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LuckyFM茨城放送


LuckyFM茨城放送


株式会社LuckyFM茨城放送(ラッキーエフエムいばらきほうそう、英: Ibaraki Broadcasting System)は、茨城県を放送対象地域として中波放送(AMラジオ放送)を実施する特定地上基幹放送事業者。旧社名は株式会社茨城放送。FM補完中継局の設置・運用に関連して愛称をLuckyFMとし、現在の社名に変更している。茨城県唯一の県域民間放送事業者である。

概要

1963年(昭和38年)4月1日に開局した。これ以後に中波放送事業へ参入は無く、栃木放送とともに中波放送の一般放送事業者、現在の民間特定地上基幹放送事業者としては最後の参入である。

地方民間放送共同制作協議会(火曜会・CRN)は長らく未加盟だったが2007年(平成19年)に加盟している。

2011年(平成23年)7月20日には、関連会社の株式会社IBSIBS PROMOTION CO.)へ特定地上基幹放送局の免許人の地位を承継させ基幹放送局提供事業者とし、茨城放送は認定基幹放送事業者となった。

2016年(平成28年)6月1日に株式会社IBSと合併し、IBSの特定以外の地上基幹放送局の免許人の地位を承継して特定地上基幹放送事業者に戻った。

かつてのステーションキャッチコピーは「あっ茨城が聞こえる……」。

長らく茨城県と茨城新聞社・朝日新聞社が大株主であり、社長も初代のみ茨城新聞の社長が就任したが、2代目以降は朝日新聞の出身者が同職に就いていた。2003年頃に朝日新聞社が茨城新聞社をはじめとする既存株主から引き受けて同社が筆頭株主となった。2019年(令和元年)11月15日、茨城県出身でグロービス経営大学院大学学長・グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナーである堀義人の資産管理会社である「有限会社水戸茨城イニシアティブ」が朝日新聞社と日刊スポーツ新聞社の保有する茨城放送の全株式(普通株式518,580株:議決権ベース35.12パーセント(%)、優先株式160,000株)を取得して筆頭株主となり(11月14日付)、堀が取締役(オーナー)を務めるジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)加盟の茨城ロボッツの運営会社「株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント」が茨城県の保有する茨城放送の株式の約6割(普通株式147,650株:議決権ベース10.0%)を取得して第2位の株主となった(11月14日付)ことを発表した。今後は堀が取締役(非常勤)として、茨城ロボッツ代表の山谷拓志が監査役(非常勤)として経営に参画し、県域テレビ局の開局やエリア拡大など、事業拡張に取り組む方針を明らかにしている。また、社長職も同局アナウンサー出身の阿部重典が2020年6月開催の株主総会を経た上で就任した。生え抜きの社長就任は今回が初めてとなった。

2023年(令和5年)現在、新聞ラジオ欄の表記は各紙とも愛称変更後も「茨城放送」のままだが、合わせて記載されていた代表電話番号が削除され、代わりに一部新聞を除き問い合わせ用メールアドレス(info@ - )が記載されている。

FM放送への完全移行に向けた動き

茨城放送がワイドFMでの放送を開始した2015年(平成27年)8月から「i-FM」の愛称を採用し、従来の「IBS(Ibaraki Broadcasting System)」と併用していたが、2021年(令和3年)4月1日より、「IBS」の略称の対外的使用を廃し(公文書など限られた用途での使用は継続)、新たに愛称を「LuckyFM茨城放送」に変更した。AM放送の免許で放送しているものの、FM(ワイドFM)放送を主軸に移しており、FMヨコハマ(神奈川県)やNACK5(埼玉県)、BAYFM(千葉県)に次ぐ、首都圏第4局目の県域FM局を目指すとしている。この一環として、FMによるつくば局が開局する同年7月1日より、radikoの配信エリアを前述のFM3局と同じく関東1都6県に拡大した。また新たなキャッチコピーとして「ヤバイ(88.1)ぜ茨城、LuckyFM」が制定された。

