- 海上保安庁
防衛省
- 自衛隊
県政機関
- 高知県教育委員会
- 高知県公安委員会
- 高知県公営企業局
施設
警察
- 本部
- 警察署
- 高知警察署(北本町一丁目10-12)
- 高知南警察署(桟橋通四丁目15番11号)
- 高知東警察署(大津乙807-1)
消防
- 本部
- 消防署
- 中央消防署(筆山町3-4、4-5)
- 北消防署(秦南町一丁目4-63-22号)
- 東消防署(高須砂地230-2)
- 南消防署(春野町芳原1015)
医療・福祉
- 高知医療センター
- 国立病院機構高知病院
- 高知赤十字病院
- 近森病院
文化施設
- 科学館
- コンサートホール
- 図書館
- オーテピア - 2018年(平成30年)7月24日開館、高知県立図書館と高知市民図書館本館が移転、共同運営により一体となった「図書館等複合施設」。
- オーテピア高知図書館(2階・3階・4階)
- オーテピア高知声と点字の図書館(1階)
- 高知こどもの図書館
- 子ども科学図書館
- 潮江市民図書館
- 下知市民図書館
- 江の口市民図書館
- 旭市民図書館
- 長浜市民図書館
- 春野市民図書館
その他、市内各所のふれあいセンターにも図書室がある。
- 美術館
- 博物館
- 文学館
- 集落活動センター
- 北七ツ渕集落活動センター「たけのこの里」
- 集落活動センター梅の木
- 集落活動センター仁ノ万葉の里
- その他
- 高知市青年センター
- 高知県産業振興(ぢばさん)センター
娯楽施設
- スポーツ施設、動物園、屋台村
- 高知県立武道館
- 高知県立春野総合運動公園陸上競技場・野球場
- 高知市東部総合運動場(白鷺苑)
- 高知市総合体育館
- 高知市野球場
- 高知競輪場・陸上競技場(りょうまスタジアム)
- 高知競馬場
- ひろめ市場
- わんぱーくこうち
- 映画館
- あたご劇場(高知市愛宕町)
- TOHOシネマズ高知(イオンモール高知内)
対外関係
姉妹都市・提携都市
国内
- 姉妹都市
- その他
- 一豊公&千代様サミット
- 山内一豊と千代(見性院)との関係が深い市町および関係を大切にしている市町の集まりに参加している。1994年から2007年まで毎年開催。
- 2006年に大河ドラマ「功名が辻」が放映され、一定の成果を収めたことから、翌2007年より民間主導に切り替えられた。
- ※関連リンク:山内一豊、千代(見性院)
- 龍馬の絆都市間交流
- 2014年(平成26年)11月15日 龍馬の絆で結ぶ都市間交流宣言締結
海外
- 姉妹都市
- 友好都市
- 提携都市
姉妹港・提携港
- 高知新港
- スービック港(フィリピン共和国 中部ルソン地方 サンバレス州)- 1998年(平成10年)2月17日
- 青島港(中華人民共和国 山東省)- 1998年(平成10年)4月4日
- コロンボ港(スリランカ民主社会主義共和国 西部州 コロンボ県)- 1998年(平成10年)4月4日
- タンジュン・ペラック港(インドネシア共和国 東ジャワ州 スラバヤ市)- 1998年(平成10年)5月12日
- 木浦港(大韓民国)- 2007年(平成19年)9月3日
国際機関
領事館
- 名誉総領事館
- 名誉領事館
経済
第三次産業
商業
高知城やはりまや橋を中心にして中心市街地が形成されており、その地域内に代表的な繁華街である帯屋町商店街(帯屋町アーケード)や京町新京橋商店街などがある。
- 主な商店街
- 帯屋町商店街 - 全長714m。帯屋町1丁目商店街、帯屋町2丁目商店街、壱番街アーケードで構成される。
- おびさんロード
- 大橋通り商店街
- 枡形商店街
- はりまや橋商店街 - 全長120m
