Aller au contenu principal

関東社会人リーグ (ラグビー)


関東社会人リーグ (ラグビー)


関東社会人リーグは、関東ラグビーフットボール協会が主催するラグビーユニオンの地域リーグの1つである。9月上旬から12月上旬まで開催される。実力順に1部2部A2部B3部と4つのリーグで構成される。トップイーストリーグ(3部制)の下位リーグに位置するため、トップイーストリーグの4部・5部・6部・7部に相当する。ジャパンラグビーリーグワン(3部制)から数えると、7部から10部に相当する。関東社会人1部リーグの上位2チームは、トップイーストリーグCグループの下位2チームと入替戦を行う。

概要

1960年(昭和35年)に創設。当時はまだ全国リーグが存在しておらず、関東社会人リーグは、関西社会人リーグ、西日本社会人リーグと並び、国内における社会人ラグビーの最上位リーグ(1部リーグ相当)であった。

1988年度(昭和63年度)から上位リーグとして東日本社会人リーグが創設され、関東社会人リーグは2部リーグとなった。

2002年(平成14年)まで(ジャパンラグビートップリーグ発足以前)、関東ラグビーフットボール協会が主催する社会人リーグは、上位リーグの東日本社会人リーグと、下位リーグの関東社会人リーグが置かれていた。

トップリーグ時代

2003年(平成15年)に、日本ラグビーフットボール協会が主催する全国社会人リーグ ジャパンラグビートップリーグが12チーム構成で開幕した。同年、関東協会ではトップリーグへの登竜門の一つとして10チーム構成の「トップイースト10」(トップリーグの2部相当)を創立。関東社会人リーグは、その下位リーグ(トップリーグの3部相当)となった。

2006年(平成18年)、トップイースト10に秋田ノーザンブレッツが加わり「トップイースト11」に。

2009年(平成21年)、トップイースト11は現在の名称「トップイーストリーグ」となった。

2011年(平成23年)からトップイーストリーグが2部制となり、トップイーストリーグ1部(トップリーグの2部相当)・トップイーストリーグ2部(トップリーグの3部相当)に再編成された[1]。これにより関東社会人リーグは、トップリーグの4部以下相当となった。

2017年(平成29年)からトップリーグの「全国的な2部」となるジャパンラグビートップチャレンジリーグが創設された。関東協会エリアに限って言えばトップイーストDivision1はトップリーグの3部相当、トップイーストDivision2は4部相当、関東社会人リーグは5部以下相当となった。

2021年(令和3年)からトップイーストリーグは3部制となり、トップイーストリーグAグループ(トップリーグの3部相当)・Bグループ(4部相当)・Cグループ(5部相当)に再編成された。これにより関東社会人リーグは、トップリーグの6部以下相当となった。さらに関東社会人リーグ1部・2部・3部のうち、2部を「2部A」6チームと、「2部B」10チームに分けて4部制にした。

リーグワン時代

2022年(令和4年)、日本ラグビーフットボール協会が主催するトップリーグ(1部)・トップチャレンジリーグ(2部)が終了し、一般社団法人が主催する全国社会人リーグのジャパンラグビーリーグワン(3部制)が開幕した。地域リーグとして関東協会エリアでは、上位トップイーストリーグ(3部制)、下位関東社会人リーグ(4部制)が続く。

関東社会人リーグのクラス変遷

歴史

関東地域では、戦後まもなくから、関東ラグビーフットボール協会によって関東実業団リーグが開催されていた。1960年、社会人ラグビーを運営する組織として関東社会人ラグビーフットボール連盟が創設され、関東実業団リーグを継承する形で関東社会人リーグが発足した。34チームで結成され、全チーム参加の秋季トーナメントと、3部制の春季リーグが開始された。時期は年度によって多少前後するが、おおよそ秋季大会が9-11月頃、春季大会が翌年の2-6月頃に開催されていた。初年度の1部リーグは10チーム(谷藤機械、横河電機、松戸自衛隊、東芝府中、東芝川崎、東横百貨店、日野自動車、三井精機、日本鉱業日立、明治生命)、2部は8チーム(習志野自衛隊、三菱日本重工など)、3部は16チーム(理研光学(現リコー)、日本航空など)であった。