また、日本民間放送連盟に参加するAM放送事業者(民放AM局)が2028年までにAM放送免許の更新時期を迎えることを踏まえて、民放AM局独自の経営判断によってAM放送からFM放送への転換(またはAM・FM放送の併用)が可能になるような制度の整備を求める要望書を、総務省が設置する「放送事業の基盤強化に関する検討分科会」に提出しており、総務省も2020年(令和2年)10月に『民間ラジオ放送事業者のAM放送のFM放送への転換等に関する「実証実験」の考え方』を公表したことから、民放AM47局で組織する「ワイドFM(FM補完放送)対応端末普及を目指す連絡会」では、茨城放送を含む44局が2028年秋までにFM局への転換を目指していることを2021年(令和3年)6月15日に発表している。

2024年(令和6年)2月1日より実証実験として土浦と県西のAM中継局を同年7月31日まで停波する。関東1都6県の民放AM局で実証実験を行うのは茨城放送が唯一となる。2028年に予定されている放送免許更新の際に総務省が再び特例措置を実施すれば、水戸本局のAM放送停波並びにFM放送への完全移行も検討するとしている。

茨城放送の開局60周年を機に社業の更なる発展を期するため、2024年2月1日から社名を「株式会社LuckyFM茨城放送」、また放送局の名称を「LuckyFM」にそれぞれ改めた。

中継局

廃止された中継局

聴取可能エリア

2021年現在、水戸局(AMラジオ)の聴取可能エリアは茨城県の県北地域と県央地域、栃木県と福島県のそれぞれ一部地域、土浦局と県西中継局を合わせた聴取可能エリアは鹿行地域、県西地域、県南地域と千葉県、埼玉県それぞれ一部である。しかし、かつては県南地域で一部難聴取地域が存在し、それらの地域の聴取改善が課題となっていた。

茨城放送は水戸茨城イニシアティブに傘下入り後に県南地域の聴取改善と同時に首都圏方面への聴取可能エリア拡大を模索し、2021年6月3日につくば市・宝篋山中継局の予備免許を取得。正式な放送区域は茨城県内坂東市から行方市の範囲及び利根川対岸の地域であるが、茨城放送では東京都区部も含めた地域で、ワイドFM帯でない通常のFM周波数帯でも受信できるとしている。また、2021年7月からradikoの配信エリアを関東1都6県に拡大した。

FM補完中継局の放送エリアについてはFM水戸局及びFM日立局を参照。

スタジオ

  • 水戸 Lucky スタジオ(水戸本社)
第1(メイン) - 生放送用
第2(サブ) - 生放送用
第3 - 録音番組・CM収録など
第4 - ワンマンスタジオ
第5 - 録音番組・CM収録など
公開スタジオ - レコードカフェ、特別番組などで使用。YouTubeでの動画配信が可能な環境に改装され、2021年7月より運用開始。
  • イーアスつくば Lucky スタジオ - つくば市研究学園ショッピングモール、iiasつくば内
  • 東京 Lucky スタジオ(東京本社) - 東京都千代田区二番町5-1

放送概要

開局から長らく独立放送局であったが、2001年にNRNに加盟し、現在に至る。

独立局時代もニッポン放送と独自に回線を結び、プロ野球中継や報道特別番組をネットした。昭和天皇崩御の際の特別編成でニッポン放送制作の報道特別番組がネット受けされ、一部時間に放送された。箱根駅伝中継はNRN加盟後にアール・エフ・ラジオ日本のネットを受ける。

プロ野球のナイター中継も1993年までは土・日曜のみ(ニッポン放送のナイター中継をネット受けによる『IBSショウアップナイター』として)放送し、平日は野球中継と関係ない番組をシーズン中も放送していたことがあった。のちに『NRNナイター』をシーズン中の月曜を除く毎晩放送するようになった(ネット受けも全国送出局(平日:ニッポン放送、週末:文化放送)のものをそのまま放送)が、2021年度限り(この年は金曜のみ放送)で廃止された。

ラジオカーの愛称は「スクーピー」。

放送時間

開局当初からNRN正式加盟前の2001年3月までは、深夜の放送は基本的に休止として、少なくとも1993年ごろまでは原則として6時00分放送開始 - 24時00分終了を基本としていた。のちに1994年ごろから平日は深夜0時30分、土・日は1時00分まで放送時間を延長していたが、事実上の終夜放送を開始したのはNRN加盟により、オールナイトニッポン(第1・2部)をフルネットするようになった2001年4月以後で、基本的に5時00分 - 6時00分(平日はのちに5時45分、5時50分)のみを番組休止とし『機器調整のためのテスト音楽』としてフィラー放送をしている(緊急にメンテナンスでの一時停波こそある)。2018年から2019年にかけて、中国国際放送制作番組を月 - 金曜の5時台に放送しており、この時期の火-金曜日に限り終日24時間放送になっていた。なお、日曜深夜 - 月曜早朝は月曜0:00 - 5時00分までは試験電波信号の送信・停波の時間に充てている。