- 京町新京橋商店街
- 上町商店街
- 愛宕商店街
- 中の橋商店街
- 魚の棚商店街
- 万々商店街
- 菜園場商店街
百貨店については、かつてはとでん西武百貨店もあったが、高知西武に改称後の2002年12月に閉店したのちは高知大丸のみが立地している。
本社を置く企業
高知市に本店を置く金融機関はつい最近まで法人向けインターネットバンキングを提供していなかったが、2006年8月に四国銀行がサービスを開始した。
情報・生活
マスメディア
新聞社
放送局
- 主なテレビ局
- 主なラジオ局
中継局
- 主な発信局・中継局
ライフライン
電力
ガス
上下水道
電信
教育
高知市には「高知市大学等奨学資金奨学生」という奨学金制度がある。なお、奨学金は返還義務がともなう。
大学
- 国立
- 公立
- 高知県立大学 池キャンパス・永国寺キャンパス
- 高知工科大学 永国寺キャンパス - 本部及び工学系3学群の所在地は高知県香美市。大学設置団体たる高知県公立大学法人本部と経済・マネジメント学群が高知市に所在する。
- 私立
- 放送大学 高知学習センター
- 高知学園大学
- 高知健康科学大学
短期大学
- 私立
- 廃止・閉学
- 高知女子大学保育短期大学部(県立、1998年(平成10年)3月に廃止)
- 土佐女子短期大学(私立、2006年(平成18年)3月閉学)
- 高知短期大学(県立、2020年(令和2年)2月廃止)
専修学校
高等学校
- 県立
- 高知県立高知追手前高等学校
- 高知県立高知小津高等学校
- 高知県立高知北高等学校
- 高知県立高知工業高等学校
- 高知県立高知東高等学校
- 高知県立高知丸の内高等学校
- 高知県立高知国際高等学校※中高併設
- 高知県立春野高等学校
- 市立
- 私立
- 高知高等学校※中高併設
- 高知学芸高等学校※中高併設
- 高知中央高等学校
- 太平洋学園高等学校
- 土佐高等学校※中高併設
- 土佐塾高等学校※中高併設
- 土佐女子高等学校※中高併設
中学校
- 国立
- 県立
- 市立
- 私立
- 土佐中学校※中高併設
- 高知学芸中学校※中高併設
- 高知中学校※中高併設
- 土佐塾中学校※中高併設
- 土佐女子中学校※中高併設
- 高知中央中学校※休校中
小学校
- 国立
- 市立
- 私立
小中一貫校
- 市立
- 高知市立義務教育学校行川学園 - 2016年4月、高知市立行川中学校と高知市立行川小学校を廃校し統合
- 高知市立義務教育学校土佐山学舎 - 2015年4月に小中併設化。2016年4月に高知市立土佐山中学校と高知市立土佐山小学校を廃校し統合
学校教育以外の施設
- 自動車学校
- 運転塾土佐自動車教習所
- 高知県自動車学校
- 高知自動車学校
- 高知種崎自動車教習所
- 高知中央自動車学校
- 高知ニュードライバー学院
- 認定職業訓練施設
- 高知県建築大工高等職業訓練校
- 高知県産業訓練協会
- 高知県板金高等職業訓練校
- 高知職業能力開発促進センター
- 社団法人高知県塗装工業会
- シャンゼ美容職業訓練校
- 浜幸職業訓練校
交通
空港
東隣の南国市の高知空港(高知龍馬空港)が最寄りである。
鉄道
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- 土讃線
- 土佐大津駅 - 布師田駅 - 土佐一宮駅 - 薊野駅 - 高知駅 - 入明駅 - 円行寺口駅 - 旭駅 - 高知商業前駅 - 朝倉駅
- とさでん交通
- 後免線
