Aller au contenu principal

早乙女愛


早乙女愛


早乙女 愛(さおとめ あい、1958年12月29日 - 2010年7月20日)は、日本の女優である。身長166cm。B86cm。

鹿児島県肝属郡高山町(現:肝付町)生まれ。鹿児島県立高山高等学校卒業。アルファエージェンシーに所属していた。

略歴

7人兄弟の長女(最年長)で、5人が弟で一番下に15歳離れた妹(江原道ブランドディレクターの瀬戸口めぐみ)がいる。実家は印刷屋を経営していた。中学時代は陸上部で鳴らす。中学3年のとき、地元のカメラマンに『愛と誠』のオーディションの話を聞く。

1974年(昭和49年)、漫画雑誌『週刊少年マガジン』に連載されていた、梶原一騎原作の漫画 『愛と誠』が映画化されるにあたり、主人公・太賀誠を演じる西城秀樹の相手役が公募された。中学を卒業した春休みに「タダで東京へ行けて、西城秀樹さんにも会える」という動機で、友人と共に応募し、4万人の中から選出され、松竹と専属契約。同年、映画での役名と同じ「早乙女 愛」の芸名で映画デビューした。同作で脚光を浴び、1日に400通ものファンレターが殺到するほどの人気となった。映画もシリーズ化されたことでその多忙が影響し、鹿児島県立高山高等学校に入学は決まっていたが、入学式だけ行って高校は1年留年した。『愛と誠』が三部作となったため、夏と冬の休みに上京し撮影、4年かけて高校を卒業後、上京し女優として活躍を続けた。

1983年(昭和58年)、成人映画である『女猫』(監督・山城新伍)に主演。それからはヌードシーンも厭わぬ大胆な演技に挑むようになった。1985年(昭和60年)に7歳年上の江原春義と結婚。その後1986年に一緒に化粧品会社「江原道」設立。結婚を機に徐々に仕事から離れつつ助演にシフトしていった。

1996年(平成8年)、出演していたテレビドラマシリーズ 『はるちゃん』(東海テレビ)を自身の妊娠により途中降板し、翌1997年に男子を出産。以降の芸能活動は映画等で数シーンのみの出演に留まった。2000年(平成12年)の映画『新・仁義なき戦い』への出演を最後に芸能界を引退。

2002年(平成14年)頃よりアメリカ合衆国に居住していた。2008年(平成20年)離婚し息子と2人で暮らす。

2010年(平成22年)7月20日午前3時51分(現地時間。日本時間午後7時51分)、多臓器不全のためシアトルの病院で死去。

人物

家系的に胸が大きく、小学校4年から目立ったので、6年のとき、学校の担任から母に「お嬢さんにブラジャーを着けさせてください」と頼まれた。小・中学校と陸上をやっていたため、男子生徒がズラーッと並んで茶化すため、恥ずかしい思いをずっとした。大人になってもノーブラが好きで、乳首が透けて見える服のときだけブラジャーを着けていたという。

出演

映画

  • 愛と誠(1974年)
  • 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ(1975年)
  • 男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年)
  • スプーン一杯の幸せ(1975年) - 福島ひとみ
  • 続・愛と誠(1975年)
  • 青春の構図(1976年)
  • 愛と誠・完結篇(1976年)
  • 俺は上野のプレスリー(1978年)
  • オレンジロード急行(1978年) - 宏美
  • 女猫(1983年)
  • 迷走地図(1983年) - 波子
  • 北の螢(1984年)
  • 瀬降り物語(1985年)
  • テラ戦士ΨBOY(1985年) - 片山先生
  • 南京1937(1995年)
  • シャブ極道(1996年)
  • 顔(2000年)
  • 新・仁義なき戦い。(2000年)