事業所

水戸本社
〒310-8505 茨城県水戸市千波町2084-2
東京本社
〒102-0084 東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル
※東京Lucky Studioを併設。

テレビ放送への進出計画

茨城県は民間テレビ放送の広域放送圏及び各都道府県のうち唯一、県域民間放送局がない。茨城放送は1971年、県域放送テレビ局を兼営(ラテ兼営)することを目指し、免許申請を行っていたが、経営上の理由やバブル崩壊による不況のため断念し、2004年に免許申請を取り下げた。また、総務省告示放送普及基本計画(現:基幹放送普及計画)から一般放送事業者によるテレビジョン放送の放送対象地域「茨城県」の放送系の数の目標は削除された。一方、日本放送協会(NHK)は水戸放送局が総合テレビジョンの県域放送を開始した。

2019年11月に茨城放送の資本構成が変更となり、筆頭株主が朝日新聞グループから水戸茨城イニシアティブに異動となった。新たに茨城放送の取締役に就任した堀義人は同月15日の記者会見で、茨城県に民間の県域テレビ局がないため、魅力の発信や災害対応といった面で「さまざまな課題を認識している」と指摘し、テレビ局の開局や動画配信チャンネルの立ち上げを目指す考えを示している。2020年5月21日には茨城県が中心となって運営されているインターネットテレビ局「いばキラTV」のコンテンツ制作に参画を発表した。

その後、2024年4月10日の総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会(第25回)」において、放送大学が2018年9月まで関東地方の地上テレビジョン放送で使用していた周波数の利用に係るニーズ調査で茨城放送がテレビ局の開設を提案していたことが明らかとなった。茨城放送が総務省に提案した内容では、番組内容は総合編成とし、特に地域の魅力発信、ニーズが高い災害情報の強化、まちづくり企画等に力点を置く他、放送大学の親局があった東京タワーからの送信を希望している。なお北島重司会長は「ハードルは高く、可能性を探っている段階だ。茨城県は全国で唯一、民放地上テレビ局がない。アンテナを(キー局の電波が来る)東京に向けている視聴者も多く、放大の送信網をそのまま活用するのが合理的」と述べている。

資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:

