竹野内 豊(たけのうち ゆたか、1971年〈昭和46年〉1月2日 - )は、日本の俳優。埼玉県所沢市出身。
出身校は所沢市立西富小学校、所沢市立向陽中学校、豊南高等学校。豊南高等学校在学中の1989年に、母と姉が男性ファッション雑誌『MEN'S NON-NO』の読者モデルに応募してグランプリを獲得したのをきっかけに芸能界入り。
モデルを経験した後、1994年放送のテレビドラマ『ボクの就職』にて俳優デビューを果たす。
1995年、テレビドラマ『星の金貨』で酒井法子演じる聴覚障害者のヒロインをめぐって三角関係となる腹違いの兄弟を、同じくデビュー直後だった大沢たかおと演じ、揃って注目を集めた。1996年、テレビドラマ『続・星の金貨』にも続いて出演し、第33回ゴールデンアロー賞放送新人賞を受賞した。
1996年、テレビドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ)では、山口智子演じるヒロインの弟でプレイボーイの葉山真二役を演じる。
1997年にはテレビドラマ『ビーチボーイズ』で反町隆史とともに主演を務め、その人気を決定的なものにする。
以降、1998年『WITH LOVE』、1999年『氷の世界』、2000年『真夏のメリークリスマス』、2001年『できちゃった結婚』といった人気ドラマで主演を演じ、2001年には映画に初出演し、イタリア・フィレンツェを舞台とした映画『冷静と情熱のあいだ』では香港の女優ケリー・チャンと共演し主演を務め、第25回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。
2010年2月よりレナウンの男性向けブランド「D'URBAN(ダーバン)」のイメージキャラクターを務める。
2010年10月放送の『流れ星』で、9年振りにフジテレビ月9ドラマに主演。
2011年、映画『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』で大場栄陸軍大尉役で主演を務め、第54回ブルーリボン賞主演男優賞を獲得。
2021年、フジテレビ系で放送の『イチケイのカラス』に出演し、主役の入間みちお役を務めた。また、この作品は竹野内の久しぶりの月9出演となった。
2021年12月31日付で、26年間所属した研音を退所。2022年からはフリーランスで活動している。
2022年、京都国際映画祭2022で三船敏郎賞を受賞。
声が素敵な俳優として定評があり、ドラマ10『この声をきみに』の主演に選ばれたのは声を基準にされたことによる。
元モデルなのでファッショナブルであるが、『この声をきみに』ではイケていない中年男性を演じている。普段のファッションはシンプルなものを好み、気に入ったものを長年着るタイプ。
磯智明チーフプロデューサーは2017年時点で、竹野内のことを「竹野内さん自身は、非常にまじめな方です。(『この声をきみに』の)初回に孝が詩を読みながら落涙するシーンがあったのですが、あれは本当に泣いています。涙が出るまで楽屋に入って集中していました。きちんと物語を理解しようとしているし、とても誠実です。役作り、セリフの言い回しについて細かく質問をなさるし、麻生さんとも演技について話し合いをしています。また、麻生さんが朗読講師という役にプレッシャーを感じていると、“大丈夫です。僕にとっての京子先生になっています”と、励ましたりして、気遣いもできる方ですね」と評価している。
器械体操の経験があり、映画『カツベン!』でのアクションに生きたという。
2021年4月クール放送の『イチケイのカラス』にて、50歳でフジテレビ月9としておよそ11年ぶりの主演。月9枠では織田裕二 以来、4人目の50歳代での主演となった。
車の運転が好きで、息抜きにドライブをすることが多い。また、休日はジムに行くことが多いとのこと。
好きなアーティストは、桑田佳祐(サザンオールスターズ)、トータス松本(ウルフルズ)、宮本浩次(エレファントカシマシ)。
好きな映画は、クリント・イーストウッドの作品全般。クリントについて、「俳優としても監督としても男としても年を重ねるごとにますます魅力が増していく。自分の中では永遠の憧れのヒーローです」と評している。
海外の街で好きな場所として、アメリカのニューヨークを挙げている。理由は、「僕自身曖昧な感じが好きではなく、ニューヨークには“イエスorノー”がハッキリした人々がいるので、気分がラクです」とのこと。
※主演作品は太字。
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