1967年から1部リーグがAブロックとBブロックに分かれて開催されるようになったが、当初は各ブロックの1位チームによる優勝決定戦は実施されなかった。1969年、秋季トーナメントが廃止になり、リーグ戦が春から秋に移行された。また、前年の春季リーグのAブロック・Bブロックの1位(東京三洋とリコー)による優勝決定戦が行われた。1970年からは、秋季リーグが行われた後に各ブロックの1位チームによる優勝決定戦を行うようになり、この方式が1987年まで続いた。

関東社会人リーグが社会人ラグビーの最上位リーグであった1960年から1987年までの間、横河電機は全28シーズンで1部リーグに在籍した。この期間における最多優勝は東京三洋の10回、通算最多勝利はリコーの102勝、最長連続優勝はリコーの4連覇。

関東社会人リーグは、関東地域における社会人ラグビーリーグのトップカテゴリーとして開催されてきたが、東北地方のチームも参加するため、1988年に上位リーグとして東日本社会人リーグが創設された。それに伴い、関東社会人リーグは2部リーグ相当となった。

2003年に、社会人リーグの全国組織であるトップリーグと、その下位リーグとなるトップイースト10(現トップイーストリーグ)が創設されると、関東社会人リーグは3部リーグ以下のクラスへと格下げされた。その後2011年にはトップイーストリーグが2部制となり、2017年にはトップリーグとトップイーストリーグの間にトップチャレンジリーグが創設。2020年にはトップイーストリーグが3部制となった。

2020年2月以降の新型コロナウイルス感染症の流行により、2020年度のリーグ活動はすべて中止された。

2020年度(コロナ禍による中止のため実質的には2021年度)から、関東社会人リーグの2部が再編され、2部Aと2部Bに改められた。

2022年にはトップリーグ及びトップチャレンジリーグに代わり3部制のJAPAN RUGBY LEAGUE ONEが創設されたため、関東社会人リーグは7部リーグ以下相当のクラスとなった。

2023年度のシーズン終了後、トップイーストAからリーグワンへ2チームが抜けたため、2024年度ではトップイーストA・B・C・関東社会人1部でそれぞれ2チームずつが「昇格」することになった。これにより、関東社会人1部の上位2チームJR東日本・警視庁は、入替戦敗北で残留となっていたが、2024年度は「トップイーストCへの昇格」に変更された。

各リーグと入替戦

1部・2部A・2部B・3部

  • 2023-24シーズンの1部は、8チームが参加。2部Aは7チーム、2部Bは8チーム、3部は6チームで構成された。9-12月にかけて総当り戦を行う。
  • 1部の上位2チームは、トップイーストリーグのCグループの下位2チームと入替戦を行う。
  • 1部の最下位は2部A1位と、2部Aの最下位は2部Bの1位と、2部Bの最下位は3部の1位と入替戦を行う。

Fリーグ

  • 「フレンドリーリーグ」とも言う。
  • リーグの昇降格や表彰はなし。
  • 試合は30分ハーフで行われ、キックオフ時に15人が揃わない場合はFリーグ内の他のチームから選手レンタル、レフリーの事前承認があれば7または10人制での試合が可能。また、キックオフ時に適切に訓練されたフロントローが3名未満の際はノンコンテストスクラムでも試合成立とする。
  • Fリーグのチームが次年度以降通常のリーグ戦に復帰する際は3部よりスタートする。ただしこのリーグ戦での不戦敗がないことを復帰の条件とする。

過去の入替戦(2020年度以前)

トップイーストリーグ2部への昇格

  • トップイーストリーグDiv2/関東1部順位決定戦を行う。
  • 2011-2012シーズン以降、リーグ戦終了後、2部の下位2チームと関東社会人リーグ1部の上位2チームの合計4チームによるトーナメント方式の順位決定戦を行う。1回戦は2部7位×関東1部2位、2部8位×関東1部優勝で戦い、勝利チームが決勝へ、敗退チームは3位決定戦へ進み順位を決める。なおこの順位は来シーズンのリーグ編成にかかわる順位決めも兼ねている。ただし、2部への参戦チーム数は2部の昇降格次第で大きく変動する。
  • 通常は、順位決定戦の2位までがトップイーストリーグ2部へ参戦し、3位以下は1部へ参戦。
  • トップイーストリーグ2部のチーム数が1減る場合は、順位決定戦の3位までがトップイーストリーグ2部へ参戦し、4位のみが1部へ参戦。
  • トップイーストリーグ2部のチーム数が1増える場合は、順位決定戦の1位のみがトップイーストリーグ2部へ参戦、2位以下は1部へ参戦。
  • トップイーストリーグ2部のチーム数が2増える場合は、順位決定戦へ進出したチーム全て1部へ参戦。