2015年3月31日 - 2016年3月31日

過去の資本構成

沿革

  • 1962年(昭和37年)9月 - 茨城放送株式会社を水戸市北三の丸(現在の北見町)に設立。
  • 1963年(昭和38年)
    • 1月 - 株式会社茨城放送に社名変更。
    • 3月16日 - 水戸局の試験放送を開始(3月26日からは番組も放送)。
    • 4月1日 - 水戸局が独立放送局として開局。コールサインJOYF、周波数1200kc、出力1kW(1977年(昭和52年)に5kWに出力増強)。
  • 1965年(昭和40年)
    • 1月9日 - 土浦局の試験放送を開始。
    • 1月20日 - 土浦局が開局。コールサインJOYL、周波数1560kc、出力100W(1972年(昭和47年)12月に1460kHzへ移行され、1kWに出力増強)。
  • 1971年(昭和46年) - テレビ放送免許申請。
  • 1978年(昭和53年)11月23日 - 周波数9kHz間隔移行のために、水戸を1197kHz、土浦を1458kHzに変更。
  • 1985年(昭和60年) - つくば万博会場内に特設スタジオを6ヶ月間設置、随時生放送を行った。
  • 1990年(平成2年)
    • 春 - 土浦支社移転。土浦つくば支社に改称し、サテライトスタジオ「スタジオレイク」開設。
    • 12月 - 関城町に県西中継局設置。周波数1458kHz(土浦と同じ)出力1kW。
  • 1993年(平成5年)3月 - 水戸市千波町の新社屋に移転。
  • 1994年(平成6年)4月 - ワイド番組大改編。平日は早朝、午前、昼、午後、夕方の5ブロック体制に。平日のナイター放送開始
  • 1998年(平成10年)3月 - 『ネットスペシャル〜AMラジオ・ワンダーランド』を栃木放送との共同制作により徳川慶喜展示館から2局同時生中継。
  • 2000年(平成12年)3月 - NHK大河ドラマ『葵 徳川三代』放送記念特別番組を、東海ラジオ放送、和歌山放送と3局共同放送。
  • 2001年(平成13年)4月 - NRNに本格加盟(それ以前よりニッポン放送制作などのナイター中継を専用回線経由でネット受け放送していた)。同時に『オールナイトニッポン』のネット放送開始。日曜深夜以外終夜23時間放送体制となる(5時台の1時間→後に45分間だけ休止するも、事実上フィラー=試験電波という名目で音楽を送るため事実上24時間化。ただし毎週日曜深夜 - 月曜未明は完全停波)。
  • 2002年(平成14年)
    • 4月 - ワイド番組大改編。平日は早朝、午前、午後、夕方の4ブロック体制に(この体制は現在も続く)。
    • 4月28日 - この年より「ラジオ祭り」が国営ひたち海浜公園からの開催となる。
  • 2003年(平成15年)3月 - 72年に1度行われる、金砂神社磯出大祭礼のための特別報道体制をとる。
  • 2004年(平成16年)4月 - テレビ放送免許申請取り下げ。
  • 2005年(平成17年)10月 - ホームページが2度目のリニューアル(プロバイダドメインの新規開設及び独自ドメイン移行)。各番組のページもリニューアルした他、ジングルも流れるようになった。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月 - 『阿部重典のアットマーク』・『たかとりじゅんのビタミンJ!』以外のワイド番組が全て改編。栃木放送との同時生放送『きたかんホットライン』放送開始(10分番組)。
    • 7月 - 『ポッドキャストIBS』、スタジオからのライブカメラ開始。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日 - 「東北地方太平洋沖地震」により特別態勢。茨城県唯一の県域民間放送機関として、茨城県内の情報を24時間休まず発信し続けた(普段は放送を休止している月曜0時半過ぎの時間帯、音楽のみを放送している5時台も含む)。その際にはニコニコ生放送やUstream、TwitCastingも活用し(ニコニコ生放送は3月19日22:40まで、Ustream・TwitCastingは3月下旬まで)、全国どこからでもネットを通じて放送を聴けるようにしていた。
    • 4月4日 - ワイド番組改編。『あさカツ!』『ふれラジいばらき』『スマイルスマイル』放送開始。
    • 4月12日 - radikoの試験放送を開始。対象は茨城県内のみ。
    • 5月16日 - 東北地方太平洋沖地震で大きな被害にあった4県の復興支援目的として、民放ラジオ7局のサイマル放送を行う「radiko復興支援プロジェクト」での放送を開始。対象は全国。翌年2012年(平成24年)3月31日まで実施された。
    • 7月20日 - 総務省は、茨城放送とその関連会社である株式会社IBS(旧・茨城放送プロモーション)が申請していた、茨城放送に所属する中波放送局の免許人の地位のIBSへの承継(これによりIBSは基幹放送局提供事業者となる)の許可、および茨城放送の認定基幹放送事業者の地位の承継に対する認可を行い、同日承継が実施された。既存の地上波放送局でソフト・ハードの分離が実施された初めての例となる。
    • 10月3日 - ニッポン放送制作『お早うネットワーク』(やじうまニュースネットワーク)のネット開始。リクエスト番組『JUMP〜』放送開始。
  • 2012年(平成24年)10月1日 - ホームページのリニューアル。覗き見放送(第1スタジオの映像をUSTREAMのLIVE配信)の開始。
  • 2013年(平成25年)4月1日 - ワイド番組改編。『HAPPYパンチ!』『いっセイのsay!』放送開始。
  • 2014年(平成26年)1月23日 - 栃木放送と「大災害等緊急時の相互援助協定」を締結。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月 - 『IT's きたかん』終了に伴い、日曜午後のワイド番組が終了。
