東京高等裁判所(とうきょうこうとうさいばんしょ)は、東京都千代田区にある日本の高等裁判所の一つで、関東地方および中部地方東部1都10県を管轄している。略称は、東京高裁(とうきょうこうさい)。知的財産高等裁判所(特別の支部)に支部を置いている。
東京高等裁判所は、下級裁判所のひとつであり、主に管轄区域に属する各地方裁判所、家庭裁判所からの上訴事件を取扱う。地方裁判所が第一審の場合には、東京高等裁判所での審理は控訴審となり、簡易裁判所が第一審の場合で、地方裁判所が控訴審を行った場合には、それに続く上告審となる。その他特殊な類型においては、第一審の裁判所としての管轄権も有する。
東京高等裁判所の特別な支部として、東京都目黒区に知的財産高等裁判所が設置されているが、それ以外に支部は存在しない。
東京高等裁判所の長は、東京高等裁判所長官であり、同職は認証官である(補職は、最高裁判所)。
東京高等裁判所は現在、24の民事部と、12の刑事部を擁している。
東京都千代田区霞が関1-1-4
知的財産高等裁判所(特別の支部)
庁舎は地上19階・地下3階建てで東京地方裁判所・東京簡易裁判所(刑事)との合同庁舎になっている。なお知財高裁は2022年10月に知的財産高等裁判所・東京地方裁判所中目黒庁舎(ビジネス・コート)に移転。
北側に法務省旧本館(中央合同庁舎第6号館赤レンガ棟)が、東側(裏側)に東京地方検察庁交通部・東京区検察庁・公正取引委員会が入っている中央合同庁舎第6号館B棟と、東京家庭裁判所・東京簡易裁判所(民事)が入っている中央合同庁舎第6号館C棟、弁護士会館が、それぞれ隣接している。また、道路を挟んで、西側に国家公安委員会・警察庁・総務省・国土交通省などが入っている中央合同庁舎第2号館・第3号館がある。
玄関には常時金属探知機が設置されている。裁判所職員・検察庁職員・法務省職員・弁護士以外の一般人(裁判を傍聴する者を含む)は、そこで手荷物検査を受けなければ裁判所内に立ち入ることができない。
任期の後に記したものは後職。
民事部は20部、刑事部は10部存在し、各部に3名から5名の裁判官が所属している。開廷はどの法廷も3名による合議で週3回(2015年11月現在)。
江戸時代、備中松山藩上屋敷が置かれていた場所である。備中松山藩主の板倉家は、大岡越前のモデルとなった名奉行『板倉勝重』を輩出した家で、多くの裁きを下した。
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