関東1部への昇格

  • 2部リーグ戦終了後、2部各ブロックの優勝チーム(4チーム)によるトーナメント方式の順位決定戦を行う。1回戦はAブロック×Cブロック、Bブロック×Cブロックで戦い、勝利チームが決勝へ、敗退チームは3位決定戦へ進み順位を決める。1回戦で勝利した2チームが「関東1部/2部順位決定戦」へ進む。
  • 「関東1部/2部順位決定戦」は、1部の下位2チームと2部の上位2チームの合計4チームによるトーナメント方式の順位決定戦を行う。1回戦は1部7位×2部2位、1部8位×1部1位で戦い、勝利チームが決勝へ、敗退チームは3位決定戦へ進み順位を決める。なおこの順位は来シーズンのリーグ編成にかかわる順位決めも兼ねている。ただし、1部への参戦チーム数は1部の昇降格次第で大きく変動する。
  • 通常は、順位決定戦の2位までが1部へ参戦し、3位以下は2部へ参戦。
  • 1部のチーム数が1減る場合は、順位決定戦の3位までが1部へ参戦し、4位のみが2部へ参戦。
  • 1部のチーム数が1増える場合は、順位決定戦の1位のみが1部へ参戦、2位以下は2部へ参戦。
  • 1部のチーム数が2増える場合は、順位決定戦へ進出したチーム全て2部へ参戦。

関東2部への昇格

  • 2部下位2チームと3部の上位2チームが一発勝負の入替戦を行う。勝利チームが来季より2部へ、敗戦チームは3部へ参戦する。

現在の参加チーム

対戦結果・順位は「2024年の地域リーグ (ラグビー)#関東社会人リーグ」を参照。

関東社会人リーグ1部

関東社会人リーグ2部A

関東社会人リーグ2部B

関東社会人リーグ3部

Collection James Bond 007

過去の参加チーム

かつて関東社会人リーグ(1部)に参加していたチーム

東日本社会人リーグに昇格

トップイーストリーグへ昇格

トップイーストリーグ2部へ昇格

トップイーストリーグCグループへ昇格

休部・廃部

その他

歴代優勝

1部リーグ相当時代

優勝チーム(1960年度-1987年度)

  • 丸数字は優勝回数(但し、1969年度の第10回大会以降のみ記載)
  • 1988年度以降は東日本社会人リーグに移行(2002年度まで継続)

優勝回数(1960年度-1968年度・秋季トーナメント)

  • 東京三洋 - 2回
  • リコー - 2回
  • 日野自動車 - 2回
  • 横河電機 - 1回
  • 谷藤機械 - 1回
  • 松戸自衛隊 - 1回

優勝回数(1960年度-1968年度・春季リーグ)

優勝決定戦が行われていない1967年度-1968年度はカウントせず。

  • 谷藤機械 - 2回
  • 三井精機 - 2回
  • リコー - 1回
  • 日野自動車 - 1回
  • 警視庁 - 1回
  • 松戸自衛隊 - 1回
  • 朝日生命 - 1回

優勝回数(1969年度-1987年度)

  • 東京三洋 - 10回
  • リコー - 8回
  • 東芝府中 - 1回

下位リーグ移行後

優勝チーム(1988年度以降)