    • 7月21日 - 加波山FM補完中継局(以下、FM水戸局)の予備免許を受ける。
    • 8月13日 - FM水戸局の本免許を受ける。
    • 8月17日 - 「i-fm(あいえふえむ)」FM水戸局の本放送開始。キャッチフレーズは「FMもAMも よくばりラジオ IBS茨城放送」。13:00 - 18:55で特別番組『FM開局特別番組 スタート!! i-fm 〜FM! AM!よくばりラジオ〜』(たかとりじゅん、菊地真衣)を放送。
    • 9月3日 - 高鈴山FM補完中継局(以下、FM日立局)の予備免許を受ける。
    • 9月10日・11日 - 台風17号・18号により発生した線状降水帯により、茨城県や栃木県で記録的豪雨(平成27年9月関東・東北豪雨)。鬼怒川氾濫に伴う被害状況等を伝えるため全面的に緊急報道体制。『IBSダイナミックナイター・ナイタージョッキー』も休止し、『鬼怒川水害災害特別番組』を放送。
    • 12月3日 - FM日立局が総務省から本免許を受ける。
    • 12月7日 - FM日立局が開局。
  • 2016年(平成28年)6月1日 - 株式会社茨城放送と株式会社IBSが合併。株式会社茨城放送が特定地上基幹放送局の免許人の地位を承継した。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月30日 - 守谷FM補完中継局(以下、FM守谷局)の予備免許を受ける
    • 4月6日 - FM守谷局が総務省から本免許が交付される。
    • 4月7日 - FM守谷局が開局。
  • 2019年(令和元年)11月14日 - 堀義人の資産管理会社「有限会社水戸茨城イニシアティブ」が朝日新聞社と日刊スポーツ新聞社の保有する茨城放送の全株式(35.12%)を取得して筆頭株主となる。また、茨城ロボッツの運営会社「株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント」が茨城県の保有する茨城放送の株式の約6割(10.00%)を取得して第2位の株主となる。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月19日 - 堀義人の資産管理会社「有限会社水戸茨城イニシアティブ」が新たに茨城放送の株式を取得し、持ち株比率が45.83%となる。
    • 3月30日 - 番組改編に合わせて、「茨城新聞ニュース」を除く定時ニュース(「IBSニュース」「朝日新聞ニュース」など)の名称を「茨城放送ニュース」、「IBS交通情報」を「茨城放送交通情報」に改題。
    • 5月29日 - 取締役会で、取締役編成局長の阿部重典(アナウンサー兼任)を社長に昇格する人事を内定したと発表。同局で生え抜きの社長就任は初めて。また、同局では初めてとなる女性取締役(非常勤)として、橋田真弓子(グロービス広報室)が就任することも発表。同年6月24日開催の定時株主総会と取締役会で正式決定。
    • 9月1日 - ラジオ福島、栃木放送と「災害時と平常時の連携協定」を締結。平常時の連携の一環として、同年11月より各局で「ふくしま・いばらき・とちぎ Weekly Lounge」(福島・茨城・栃木各県の観光情報を紹介し合う番組)を放送開始。
    • 9月28日 - 番組改編。自社制作の深夜番組が24年ぶりに復活、金曜22時〜24時の時間帯に編成。また、自社制作の報道番組(ニュースを除く)が19年ぶりに復活、土曜19時台に編成。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月3日 - 番組改編。日曜9時台 - 11時台の時間帯にワイド番組を編成(同日は特別編成のため、放送開始は1月10日)。
    • 2月6日 - 19時頃から約2時間に渡って、音声SNS「Clubhouse」との連動企画を初めて実施。ラジオ放送とClubhouseとの連携を模索する実験として、番組関係者が報道番組『週刊ニュースポ!』を聴きながら、Clubhouse上で意見交換を行った。
    • 3月29日 - 番組改編。月曜〜木曜21時台に報道番組、平日22時〜24時の時間帯に自社制作の深夜番組を編成。
    • 4月1日 - 愛称を「LuckyFM 茨城放送」とし、ロゴマークと共に変更。ホームページをリニューアル。
    • 6月3日 - 宝篋山FM補完中継局(以下、FMつくば局)の予備免許を受ける。
    • 6月24日 - FMつくば局の本免許を受ける。
    • 7月1日 - FMつくば局が開局。同日FM守谷局を閉局。同時にradikoの配信エリアも関東1都6県に拡大並びに組織変更(東京支社を本社に格上げ)も実施。
      「茨城放送ニュース」「茨城放送交通情報」「天気予報」の名称を「LuckyFMニュース」「LuckyFM交通情報」「LuckyFM天気予報」にそれぞれ改題。
  • 2022年(令和4年)7月23日・24日 - 初の主催音楽フェス「LuckyFM Green Festival」(通称:LuckyFes)を、国営ひたち海浜公園で開催。
  • 2023年(令和5年)11月1日 - 土浦局と県西中継局を「AM局の運用休止に係る特例処置」の適用による実証実験のため2024年(令和6年)2月1日から同年7月31日までの間、送信を休止することを発表。
  • 2024年(令和6年)2月1日
    • 社名を現在の「株式会社LuckyFM茨城放送」に、愛称を「LuckyFM」にそれぞれ変更。
    • 土浦局・県西中継局の送信を休止(2024年7月31日まで)。
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主な番組

