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1994年の映画


1994年の映画


1994年の映画(1994ねんのえいが)では、1994年(平成6年)の映画分野の動向についてまとめる。

出来事

世界

  • 2月25日 - 韓国政府、日本映画、歌謡曲などの大衆文化を段階的に開放する基本方針決定。
  • 3月1日 - ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が、ソニーグループ内のソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)の経営権を取得し、SPEを統合。SPEはSMEの映像部門会社となる。
  • 3月23日 - イタリアの女優ジュリエッタ・マシーナ死去。
  • 4月4日 - ワシントン・ジャパン・フェスティバルの日本映画祭(8日まで)に東宝社長・松岡功、女優・司葉子、星由里子が参加。
  • 6月14日 - 作曲家のヘンリー・マンシーニ死去。
  • 7月8日 - トライスター・ピクチャーズ製作『GODZILLA』の監督はヤン・デ・ボンに決定。
  • 9月30日 - ウォルト・ディズニー・カンパニーが映画娯楽ビジネスの再編を実行、ウォルト・ディズニー・スタジオ製作部門のジェフリー・カッツェンバーグが退任。
  • 10月1日 - 台湾、日本映画の輸入を全面自由化。
  • 10月12日 - スティーヴン・スピルバーグ監督、映画プロデューサー・ジェフリー・カッツェンバーグ、レコード会社経営・デヴィッド・ゲフィンがハリウッドに映画製作の新会社「ドリームワークスSKG」設立を発表。
  • 10月20日 - アメリカの俳優バート・ランカスター死去。

日本

  • 2月
    • 2月25日 - 文化庁長官の諮問機関「映画芸術振興に関する調査研究協力者会議」、第1回会合を開催。
  • 4月
    • 4月1日 - 映倫管理委員会と日本ビデオ倫理協会が合同で、「映像倫理協議会」設立。
    • 4月22日 - 関西支社を中心に東宝グループが関与した三重県のテーマパーク「パルケエスパーニャ」(志摩スペイン村)オープン。
  • 5月
    • 5月1日 - 東宝映像事業部、レーザーディスク(LD)の新レーベル「東宝ゴクラク座」(第1期は5月1日から7月1日までの6タイトル、第2期は12月21日から1995年3月1日までの6タイトル)発売。
  • 7月
    • 7月1日 - 映連、日本音楽著作権協会、日本レコード協会など権利者20団体が参加し、著作権の在り方を検討する、「マルチメディア問題に関する著作権連絡協議会」設立。
    • 7月7日 - 東急レクリエーション、2001年満期スイスフラン/円デュアル・カレンシー転換社債(7000万フラン)の発行を決議。
    • 7月16日 - 『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)公開、大ヒット。
    • 7月20日 - 全興連理事会で、青森県興行組合が「“WMC弘前問題”容認、上映ソフトは継続協議」との決議を報告。
    • 7月21日 - 東宝映像事業部、「大ゴジラ博」を池袋サンシャインシティで開催(8月31日まで)。
    • 7月27日 - 第12回川喜多賞をマルセル・ジュグラリスが受賞。本年度より川喜多かしこの命日 (7月27日)にちなんで授賞式の日程を変更。
  • 9月
    • 9月23日
      • 日本映画100年博を京都・東映太秦映画村で開催。
      • 青森県・WMC弘前オープン、以後WMCは全国各地に続々とシネコンを建設。
    • 9月24日 - 第7回東京国際映画祭を京都で初開催(10月2日まで)。
  • 10月
    • 10月4日 - 東京・新宿シネマ・カリテ1・2・3開場。
    • 10月8日
      • 東京・恵比寿ガーデンシネマ1・2開場。
      • 東京・立川シネマシティ6館開場。
    • 10月21日 - 東宝映画興行部、金曜日午前中の第1回目上映開始までに入場の客を対象に、業界初となる新割引サービス「ファースト・ショー・サービス・オン・フライデー」を直営42館と関連興行会社の劇場で開始。
  • 11月
    • 11月3日 - 「ゴジラ」40歳誕生日の行事を東宝スタジオで開催。11月6日、関西地区でも開催。
    • 11月10日 - ディーエムシー企画設立。
    • 11月26日 - 松竹創業百年記念「古式顔寄せ手打ち式」挙行。記念行事幕開け。
    • 11月28日 - 松竹、商品ファンド法の投資販売業者認定を受け、「映画ファンドNo.1」発表。
  • 12月
    • 12月10日 - 『ゴジラvsスペースゴジラ』(山下賢章監督)公開、大ヒット。
    • 12月20日 - 東京・有楽シネマ閉館。
    • 12月22日 - 女優・乙羽信子死去。
    • 12月23日 - 東京・池袋シネマサンシャイン6番館開場。