- 長崎停留場 - 明見橋停留場 - 一条橋停留場 - 清和学園前停留場 - 領石通停留場 - 北浦停留場 - 舟戸停留場 - 鹿児停留場 - 田辺島通停留場 - 東新木停留場 - 新木停留場 - 介良通停留場 - 文珠通停留場 - 高須停留場 - 県立美術館通停留場 - 西高須停留場 - 葛島橋東詰停留場 - 知寄町三丁目停留場 - 知寄町停留場 - 知寄町二丁目停留場 - 知寄町一丁目停留場 - 宝永町停留場 - 菜園場町停留場 - デンテツターミナルビル前停留場 - はりまや橋停留場
- 伊野線
- はりまや橋停留場 - 堀詰停留場 - 大橋通停留場 - 高知城前停留場 - 県庁前停留場 - グランド通停留場 - 枡形停留場 - 上町一丁目停留場 - 上町二丁目停留場 - 上町四丁目停留場 - 上町五丁目停留場 - 旭町一丁目停留場 - 旭駅前通停留場 - 旭町三丁目停留場 - 蛍橋停留場 - 鏡川橋停留場 - 鴨部停留場 - 曙町東町停留場 - 曙町停留場 - 朝倉停留場 - 朝倉駅前停留場 - 朝倉神社前停留場 - 宮の奥停留場 - 咥内停留場
- 桟橋線
- はりまや橋停留場 - 梅の辻停留場 - 桟橋通一丁目停留場 - 桟橋通二丁目停留場 - 桟橋通三丁目停留場 - 桟橋通四丁目停留場 - 桟橋車庫前停留場 - 桟橋通五丁目停留場
- 駅前線
- はりまや橋停留場 - 蓮池町通停留場 - 高知橋停留場 - 高知駅前停留場
バス
路線バス
全区間一般道路経由のバスはとさでん交通およびその地域子会社の県交北部交通・高知東部交通の単一グループによる運行。なお、かつては土佐電気鉄道と高知県交通(および上記地域子会社2社)の2グループによる運行であったが、2014年10月に両社が経営統合した。
高知空港連絡バスはとさでん交通が運行する高知東部自動車道または南国バイパス経由の路線と、高知駅前観光が運行する高知東部自動車道経由の路線がある。
高速バス
- 本州方面 - 東京、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島などから発着する路線がある。主にジェイアール四国バス・とさでん交通が目的地側他社と共同運行する。ほかに高知駅前観光が東京発着の路線を運行する。また琴平バスが運行する乗り継ぎ専用シャトルバスを利用し、同社の東京・名古屋発着路線と乗り継ぐことも可能。
- 九州方面 - 現在九州方面と高知を直通する路線はないが、高松 - 高知間の路線と福岡発着の夜行高速バス「さぬきエクスプレス福岡」を乗り継ぐか、琴平バスの乗り継ぎ専用シャトルバスと同社の福岡発着路線を乗り継ぎ、福岡・北九州 - 高知間の利用が可能。
- 四国内 - 他の3県庁所在地(徳島・高松・松山)とそれぞれ直通する路線がある。また宿毛市と高知市を結ぶ路線もある。
道路
高速道路
- 高知自動車道
- (南国市)- (11)高知IC/JCT -(いの町)
- 高知東部自動車道(高知南国道路)
- (11)高知IC/JCT - 高知中央IC - 高知南IC -(南国市)
国道
- 国道32号
- 国道33号
- 国道55号
- 国道56号
- 国道194号
- 国道195号
- 国道197号
県道
- 高知県道6号高知伊予三島線
- 高知県道14号春野赤岡線
- 高知県道16号高知本山線
- 高知県道23号須崎仁ノ線
- 高知県道32号土居五台山線
- 高知県道34号桂浜はりまや線
- 高知県道35号桂浜宝永線
- 高知県道37号高知春野線
- 高知県道38号高知土佐線
- 高知県道44号高知北環状線
- 高知県道249号後免中島高知線
- 高知県道270号弘瀬高知線
- 高知県道273号大河内朝倉停車場線
- 高知県道278号弘岡下種崎線
- 高知県道376号高知南インター線
市道
- 追手筋