自社制作番組

全国的にも珍しい詩吟専門番組『吟詠百選』や、ラテン音楽専門番組『ラテンフォルクローレをご一緒に』(2023年に放送終了)など、独自色豊かな番組を放送している。

原則的には県内同一放送だが、かつては平日昼の一部時間帯で水戸局と土浦・県西局で異なる番組(例:1992年、水戸局『ガイドタイム』、土浦・県西局『スズキランチポップス』)を放送したり、土浦全国花火競技大会が行われる際には、土浦・県西局のみで大会の実況中継を行ったりすることがあった。また、夏の高校野球茨城大会中継の3回戦と4回戦は、水戸局と土浦・県西局でそれぞれ違う試合を放送していたこともあった。

ワイド番組は平日は早朝、午前、午後、夕方と4ブロックに別れ、土曜日は『土曜王国』など、他のワイド番組と比べて長時間の番組を編成している。改編ごとに平日の番組を金曜日で分割するか否かが別れることが多い(その場合、月 - 木と金・土で番組がわかれる)。また、朝の情報番組を中心に週6日の放送になることもあり、現在でも『morningナビ!!』が該当する。最新改編時点で土曜日の放送は「早朝」「午前」「午後 - 夕方」の3ブロックとなっている。

一方、日曜日は長らく生放送のワイド番組がなかったが、1998年の改編で『遠藤理のボン・ディマンシュ』がスタートし、この改編から全曜日にワイド番組が並ぶようになったが2015年ナイターイン編成で廃止されたものの、2020年春改編より復活した。

1996年、『パンパカパラダイス 今夜もきかナイト!』の後番組として『Dream Factory』を開始した。これは外部制作番組のネット受けの開始であり、茨城放送の深夜帯から徐々に自社制作が縮小していく。2004年9月末で終了し、文化放送制作の番組に切り替わった。

かつて、1999年のナイターオフ編成までは全日を通して自社制作の番組が比較的多く、個性的なアナウンサー、金曜(一時期は木曜)からの週末編成、若手女性演歌歌手を夜の中高生向け番組のパーソナリティに起用する等工夫を凝らして、構成力・出演者の知名度に勝る競合在京局に対抗した。

2001年のNRN加盟前後からニッポン放送、ならびに文化放送制作番組を同時ネットするようになった。2021年4月より、平日22〜23時台も自社制作番組となる。0時以降はNRN全国ネット番組を放送している。

隣県にある栃木放送と異なり生ワイド番組を除く自社制作番組の再放送がなく、制作プロダクション、地方局制作の番組およびコミュニティFM局制作の番組も少ない。

茨城県に民放FM局(JFN加盟局)がないためエフエム東京、JFNC制作の番組がごく僅か放送されたこともある。J-WAVE(JFL加盟局)や独立FM局制作の番組もごく僅か放送された。

主な受賞歴として『IBSプレシャスフライデー「台風19号水害〜そのとき県内は〜」』で2020年日本民間放送連盟賞ラジオ報道部門優秀賞を受賞した。

生放送中のスタジオ見学も可能であり、2019年4月1日より平日10:00 - 11:30(11:00以降の受付は11:30退出)の時間帯での閲覧が可能であったが、2020年3月19日より新型コロナウイルス感染拡大防止のため見学は休止としている。

