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磁鉄鉱


磁鉄鉱


磁鉄鉱(じてっこう、英: magnetiteマグネタイト)は、鉄の酸化鉱物の一種。化学組成はFeFe3+2O4(四酸化三鉄)、結晶系は等軸晶系。スピネルグループの鉱物。

産出地

火成岩中にごく普通に含まれる、造岩鉱物の一種である。

主要産地はインド、オーストラリア、ロシア、イラン、中国、チリ、ペルー、カナダ、アメリカ合衆国(タコナイト)、アフリカ。

人体にも微量ながら存在する。

性質・特徴

黒色で金属光沢がある。結晶は正八面体をしている。比重は5.2。モース硬度は5.5 - 6.5。

強い磁性を持っているのが特徴で、磁鉄鉱そのものが天然の磁石になっている場合もある。

用途・加工法

鉄の重要な鉱石鉱物。砂鉄や餅鉄として自然に採取される磁鉄鉱は、かつてたたら製鉄の原料として盛んに利用された。

基本的に全世界どこでも採取できるが、大半は低品位であり、商業用に使用するには不純物を取り除く選鉱処理が必要。

中医学では、毒性のある辰砂の代用として、鎮静・催眠のために用いられる。

参考文献

  • 黒田吉益、諏訪兼位『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、167-168頁。ISBN 4-320-04578-5。 
  • 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年、72-73頁。ISBN 4-05-402013-5。 
  • 青木正博『鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる』誠文堂新光社、2011年、69頁。ISBN 978-4-416-21104-5。 

脚注

関連項目

  • 鉱物 - 酸化鉱物 - スピネルグループ
  • 鉱物の一覧
  • 造岩鉱物、鉱石鉱物
  • 鉱石 - 鉄鉱石
  • 鉄、酸化鉄、四酸化三鉄
  • 磁硫鉄鉱 - 同じく磁性をもつ硫化鉄鉱
  • 磁気テープ

外部リンク

  • Spinel Group (英語), MinDat.org, 2012年4月16日閲覧
  • 福岡正人. “Spinel〔スピネル〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月16日閲覧。
  • “標本名(和名)別索引(写真付き)”. 地質標本館. 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2012年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月16日閲覧。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 磁鉄鉱 by Wikipedia (Historical)


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