- 追手筋(おおてすじ)は、高知市の歓楽街。高知駅からはりまや橋(国道32号)までの中間点より西方へ高知城の追手門へ至る、追手筋一丁目 - 追手筋二丁目間の約1キロメートル街路で、正式な路線名を高知市道高知街1号線という。幅員は27メートルあり、中央分離帯は4.7メートルある。1945年(昭和20年)7月の太平洋戦争での戦災と翌1946年(昭和21年)12月の南海大震災で壊滅的な被害を被ったことから、戦災復興事業により、緑道・防火帯の位置づけで完成した。市民のシンボルロードとしてさらに見直され、1986年度(昭和61年度)から電線の地中線化工事を行い、歩道の整備をして近代的な都市景観づくりを行った。中央分離帯に植生されているクスノキは、戦前より残されているもので目通り3メートルあり、東方中央部にはカナリーヤシが植樹され、その下にはコグマササが植栽帯をつくっている。歩道側にはシマトネリコが7月上旬から白い花を咲かせ、ヒラドツツジが3月下旬ごろから白・赤・紫などの色の花を咲かせる。「日曜市」の通りでも知られ、追手門から東へ1キロメートルの間、道路中央分離帯の南側2車線を歩行者天国にして、出店数約600の店舗が向かい合ってテントを張り、様々な商品が並べられ市民の対話の場となっている。市の歴史は元禄3年(1690年)に開設されていたものが、歴史の流れとともに市の開かれた場所も変遷し、1948年(昭和23年)に追手筋に定着した。出店される品は大半は農産物を中心に多種多様で、青果・塩干物・植木・盆栽・庭石などのほか、スイカ・カボチャ・ヒョウタン・アサガオの苗も出品され農家の方から栽培法を教わっている街路市の風情の一つとなっている。また、8月9日から12日まで4日間開催される「よさこい祭り」の本部競演場としても有名である。歴史性と親愛性を基準に“「市」と祭りの道”として、1986年(昭和61年)8月10日の道の日に、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された「日本の道100選」のひとつにも選定されている。
- グリーンロード
- 中央公園から江ノ口川まで北に伸びる道路は通称グリーンロードと呼ばれ、とくに週末の夜は付近に多くの屋台が出現する。
航路
港湾
- 海の駅
観光
名勝・名所・旧跡
- 主な旧跡
- 高知城 - 国の史跡、天守など15棟が国の重要文化財、本丸が完全な状態で残る唯一の城
- 武市半平太旧宅および墓 - 国の史跡
- 土佐藩主山内家墓所 - 国の史跡
- 浦戸城 - 県指定史跡。
- はりまや橋
- 筆山公園
- 五台山
- 桂浜
- 旧山内家下屋敷長屋 - 国の重要文化財
- 坂本家墓所
- 神社・仏閣
- 土佐神社 - 土佐国一宮、旧国幣中社
- 朝倉神社 - 土佐国二宮、旧県社
- 潮江天満宮 - 旧県社
- 山内神社 - 旧別格官幣社
- 出雲大社土佐分祠
- 若宮八幡宮 - 旧県社
- 薫的神社
- 秦神社
- 四国八十八箇所
- 30番札所百々山善楽寺
- 31番札所五台山竹林寺 - 国指定名勝庭園
- 33番札所高福山雪蹊寺
- 34番札所本尾山種間寺
- 薬師寺 - 新四国曼荼羅霊場59番札所。岩屋観音堂は四国八十八箇所第32番禅師峰寺の奥之院。
- 極楽寺 - 四国三十六不動霊場16番札所
- 宗安寺 - 四国三十六不動霊場17番札所
- 龍乗院 - 土佐西国霊場第四番札所
- 吸江寺 - 夢窓疎石ゆかりの寺
観光スポット
- 博物館
- 高知県立美術館 - シャガールの世界的コレクションで有名
- 高知県立文学館
- 高知県立高知城歴史博物館
- 高知県立坂本龍馬記念館
- 瑞山記念館
- 寺田寅彦記念館
- 大川筋武家屋敷資料館
