株式会社エフエム沖縄(エフエムおきなわ、英: FM OKINAWA BROADCASTING CO., LTD.)は、沖縄県を放送対象地域とする超短波放送(FMラジオ放送)事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
呼出符号はJOIU-FM(那覇 87.3MHz / 1kW)。JFN系列。
キャッチフレーズは「いつも心は南向き~Southern Station FM OKINAWA」(サザンステーション・エフエム・オキナワ)。
1984年(昭和59年)8月までの社名は株式会社極東放送(略称はKHR、Kyokuto Hoso Radio。1972年以前はFEBC)。極東放送が開局した1958年(昭和33年)からAMラジオ放送(呼出符号:JOTF、1251kHz / 5kW)を行っていたが、同一周波数で1MW(=1000kW)もの超大出力により放送を行っていたモスクワ放送(当時)の混信に悩まされたこともあり、AMでの放送継続を断念。一方、1973年(昭和48年)から業務提携関係にあったエフエム東京(TOKYO FM)が4大都府県以外にも系列局を広げ始めていたことから、AMの廃止を条件としてFMの免許を取得。1984年(昭和59年)9月1日に社名変更し再出発した。1972年(昭和47年)の沖縄返還後、テレビ・ラジオを通して初めての新設放送局となった。なお、極東放送の開局時は、民間企業ではなく日本の宗教法人法で宗教法人にあたるアメリカのキリスト教系の法人が運営していた。そのため、放送の収入源をスポンサーからのCMの放送料ではなく、信者からの寄付によって運営していた。
2023年(令和5年)現在、日本国内でAM放送を完全に廃止してFM放送に全面転換した唯一の放送局でもある。
局内の放送スタジオが見学できるスペースがあり、平日 9:00 - 21:00の間、自由に生放送を見学することができる。
かつては長濱弘(2006年8月31日死去)が経営していた琉球バス(現・琉球バス交通)が54.45%を保有する大株主であった。琉球バス破綻及び弘の死後は妻の長濱文子が相続し同数の54.45%保有していたが、現在は19.98%となり、息子の長濱弘真が15.64%を保有している。
その他の大株主としては明星学苑22.22%、エフエム東京11.11%、沖縄ユアサ電池販売が10.25%、学校法人東海大学6.7%、国際興業3.3%となっている。
ほか
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:
以下は、極東放送時代も含む。
沖縄本島と周辺離島および宮古列島(多良間島および水納島を除く)。
沖縄本島以外の中継局は、宮古列島の伊良部島の伊良部中継局のみであり、先島諸島の多良間島以西の地域、及び大東諸島では、夏場のEスポの異常伝播が発生しない限り直接受信をすることができない。周辺離島の久米島は、親局の放送エリア内にギリギリ含まれる。それ以外の離島地域(石垣島、与那国島など)は中継局開設予定もめどが立っていない。
インターネットラジオでは県内無料配信のradiko(有料会員制のエリアフリーも含む)にて2017年10月2日からラジオ沖縄とともに参入した。このため、宮古列島の一部と八重山群島、大東諸島全域においては、上記のネットラジオサービスで補完することになる。なおradikoの配信が利用できるまでは、月額課金型有料会員制のドコデモFM、LISMO WAVE、ならびにAuDee(旧JFN PARK)とWIZ RADIOによる全国無料配信による配信を行っていたが、radikoの全国的な普及が進んだこともあり、以上のアプリ等を使った配信は終了されている。
毎日5:00を起点にした24時間放送。但し、日曜深夜に当たる毎週月曜の1:00 - 5:00はメンテナンスタイムのため休止(台風の場合を除く)。月曜5:00の開始時、月曜1:00(日曜深夜)の終了時には「浦添市小湾のスタジオから番組を行っている」との旨の説明があり、これは極東放送の時代から続いている。なお、現在のアナウンスは大城勝太によるものである。
2024年4月時点。現在の番組の詳細は、公式サイトの番組一覧あるいは番組表を参照。
自社制作番組は太字。
平日朝
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その他
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