放送中の番組

2024年4月現在。番組表内の太字は自社制作番組。詳細については番組・タイムテーブル(LuckyFM公式サイト)を参照。

平日

土曜日・日曜日

不定期・特別番組・期間限定番組

  • 全国高等学校野球選手権大会茨城県大会・実況中継
3回戦以降は水戸市民球場から生中継。その他の試合については各ワイド番組の中で随時試合経過・結果を報告。2018年までは、全国大会において県代表校が出場する試合をABCラジオからのネット受けで中継を行っていた。
  • 勝田全国マラソン実況中継(毎年1月第4日曜日)
  • かすみがうらマラソン実況中継(毎年4月第3日曜日)
  • 水戸黄門漫遊マラソン実況中継(毎年10月最終日曜日)
  • Saturday night IN HANABI - 毎年11月第1土曜日、土浦全国花火競技大会会場からの実況生中継。
  • 番組審議会だより(日曜最終週 6:00 - 6:05) - かつてはブックマークIBS内で放送。
  • よぐ2オシャらぐッ!
  • ロボッツ ロッカールーム(B.LEAGUEレギュラーシーズン期間(概ね10月から5月)に放送)
  • LuckyFesの楽しみ方(4月からLuckyFes開催まで放送)
  • ココロのオンガク 〜music for you〜(文化放送、ナイターオフ編成期間限定)
  • 天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(RCCラジオ、1月第3or第4日曜日)
  • Jリーグ中継(IBSスーパーサッカー)
  • ふるさと放送局
    • 飛び出せ!石岡のお祭り(2000年までは毎年9月15日に放送)
    • IBSラジオキャラバン

過去に放送された番組

自社制作番組

平日
午前
昼 - 夕方
夜間
金曜日
  • ナベ・かなの週末ワイド( - 1985年2月)
  • ビッグとカナのザ・ウイークエンド(1985年3月 - 1986年3月)
  • エンケン・カナのザ・ウイークエンド(1986年4月 - 9月)
  • ザ・ウイークエンド相川由春です(1986年10月 - 1990年9月、金・土 9:05 - 11:55)
  • Dokkin!遠藤理です(1990年10月5日 - 1994年4月2日、金・土 7:00 - 11:00)
  • たかとりじゅんのタッチ&ゴー〜空飛ぶ金曜日〜(2001年4月6日 - 2002年3月29日、9:00 - 15:50)
  • たかとりじゅんのドキドキ!ドッキン!!(2002年4月5日 - 2004年3月、金・土 6:00 - 11:55)
  • たかとりじゅんのラジはこ十八番!(1988年10月 - 1994年3月、金・土 14:05 - 17:00)
  • 上恭ノ介のアイム・カミング(2002年4月6日 - 2004年4月3日、金 12:10 - 17:55・土 12:00 - 17:55)
  • ザ・フライデー(2004年4月9日 - 2006年3月31日、16:00 - 17:55)
  • ミツコ de リラックス(2013年4月 - 2021年3月)
土曜日
日曜日
その他
広報番組
  • ラジオ県民室
  • ハーモニータイム
  • いきいき下館
  • さわやかTODAY土浦
  • きらめき金砂郷
特別番組

終夜放送開始前は、節目にあわせてラジオマラソン(開局35周年記念。1998年11月14日 - 15日)や年越し特番(1999年度・2000年度…など)といった企画・放送された。

  • あなたが決めるIBS紅白歌合戦 - 1997年までは『NHK紅白歌合戦』よりも1日早い12月30日に放送されていた特別番組。事前にハガキでノミネート曲を決定し、当日電話で赤組・白組どちらの勝ちかの投票を受け付け、ハガキ・電話投票者の中から数名に「お年玉」がプレゼントされた。
  • 茨城放送の日(1999年(平成11年)9月7日、AM水戸局の周波数が1197kHzであることにちなんで)
  • IBSラジオスペシャル( - 2008年度) - ナイターオフ期の土曜日に編成された特別番組枠。
  • 先輩からのメッセージ(年6回放送) - 県提供の教育番組。県出身の著名人が母校(小・中・高校)で行った講演会の模様を30分に編集して放送。
  • プレシャスサタデー(2020年9月までは土曜最終週 20:00 - 21:00)

その他(ネット受け等)