日本の映画興行

  • 入場料金(大人)
    • 1,800円
    • 映画館・映画別
      • 1,800円(松竹、正月映画『男はつらいよ 寅次郎の縁談』)
    • 1,800円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』 銘柄符号 9341「映画観覧料」)
  • 入場者数 1億2299万人 - 1992年(平成4年)の1億2560万人を下回るワースト記録。〔ただし、1996年にはワースト記録を更新する。〕
  • 興行収入 1535億9000万円 - 〔初めて、〕アニメが邦画配給収入の過半数を占めた。
出典:「1994年度日本映画・外国映画業界総決算--経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報』1995年(平成7年)2月下旬号、キネマ旬報社、1995年、154 - 156頁。 

各国ランキング

日本配給収入ランキング

1994年日本配給収入トップ10

出典:1994年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
#10の出典:1、『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、534頁。ISBN 978-4873767550。 
2、キネマ旬報1995年2月下旬号 総決算
上記以外の出典:1994年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟

全世界興行収入ランキング

出典:“1994 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月17日閲覧。

北米興行収入ランキング

出典: “1994 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。

フランス観客動員数ランキング

  1. ライオン・キング
  2. Un Indien dans la ville
  3. フォー・ウェディング
  4. ミセス・ダウト
  5. フォレスト・ガンプ/一期一会
  6. マスク
  7. レオン
  8. パルプ・フィクション
  9. フィラデルフィア
  10. シンドラーのリスト
出典:“FRANCE 1994 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月22日閲覧。

日本公開映画

受賞

  • 第67回アカデミー賞
    • 作品賞 - 『フォレスト・ガンプ/一期一会』
    • 監督賞 - ロバート・ゼメキス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)
    • 主演男優賞 - トム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)
    • 主演女優賞 - ジェシカ・ラング(『ブルースカイ』)
  • 第52回ゴールデングローブ賞
    • 作品賞 (ドラマ部門) - 『フォレスト・ガンプ/一期一会』
    • 主演女優賞 (ドラマ部門) - ジェシカ・ラング(『ブルー・スカイ』)
    • 主演男優賞 (ドラマ部門) - トム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)
    • 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『ライオン・キング』
    • 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ジェイミー・リー・カーティス(『トゥルーライズ』)
    • 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ヒュー・グラント(『フォー・ウェディング』)
    • 監督賞 - ロバート・ゼメキス(『フォレスト・ガンプ』)
  • 第60回ニューヨーク映画批評家協会賞 - 『クイズ・ショウ』
  • 第47回カンヌ国際映画祭
    • パルム・ドール - 『パルプ・フィクション』(クエンティン・タランティーノ』)
    • 監督賞 - ナンニ・モレッティ(『親愛なる日記』)
    • 男優賞 - グォ・ヨウ(『活きる』)
    • 女優賞 - ヴィルナ・リージ(『王妃マルゴ』)
  • 第51回ヴェネツィア国際映画祭
    • 金獅子賞 - 『ビフォア・ザ・レイン』(ミルチョ・マンチェフスキ)、『愛情萬歳』(ツァイ・ミンリャン)
  • 第44回ベルリン国際映画祭
    • 金熊賞 - 『父の祈りを』(ジム・シェリダン)
  • 第18回日本アカデミー賞
    • 最優秀作品賞 - 『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(深作欣二)
    • 最優秀主演男優賞 - 佐藤浩市(『忠臣蔵外伝 四谷怪談』)
    • 最優秀主演女優賞 - 高岡早紀(『忠臣蔵外伝 四谷怪談』)
  • 第37回ブルーリボン賞
    • 作品賞 - 『棒の哀しみ』
    • 主演男優賞 - 奥田瑛二(『棒の哀しみ』)
    • 主演女優賞 - 高岡早紀(『忠臣蔵外伝 四谷怪談』)
    • 監督賞 - 神代辰巳(『棒の哀しみ』)
  • 第68回キネマ旬報ベスト・テン
    • 外国映画第1位 - 『ピアノ・レッスン』
    • 日本映画第1位 - 『全身小説家』
  • 第49回毎日映画コンクール
    • 日本映画大賞 -『全身小説家』

誕生

  • 1月29日 - 佐倉綾音、日本の声優
  • 2月1日 - 吉沢亮、日本の俳優
  • 2月5日 - 小宮有紗、日本の女優・声優
  • 2月23日 - ダコタ・ファニング、アメリカの女優
  • 2月27日 - 高橋李依、日本の声優
  • 3月3日 - 川島海荷、日本の女優
  • 4月24日 - 宮沢氷魚、日本の俳優
  • 4月25日 - 山崎紘菜、日本の女優
  • 6月15日 - 日高里菜、日本の声優
  • 8月4日 - 福田麻由子、日本の女優
  • 9月7日 - 山崎賢人、日本の俳優
  • 9月21日 - 二階堂ふみ、日本の女優
  • 10月14日 - 清野菜名、日本の女優
  • 10月19日 - 須賀健太、日本の俳優
  • 12月3日 - 芹澤優、日本の声優
  • 12月11日 - 広瀬アリス、日本の女優

死去

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。 
  • 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。 
    • 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。 

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 1994年の映画 by Wikipedia (Historical)