卓球ブンデスリーガ(独: Tischtennis-Bundesliga、略称:TTBL)は、ドイツにおける卓球の全国リーグである。男女別のリーグとなっており、2022年現在は男子12チーム、女子9チームが所属している。サッカー・ブンデスリーガの卓球版にあたる。
ドイツ国内においては1932年から卓球チームの全国大会が毎年開催されていたが、現在の卓球ブンデスリーガの初シーズンが開幕したのは1966年である。
男子はリーグ戦の上位4チームによってプレーオフを行い優勝を決定し、下位2チームはシーズン終了後に2部リーグ(独: 2. Bundesliga)へ降格となる。女子リーグでは上位2チームでプレーオフを行い、それ以外のチームはリーグ戦の結果で順位が決まる。
男女とも、2部の優勝チームが1部へ昇格するが、昇格するにはクラブの資金面で厳しい条件があるため、2部で優勝しながら条件を満たせないために昇格を辞退するチームもある。
ドイツはヨーロッパの中でも金銭面の条件がよいため、各国から選手が集まってくる。そのためにリーグのレベルは高い。一方、ブンデスリーガのほかにもドイツカップ(ドイツのクラブによるカップ戦)など試合が多く、国の代表選手の場合にはITTFワールドツアーなどにも参加しなければいけないため、スケジュールは過密になりがちである。そのため、過密な日程を嫌って他のリーグに移籍する選手もいる。
1部の試合は2008/2009年シーズンより、シングルス4試合(3人が出場する)とダブルス1試合の合計5試合で行い、どちらかが3勝した時点で終了する方式となった。2部の試合は、ダブルス3試合、シングルス12試合(6人が出場し2回戦う)の合計15試合で行われ、どちらかが9勝した時点で終了となる。8対7になった場合には、最後にダブルスを1試合行い、9対7になった場合は9勝目をあげたチームの勝利、8対8になった場合は引き分けとなる。勝ったチームは勝ち点2、引き分けの場合は勝ち点1と失点1、敗れたチームは失点2を獲得する。勝ち点と失点の差が大きいチームの順位が上となる。
各チームの登録選手には、世界ランキングや昨シーズンの成績などを基にして、実力の高い順に一番手、二番手というように順番がつけられている。できるだけ実力が近い選手同士が対戦するように工夫されており、例えば、一番手の選手の場合は、必ず対戦チームの一番手と二番手の選手と戦うことが決まっている。前半戦が終了した時点で、上位登録選手の成績が悪く下位登録選手の成績が良い場合には、後半戦で登録順位が入れ替わる場合もある。
2019-20シーズンのブンデスリーガは2019年8月17日に開幕したが、ドイツ国内での新型コロナウイルスの影響により3月8日に開催された第21節をもって中断された。
男子1部リーグについては6月10日から無観客によるプレーオフが開催され、1.FCザールブリュッケンTTが初優勝を果たした。プレーオフでは、感染対策のため5番のダブルスをシングルスへ変更、ゲーム間のチェンジコートなしなどの措置がとられた。女子1部リーグについてはプレーオフを中止し、ベルリンイーストサイドの優勝が決定した。
原則として、上位4チームがプレーオフ進出、下位2チームが2部へ降格となる。
上位6チームがプレーオフ進出。
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