テレビドラマ

  • 水戸黄門(1978年)
    • 第8部 第29話「妖雲晴れた桜島 -鹿児島-」 - 居酒屋の女中
    • 第9部 第13話「黄門様の泥棒ごっこ -長岡-」 - おすみ
  • 大都会 PARTIII 第23話「女豹と刑事野郎」(1978年) - 赤城悦子
  • 必殺シリーズ
    • 翔べ! 必殺うらごろし 第17話「美人画から抜け出た女は何処へ?」(1979年) - 胡蝶
    • 必殺仕舞人 第3話「織姫悲しや郡上節」(1981年) - おかよ
    • 新・必殺仕事人 第25話「主水猫を逮捕する」(1981年) - おひさ
    • 必殺仕事人III 第23話「ギックリ腰で欠勤したのは主水」(1983年) - お静
    • 必殺スペシャル・新春 決定版!大奥、春日野局の秘密 主水、露天風呂で初仕事(1989年) - 望月るい
  • 八丁堀暴れ軍団 第7話「人質救出にお指図無用」(1979年) - 多恵
  • 江戸の激斗 第4話「地獄の虫を叩っ斬れ!」(1979年) - 千草
  • 七人の刑事 第3シーズン 第49話「谷村巡査が撃った女」(1979年)
  • 鉄道公安官 第14話「裏切りの途中下車」(1979年) - しのぶ
  • 特捜最前線
    • 第111話「ラジオカセットのある殺人風景!」(1979年) - 藤井千恵子
    • 第407話、第408話「幻の女」(1985年) - 山下京子
  • 江戸の波濤(1979年) - おその
  • 大江戸捜査網 第310話「豪雨に消えた謎の美女」(1979年) - おけい
  • 長七郎天下ご免! 第9話「雪どけを待つ女」(1979年) - 志津
  • 渚の女(1980年)
  • 服部半蔵 影の軍団 第26話「魔境・呪いの横笛」(1980年) - マキ
  • 若き日の北條早雲
  • Gメン'75 第299話「青い目の人形バラバラ殺人事件」(1981年) - 白石律子先生
  • 秘密のデカちゃん 第18話「困ったわ!! 隣りのオバサマ新登場」(1981年) - 坂口けいこ
  • 変装探偵(1981年9月5日) - 中西レナ
  • 警視庁殺人課 第22話「新妻殺人事件・暴走Gメンを撃て!」(1981年)
  • 桃太郎侍 第258話「さらば桃太郎」(1981年)
  • 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第181話「絵筆に誓った兄弟仁義」(1981年10月17日) - お夕
  • いのち燃ゆ(1981年) - シーボルト・イネ
  • 幻之介世直し帖 第5話「はやぶさ剣法罠を斬れ」(1981年) - おきよ
  • 太陽にほえろ!
    • 第487話「ケガの功名」(1981年) - 杉田恵子
    • 第542話「芝浜」(1983年) - 秋元かおる
  • 銭形平次 第819話「若旦那万事休す」(1982年) - 菊奴
  • 同心暁蘭之介 第25話「ひと質」(1982年、CX)
  • 俺はご先祖さま 第12話「未来から来た同級生」(1982年)
  • 土曜ワイド劇場
    • 化粧台の美女 江戸川乱歩の『蜘蛛男』(1982年) - 山際恵子
    • 炎の中の美女 江戸川乱歩の『三角館の恐怖』(1984年) - 鳩野桂子
    • 整形花嫁の復讐 結婚式に殺しの鐘が三度鳴る!妖しい肌の完全犯罪(1985年) - 三谷瑛子
    • レイプ囚に愛された女 誘惑!復讐!白い肌の殺人依頼 裏切った代理母(1985年)
  • 遠山の金さん 第1シリーズ 第32話「悪徳与力に狙われた若妻!」(1982年)
  • 源九郎旅日記 葵の暴れん坊 第32話「神のお告げの夢おんな」(1982年) - おはる
  • ザ・ハングマンシリーズ - マリア / 雨宮礼子
    • 新ハングマン(1983年 - 1984年)
    • ザ・ハングマン4 第8話「帰ってきたマリアをナイフが襲う!」、第9話「美人コンパニオンが消されていく!」(1984年)
    • ザ・ハングマンV 第9話「金塊に化けたヘソクリ200億を追え!」(1986年)
  • ガラスの絆(1983年1月22日)
  • 銀河テレビ小説 青春前後不覚(1983年) - 胡桃沢直子
  • 暴れ九庵 第6話「輝け! 青い芽よ」(1984年) - おとき
  • 月曜ワイド劇場「通り魔 人妻は白昼犯された!」(1985年8月19日)
  • 月曜・女のサスペンス 夏樹静子トラベルサスペンス「九州航路の謎 -川崎~宮崎 豪華客船血塗られたデッキ-」(1988年6月6日) - 桂瑠美子
  • 男と女のミステリー「花ほおずきひとつ、丹波篠山殺人事件」(1989年6月30日) - 矢沢和恵
  • 月曜ドラマスペシャル 愛の痛み(1990年12月24日)
  • 連続テレビ小説 君の名は(1991年) - 野添絹子
  • 日曜劇場 / 愛が降る日(1992年)
  • マエストロ 第10話(1993年)
  • 野菊の墓(1993年)
  • 名奉行 遠山の金さん 第5シリーズ 第18話「外国船に潜入した女」(1993年) - あや
  • HOTEL 第4シリーズ 第21話「夏・女教師の体験」(1995年)
  • ピュア (1996年) - 小宮幸代

ほか多数

CM

  • 三共(現第一三共ヘルスケア) 「新ルルゴールドS錠」(1974年) - 第12代ルル娘
  • ヱスビー食品 「たまごスープ」
  • サンシルク
  • サッポロビール「J&B」
  • 第四銀行
  • 高千穂酒造 「そば焼酎刈干」

作品

シングル

アルバム

オムニバス・アルバム

  • アクトレス・ミラクルバイブル 夏目雅子・早乙女愛・池上季実子・真行寺君枝・古手川祐子(2008年7月29日、DYCL-86)- CBSソニーから発表した全4曲を収録。

書籍

写真集

  • 近代映画ハロー秋の号 早乙女愛集(1975年、近代映画社)
  • 早乙女愛写真集 週刊プレイボーイ特別編集(1982年、集英社)
  • 北の蛍 スプレイ(1984年、フジテレビ出版)
Collection James Bond 007

受賞

  • エランドール新人賞(1976年)
  • 『シャブ極道』で、1996年度おおさか映画祭・助演女優賞(1996年)

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 早乙女愛 - 文化庁日本映画情報システム
  • 早乙女愛 - 日本映画データベース
  • 早乙女愛 - テレビドラマデータベース

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 早乙女愛 by Wikipedia (Historical)



ghbass