広島エフエム放送株式会社(ひろしまエフエムほうそう、英: HIROSHIMA FM BROADCASTING Co., Ltd.)は、広島県を放送対象地域としてFM放送(超短波放送)を行っている特定地上基幹放送事業者である。通称は広島FM、略称はHFM。全国FM放送協議会(JFN)系列。
※以前は大阪・福山にも支社があったが合理化により廃止。広島県に本社を置く民間放送局では唯一東京以外に支社を持たない放送局となった。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:
2015年時点で、広島東洋カープをはじめとする、マツダ(自動車会社)の創業家関係が大株主になっている。マツダ創業家は、広島エフエム放送のほか、広島マツダやアンフィニ広島など運営している。
☆印はマツダ創業家・広島東洋カープ関連。
広島FM本社スタジオ以外のスタジオでは公開生放送・録音を行っている。
広島市南区皆実町 HFM本社第1~第3スタジオ
2024年4月時点。現在の番組の詳細は、公式サイトの 番組情報ページ あるいは 番組表 を参照。
太字は自社制作番組を表す。
なお、2010年代後半から年末年始は自社制作の生放送番組はすべて休止され、ジャパンエフエムネットワーク制作・東京発の番組に置き換えられる。
平日早朝
平日朝
平日午前
平日昼
平日午後
平日夕方
平日夜
金曜日
土曜日
日曜日
その他
放送終了したJFN系列以外の番組
(アナウンサー)
(タレント・フリーアナウンサーなど)
(アナウンサー)
(タレント・フリーアナウンサーなど)
現在
過去
この他、広島市内のショッピングモールなどでも頻繁にゲストを招いての公開録音イベントを行っている。
開局当時のFM東京・FM大阪・FM愛知・FM福岡といった先発局や隣県のFM愛媛など1982年(昭和57年)に先行開局したFM民放局とは異なり、地名の後にFMが入っている。理由として「FM広島」の名称登記を広島FM放送関係者以外が取得し、その権利買い取りを拒否した結果とする噂が、当時の雑誌連載に記載されている。
開局時の番組だった『FM歌謡春秋』では、民放FM局では珍しく演歌・歌謡曲系の楽曲も放送されることがあった稀有な番組である。この他にもパーソナリティに高橋基子などベテランのタレントを起用して、中高年層をターゲットにした番組が存在した。
24時間放送を開始した時期は1989年(平成元年)4月。Bライン番組の『PAJAMA PRESS』のネットが先行した隣県のV-air・FMYより1年遅れで、『スーパーFMマガジン』はFM静岡と共に1989年(平成元年)4月の放送開始からフルネットで放送していた。
2000年(平成12年)まで番組の題名、イベントの題名にはコールサインのJOGUを用いていたものがいくつもあった(JOGU〔ジョグ〕歌謡ヒットチャート、JOGURAMMY〔ジョグラミー〕賞(広島FM主催の洋楽音楽祭) など)。2000年(平成12年)になってからは「HFM」を積極的に使用、ロゴマークは広島出身のミュージシャン・奥田民生の手によるものである。ちなみに、奥田民生はかつて小田靜枝と広島エフエム放送で番組を持っていたことがある(『SHEとTAMIOのLET'S GET TOGETHER』(1988年(昭和63年)4月 - 1989年(平成元年)3月))。前述のロゴマークを用いるようになって以降は一気に姿を消し、HFMに代わっていった。
現在のジングルは多種多様であり、通常のステーションジングルはもちろん、「HFM チューニングインフォメーション」と銘打ち、中継局の多さと幅広く周波数帯を使用することからその地区に合わせた周波数案内をナレーションするもの、それを英語でナレーションするもの、チューニングインフォメーションとスポンサーが合体したものは「HFM〜 〇〇地区の周波数は( )MHz」と歌ったのちに、その地区のスポンサーCMをナレーションするものもある。
現在はなくなったが、かつて「ひろしま・マイシティ」などの夕方のワイド番組の中で「盗難車情報」というコーナーがあった。
2005年(平成17年)12月30日深夜には広島テレビ放送(HTV)と同時放送の特別番組『HFMTV 広島テレビエフエム』を放送した(出演は広島テレビ放送側は長野正実・西名みずほ両アナウンサー、広島エフエム放送側は中川真由美アナウンサーとキムラミチタ)。
『大窪シゲキの9ジラジ』内のコーナー「大窪シゲキの9ジラジテレビ」には広島ホームテレビ(HOME)のアナウンサーやホームシスターズが週替わりで生出演している。
毎年3月下旬に『いただきますの本 ~広島FM食育ハンドブック』という冊子を発行。広島県内の小学3年生全員に無料で配られている。
毎年12月頃に『HFMスケジュールノート』を発行、広島東洋カープとのコラボデザインで人気が高い。広島FM本社や広島県内のフレスタ各店で配布されているが、初日で在庫が無くなることも多い。
主な受賞歴に『大窪シゲキの9ジラジ~9ジラジ卒業式生放送スペシャル~』で2020年(令和2年)日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド部門最優秀賞を受賞した。同賞は2021年(令和3年)には、『歌えなかった校歌、歌い継ぐ』でラジオ報道番組部門優秀賞、2020年(令和2年)にも『ボクと彼女の音がたり~効果音から作るラジオドラマ』でラジオ教養番組部門優秀賞、2019年(令和元年)にも、『流川教会に流れるハレルヤ~ヒロシマに届いたクリスマスプレゼント~』でラジオ教養番組部門優秀賞、『スペイン音紀行Viva La Vida 魂のフラメンコ』でラジオエンターテイメント番組部門優秀賞などを受賞した。
先発各局で見られるように、比較的遅い時間まで自社制作のニュースを放送していた。当局では22:55枠の「HFM SPORTS NEWS+WEATHER」の時間まで週末であっても自社制作で放送してきたが、2008年(平成20年)3月末をもって平日の最終は20:55の「NEWS & WEATHER」、週末は18:55の「NEWS & WEATHER」となり、それ以降はネット番組か「Vibe ON! MUSIC」を置き換わった。そのさらに1年後の改編で週末の「インフォるんぱ」や「サンデー・スカッシュ・アップデート」はすべてネット番組へと切り替わっている。
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