全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会(ぜんこくこうとうがっこうせんばつラグビーフットボールたいかい)は、日本の高校部活チーム(1・2年生)によるラグビーユニオンの大会である。3月下旬に埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場で開催され、「春の高校ラグビー」「春の熊谷」「センバツ」と呼ばれる
本項では、2012年から2017年まで併催されていた全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会も併せて記述する。
日本ラグビーフットボール協会が主催し、全国高等学校体育連盟が共催。運営を担当する主管は、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部のほか、開催地・熊谷ラグビー場がある関東ラグビーフットボール協会、埼玉県ラグビーフットボール協会が担当する。
毎年12月末から翌1月の始めに開催される「全国高等学校ラグビーフットボール大会(冬の花園)」は高校3年生までが出場し全国高等学校総合体育大会の一環であるのに対し、この大会は全国高等学校選抜大会の位置づけにあり、高校1・2年生のみの出場となる。
「冬の花園」の主催である毎日新聞社は、当大会(春の熊谷)の後援として加わっている。
予選グループは熊谷ラグビー場の Bグラウンド・Cグラウンド・西多目的グラウンド(西グラウンド) を使用し、決勝トーナメントはAグラウンドで行う。
東日本の学校を中心に、西日本の有力校を招待して1994年から行っていた「東日本選抜大会」を発展的に解消し、春の高校ラグビー日本一を決める大会として2000年4月に第1回大会が開催された。第1回大会は決勝のみ秩父宮ラグビー場で開催。
第5回大会(2004年4月開催)は、第59回国民体育大会(彩の国まごころ国体)ラグビーフットボール競技のリハーサル大会も兼ねて行われた。2005年には総務省・文部科学省の「スポーツ拠点づくり推進事業」に承認された。
第10回大会(2009年4月開催)からは複数校による合同チームの出場も解禁された。
第12回大会(2011年4月開催予定)は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により出場辞退が相次ぐなどしたため、開催が中止された。
第18回(2017年3月開催)、熊谷ラグビー場Aグラウンドは、2019年ラグビーワールドカップ及び2020年東京オリンピックへ向けた改修工事のため使用できず、使用できるB・Cグランドと共に、隣接する熊谷スポーツ文化公園陸上競技場と補助陸上競技場を使用して開催した。
第21回(2020年開催予定)は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、開催中止となった。
2012年から2017年まで、女子セブンズの部が「全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会」として同時開催された。2018年以降は、秋にU18女子セブンズ大会で実施されている。
12チームを4プールに分けてプール戦を行い、各プール上位から「カップ」「プレート」「ボウル」でトーナメントを行う。試合はすべて選抜大会最終日にまとめて行う。グラウンドはAとBを使用した。
太字は選出時、花園への出場が無かった高校
太字は、同年度に全国高校ラグビーも優勝した高校。
2024年現在、J SPORTSでは決勝戦のみ録画放送し、全試合をオンデマンド配信(有料)。MBS(毎日放送)「HANAZONO LIVE」でも全試合を配信(無料)。
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