- 横山隆一まんが記念館
- 土佐山内家宝物資料館
- 旧山内家下屋敷長屋展示館
- 高知市立自由民権記念館
- 高知市立龍馬の生まれたまち記念館
- 高知よさこい情報交流館
- 高知県立牧野植物園
- 高知市旧関川家住宅民家資料館
- 浜口雄幸生家記念館
- アートゾーン藁工倉庫
- ゴトゴト石
- 史跡
坂本龍馬、板垣退助、後藤象二郎、福岡孝弟、山内容堂、武市半平太、植木枝盛、大町桂月ら幕末期〜明治期に活躍した人物の生誕地、邸宅跡などがある。
- 温泉
文化・名物
祭事・催事
高知市には追手筋の日曜市、上町五丁目の火曜市、県庁前の木曜市、愛宕町の金曜市、高知港の土曜市があり、夏には帯屋町で「土曜夜市」も開かれている。
- よさこい祭り(8月)
- よさこい鳴子踊り
- まんが甲子園(8月)
- 土佐のおきゃく(3月)
名産・特産
- 鰹のタタキ
- 皿鉢料理
- 松魚つぶ(かつおつぶ) - ニッキの飴
- 田舎寿司
- 芋けんぴ
娯楽・芸能
- 主なアマ劇団
スポーツ
- 主なスポーツチーム
出身関連著名人
政官界・実業界
- 明治期まで
- 坂本龍馬 - 土佐藩士、維新志士
- 中岡慎太郎 - 土佐藩士、維新志士
- 後藤象二郎 - 土佐藩士、明治政府農商務大臣・逓信大臣などを歴任
- 武市瑞山 - 土佐藩士、維新志士
- 吉田東洋 - 土佐藩士
- 岡田以蔵 - 土佐藩士
- 山内容堂 - 土佐藩主
- 板垣退助 - 政治家
- 福岡孝弟 - 政治家、五箇条御誓文を起草
- 片岡健吉 - 民権家、立志社社長
- 植木枝盛 - 民権家
- 馬場辰猪 - 土佐藩士、思想家
- 中江兆民 - 思想家、翻訳家
- 岩崎弥太郎 - 実業家
- 川田龍吉 - 実業家
- 楠瀬喜多 - 民権家、婦人参政運動家
- 桜木嘉右衛門 - 実業家、貴族院多額納税者議員
- 竹村与右衛門 - 実業家、貴族院多額納税者議員
- 大正期以後
- 濱口雄幸 - 政治家、元内閣総理大臣
- 永野修身 - 海軍大将
- 江本孟紀 - 元野球選手、政治家
- 中井啓一 - 政治家(高知市議会議員)、暴力団員(一和会最高顧問)
- 尾﨑正直 - 政治家、高知県知事
- 窪田駒吉 - 実業家、日本製粉社長
- 杉山治夫 - 元消費者金融経営者・実業家
- 吉良佳子 - 政治家(日本共産党准中央委員、参議院議員)
- 中谷元 - 元陸上自衛官(二等陸尉、レンジャー)、政治家(衆議院議員、第14代防衛大臣、自民党高知県連会長)
- 中西聖 - 実業家、プロパティエージェント創業者・社長、山本モナの夫
- 広田一 - 政治家(衆議院議員、無所属の会国会対策委員長)
- 西川きよし - 政治家(元参議院議員)、お笑い芸人、シーランド公国伯爵
文化・芸術
スポーツ
芸能
- 尾碕真花 - 女優、X21の元・メンバー
- 川村文乃 - アイドル(アンジュルム)
- 北村総一朗 - 俳優
- ケン・ケンセイ - 俳優、剣道家、英語発音研究家
- 桑原みずき - アイドル、タレント
- 島崎俊郎 - お笑い芸人、タレント、リポーター
- 島本須美 - 声優
- 白田久子 - 女優
- 高知東生 - タレント
- 瀧川鯉朝 - 落語家
- 武井義明 - 歌手
- 鶴嶋乃愛 - 女優、ファッションモデル
- なめたらいかんぜよ。MARI - お笑い芸人
- 浜田治貴 - 俳優、声優、ナレーター
- 広末涼子 - 女優、歌手、タレント
- 福留功男 - ニュースキャスター(福留はやなせたかし、「マレーの虎」山下将軍と同郷(香北町)
- 和下田大典 - オペラ歌手
マスコミ
- 井上琢己 - 高知放送アナウンサー
- 秋山陽子 - 高知放送アナウンサー