特記のないものを除き、☆はニッポン放送制作、△は文化放送制作。
LuckyFMで終了した番組が制作局等で放送されている場合は「●」印を付けている。

アナウンサー・パーソナリティー

アナウンス室所属

  • 2014年4月 - 菊地真衣(編成事業部アナウンス室長)
  • 2023年3月 - 煙山ゆう(実父はニッポン放送アナウンサーの煙山光紀)
  • 2024年4月 - 小菅玲菜(元CBCラジオレポートドライバー)

アナウンス業務兼務社員

2021年1月現在、編成事業部や報道広報事業部といった編成・制作の部署などに、アナウンサー経験のある社員が在籍し、業務の一環としてアナウンスを行っている。もっとも、アナウンス業務を兼務する社員は、スポーツ実況、CM、ナレーション、ニュース読み、ニュース番組でのリポート、選挙速報、災害報道、特別番組のパーソナリティ、メインパーソナリティー不在時のピンチヒッターなど、事実上アナウンサーと変わりない業務を兼務している。

  • 阿部重典(1986年4月入社、代表取締役社長との兼務)
  • 鹿原徳夫(1991年4月入社、記者との兼務を経て、現在は制作、営業との兼務)
  • 立川晶(1994年4月入社、記者との兼務)
  • 樋口直実(常務取締役を経て、現在は「防災キャスター」として防災関連番組に出演)

企画事業部所属

2016年5月まで株式会社IBS(旧・茨城放送プロモーション)所属であったが、合併により茨城放送営業局企画事業部所属となった。茨城放送企画事業部ではこれらのアナウンサーを「所属タレント」として扱っている。●は元茨城放送アナウンサー、○は元スクーピー・スウィングレポーター。

  • 飯田利夫●(1999年春に定年退職。「ラテンフォルクローレをご一緒に」「レコードカフェ」に出演)
  • 市村俊夫●(現在は「吟詠百選」に出演)
  • 太田絵里子○
  • 今章子●
  • 倉田希実子○
  • 鈴木克枝○
  • 高信佳子
  • 築島雪枝
  • 林美津子(旧姓・俵谷。元宮崎放送)
  • 柴田明子(元IBC岩手放送)
  • 木村仁美○
  • 小田貴子(元テレビ岩手、とちぎテレビアナウンサー。元NHK宇都宮放送局キャスター)

退職したアナウンサー

(五十音順)

パーソナリティ(フリーアナ・タレント他)

(カッコ内は所属事務所など)

過去

ステーションキャラクター

キャラクターとして「いばらじおん」がいる。口が茨城放送の5つの特徴を意味する「5」で表されているライオン。ただ、彼はIBS時代に誕生しており、目を「I」「B」、口を「S」で表現していた。また、FM補完放送開始に伴いいばらじおんの弟「えふらじおん」が登場。目を「I」「F」、口を「M」でそれぞれ現し、タイムテーブルなどでも兄弟で描かれていたが、LuckyFMに愛称が変更されたことで姿を表さなくなった。

過去の関連会社

  • 株式会社IBS(旧 株式会社茨城放送プロモーション) - 元々茨城放送の関連会社として広告代理店、アナウンススクール運営などを手掛けていたが、茨城放送本体が保有していた放送設備を移される形で基幹放送局提供事業に参入。2016年6月1日茨城放送と合併し、茨城放送が義務の一切を承継した。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 茨城新聞
  • 朝日新聞
  • 茨城県民の歌(放送開始時に流れる)
  • つくばテレビ
  • NHK水戸放送局(茨城県には県域の民放テレビ局がないことから2004年に県域テレビ局をNHK総合テレビで開局した)
  • アール・エフ・ラジオ日本(放送対象地域は県域ながらradikoでは関東全域を無料聴取エリアとする例)

外部リンク

  • LuckyFM茨城放送
  • LuckyFM 茨城放送 (@luckyfm_ibaraki) - X(旧Twitter)
  • LuckyFM茨城放送の中の人たち (@ibarakihosocrew) - X(旧Twitter)
  • LuckyFM 茨城放送 YouTubeチャンネル - YouTubeチャンネル
  • 株式会社IBS(旧サイト) - リンク切れ。2016年6月1日時点では「会社合併のお知らせ」「今後の連絡先」のみ掲載。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: LuckyFM茨城放送 by Wikipedia (Historical)