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女川駅


女川駅


女川駅(おながわえき)は、宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)石巻線の駅。同線の終着駅となっている。

歴史

  • 1926年(大正15年)7月15日:金華山軌道の女川駅(北緯38度26分24.9秒 東経141度26分30.6秒)が開業。
  • 1939年(昭和14年)
    • 10月7日:鉄道省石巻線の女川駅(北緯38度26分46秒 東経141度26分45.5秒)が開業。
    • 10月29日:金華山軌道が全線休止。
  • 1940年(昭和15年)5月3日:金華山軌道が全線廃止。国鉄開業による経営不振と認められ、国から補償を受けた。
  • 1958年(昭和33年)8月11日:当駅 - 女川港駅間貨物支線開業。
  • 1968年(昭和43年)11月1日:貨物の取り扱いを廃止。
  • 1980年(昭和55年)8月1日:当駅 - 女川港駅間貨物支線廃止。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2002年(平成14年)10月14日:「東北の駅百選」の一つに選定される。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う津波により駅舎や車両を流失。
    • 4月21日:代行バスが石巻駅 - 当駅間で運行を開始(同年5月19日からは「女川運動公園」発着)。
  • 2012年(平成24年)3月17日:石巻 - 渡波間復旧に伴い、代行バス区間が当駅 - 渡波駅間に短縮。
  • 2013年(平成25年)3月16日:渡波 - 浦宿間復旧に伴い、代行バス区間が当駅 - 浦宿駅間に短縮。
  • 2015年(平成27年)3月21日:女川町が計画する駅周辺のまちびらきに合わせ、当駅が約200メートル内陸側に移設(北緯38度26分48.3秒 東経141度26分38.3秒)され、浦宿駅 - 当駅間が復旧。
  • 2016年(平成28年)8月6日:仙石東北ラインの一部列車が直通運転開始。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。小牛田統括センター(石巻駅)が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅(早朝夜間駅員不在)。窓口・自動券売機設置。ホームの有効長は4両分。

駅舎は震災前より約150メートル内陸に移動し、地盤が約7メートルかさ上げされた場所に女川町が復興のシンボルとして、総工費8億5,086万1,800円をかけて建設された。

鉄骨3階建て(屋根は木造)の建物に駅舎と町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」が合築されており(1階:駅施設と温浴施設、2階:浴場と休憩施設、3階:展望フロア)、建築家の坂茂が設計を担当した。羽を広げたウミネコをイメージしたのが特徴的で、白く大きな屋根は、正面性が強いシンメトリーな形態とし、背後の山並みを意識した浅い切妻造を採用している。

東日本大震災被災前

頭端式ホーム1面2線を有する地上駅(主に1番線使用)。駅舎とホームの間には18段の階段があったが、1960年(昭和35年)5月24日のチリ地震津波到来の際に水が達した段には、青いラインが引かれていた。階段横には、車椅子対応型のエレベーターが2011年(平成23年)3月17日使用開始に向けて設置中だった。2番線側には機回し線が敷設されており、2009年(平成21年)10月10日 - 12日の間に小牛田駅 - 当駅間で運行された「SLホエール号」のC11形蒸気機関車が機関車を付け替えるために使用された。

利用状況

JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は177人である。

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

駅周辺

女川湾の湾奥、女川漁港のある女川町の中心部に位置する。震災後に移設された女川駅から女川湾方面へ向かう通路沿いに商店街「シーパルピア女川」が整備された。

その他

  • 震災前は駅に隣接していた女川温泉ゆぽっぽには、JRより譲り受けた廃車車両(キハ40 519、「望郷山」と命名)があり、首都圏色に塗り直して内装をお座敷に改装し、休憩室として温泉利用者に開放されていた。車両はホームからも見ることができた。浴室内にはほっとゆだ駅と同様に列車の発車時刻を知らせる信号機があった。
  • 全国有数の港町である女川の玄関口であるとして2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。
  • 東日本大震災被災前は、当駅 - 女川港間貨物支線跡は遊歩道になり同駅から東へ延びていた。また終点にあった魚市場は直接貨車へ魚介類の積み込みができるように段差になっており当時の面影が見られていた。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
石巻線・仙石東北ライン
快速(赤快速)・普通
浦宿駅 - 女川駅

かつて存在した路線

日本国有鉄道
石巻線(貨物支線)
女川駅 - (貨)女川港駅

脚注

記事本文

利用状況

参考文献

  • 「JR女川駅 女川町温泉温浴施設」『新建築 2015年9月号』第90巻第12号、新建築社、2015年9月1日、70 - 79、202頁、ISSN 1342-5447。 

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 駅の情報(女川駅):JR東日本

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 女川駅 by Wikipedia (Historical)