- 村山佐織 - 高知放送アナウンサー
- 上岡亮 - NHKアナウンサー
その他
- 公文公 - 公文教育研究会創始者
- 岡上菊栄 - 高知市の児童養護施設である博愛園の初代園長
- 菅生新 - 経営コンサルタント、菅田将暉の父
出身有名「馬」
- ハルウララ(サラブレッド)
- ゴルデンビューチ(高知競馬所属後(ただし中央競馬に再移籍した時点で)に中央競馬の重賞(小倉記念)で勝利した唯一の競走馬。サラブレッド)
- エスケープハッチ(高知競馬所属。地方競馬歴代最多勝新記録(54勝)を樹立。アングロアラブ)
作品
- 高知市を舞台にした作品
映画
- 南国土佐を後にして(日活、1959年)
- トラック野郎・故郷特急便(東映、1979年)
- 刑事物語 くろしおの詩(東宝、1985年)
- The Harimaya Bridge はりまや橋 (ティ・ジョイ、2009年)
- 君が踊る、夏(東映、2010年)
- 県庁おもてなし課(東宝、2013年)
- 竜とそばかすの姫 (2021年)
テレビドラマ
- 功名が辻(NHK大河ドラマ、2006年)
- 龍馬伝(NHK大河ドラマ、2010年)
小説
- 竜馬がゆく(司馬遼太郎)
- 夏草の賦(司馬遼太郎)
- 功名が辻(司馬遼太郎)
- 一絃の琴(宮尾登美子)
- 海がきこえる(氷室冴子)
- 安芸市出身、高知市在住の推理作家西澤保彦の作品においては、二十冊以上において架空の県庁所在地「櫃洗市」が舞台となっている。具体的な位置説明、方言、名勝などは一切登場しないが、細かい描写で高知市を類推させるものが見られる。
漫画
- 海がきこえる(スタジオジブリ 1993年)
- お〜い!竜馬(小山ゆう)
- シャコタン☆ブギ(楠みちはる 1986年)
- たいようのマキバオー(つの丸)
- ぼくんち(西原理恵子 1995年)
- 鬼やん(土佐の鬼やん)(青柳裕介)
※高知市ではまんが甲子園が開催されている。前記の横山隆一まんが記念館が立地するほか、高知市出身の漫画家は後記の通りである。
ご当地ソング
- 「南国土佐を後にして」 ペギー葉山
- 「せられん」 大野研二、三山ひろし
関連項目
- 土佐藩
- 長宗我部元親
- 土佐山内氏
- 掛川市
- 日本の地方公共団体一覧
- 高知市役所
- 高知市中央卸売市場
- 高知都市圏
- 地球33番地
- 高知 (小惑星) - 発見者関勉の出身地である本市にちなんで命名された小惑星
脚注
注釈
出典
参考文献
- 窪田善太郎ほか 『土佐・人物ものがたり』 高知新聞社、1986年3月28日。
- 「日本の道100選」研究会 著、国土交通省道路局(監修) 編『日本の道100選〈新版〉』ぎょうせい、2002年6月20日。ISBN 4-324-06810-0。
外部リンク
- 行政
- 公式ウェブサイト
- 高知市 (KochiCity.PublicRelations) - Facebook
- 高知市 (@kochicity) - LINE公式アカウント
- 観光
- 高知市観光協会 公式サイト
- ウィキトラベルには、高知市に関する旅行ガイドがあります。
- 気象
- 地図
- 地図 - Google マップ
- 高知市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 高知県高知市 (39201A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ(左側基準年月日のチェック操作で行政区域の変遷を見ることができる)
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