  • 1988-1989 - 明治生命
  • 1989-1990 - 伊勢丹
  • 1990-1991 - 日本電気
  • 1991-1992 - 横河電機
  • 1992-1993 - 東京ガス
  • 1993-1994 - 東京ガス、三菱重工相模原
  • 1994-1995 - 三菱重工相模原、清水建設、日本IBM
  • 1995-1996 - 明治生命
  • 1996-1997 - クボタ、三菱重工相模原
  • 1997-1998 - クボタ、セコム
  • 1998-1999 - A:明治生命、B:栗田工業
  • 1999-2000 - A:セコム、B:栗田工業
  • 2000-2001 - A:明治生命、B:日本IBM
  • 2001-2002 - A:清水建設ブルーシャークス、B:日本IBM
  • 2002-2003 - A:栗田工業、B:釜石シーウェイブス
  • 2003-2004 - 日野自動車レッドドルフィンズ
  • 2004-2005 - 日野自動車レッドドルフィンズ
  • 2005-2006 - サントリーフーズサンデルフィス
  • 2006-2007 - 日野自動車レッドドルフィンズ
  • 2007-2008 - 日野自動車レッドドルフィンズ
  • 2008-2009 - 船岡自衛隊ワイルドボアーズ
  • 2009-2010 - 日野自動車レッドドルフィンズ
  • 2010-2011 - ヤクルトレビンズ
  • 2011-2012 - クリーンファイターズ
  • 2012-2013 - 富士ゼロックスFIREBIRD
  • 2013-2014 - LION FANGS
  • 2014-2015 - LION FANGS
  • 2015-2016 - 富士ゼロックスFIREBIRD
  • 2016-2017 - 習志野自衛隊
  • 2017-2018 - 丸和運輸機関
  • 2018-2019 - ADラガークラブ
  • 2019-2020 - ワセダクラブTOP RUSHERS
  • 2020-2021 - 大会中止
  • 2021-2022 - ワセダクラブTOP RUSHERS
  • 2022-2023 - JR東日本
  • 2023-2024 - JR東日本レールウェイズ

優勝回数(1988年度以降)

  • 日野自動車レッドドルフィンズ - 5回
  • 明治生命 - 4回
  • 三菱重工相模原 - 3回
  • 日本IBM - 3回
  • 栗田工業 - 3回
  • 東京ガス - 2回
  • 清水建設ブルーシャークス - 2回
  • クボタ - 2回
  • セコム - 2回
  • 富士ゼロックスFIREBIRD - 2回
  • LION FANGS - 2回
  • ワセダクラブTOP RUSHERS - 2回
  • JR東日本レールウェイズ - 2回
  • 伊勢丹 - 1回
  • 日本電気 - 1回
  • 横河電機 - 1回
  • 釜石シーウェイブス - 1回
  • サントリーフーズサンデルフィス - 1回
  • 船岡自衛隊ワイルドボアーズ - 1回
  • ヤクルトレビンズ - 1回
  • クリーンファイターズ - 1回
  • 習志野自衛隊 - 1回
  • 丸和運輸機関 - 1回
  • ADラガークラブ - 1回

歴代順位

1部リーグ相当時代

1960年度-1968年度(春季リーグ)

太字は、全国社会人ラグビーフットボール大会に出場したチーム。

枠内が色は1部リーグ優勝、枠内が色は2部リーグに降格

1969年度-1987年度

太字は、全国社会人ラグビーフットボール大会に出場したチーム。

枠内が色は1部リーグ優勝、枠内が色は東日本社会人リーグに参加、枠内が色は2部リーグに降格

下位リーグ移行後

1988年度-2002年度

太字は、全国社会人ラグビーフットボール大会に出場したチーム。

枠内が色は上位リーグに昇格、枠内が色は下位リーグに降格、枠内が色は休部・廃部

2003-2004シーズン以降

枠内が色は上位リーグに昇格、枠内が色は下位リーグに降格、枠内が色は休部・廃部

チーム別通算成績

1部リーグ相当時代

1960年度-1987年度

  • 1960年度-1968年度の春季リーグおよび1969年度-1987年度のリーグ戦の成績(ともに1部リーグのみ)を集計したもの。
  • 1960年度-1968年度の秋季トーナメントの成績はカウントしていない。
  • 1967年度-1987年度はA・Bブロック両方の成績をカウントしている。
  • 1969年度-1987年度のA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦の成績はカウントしていない。
  • 下位リーグとの入替戦の成績はカウントしていない。
  • 不戦勝/不戦敗は、勝利/敗戦としてカウントしている。
  • 「勝ち点」は、勝利=4、引分=2、敗戦=0として算出したもの。
  • 「優勝」は「1960年度-1966年度の春季リーグの1位チーム」および「1969年度-1987年度のA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦の勝者」を指す。
  • 1967年度-1968年度はA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦が実施されなかったため、優勝チームが存在しない。
  • 「2位」は「1960年度-1966年度の春季リーグの2位チーム」および「1969年度-1987年度のA・Bブロックの1位チームによる優勝決定戦の敗者」を指す。

枠内が色は休部・廃部

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 関東ラグビーフットボール協会
  • 地域リーグ
    • トップイーストリーグ
    • トップウェスト
    • トップキュウシュウ
  • トップノース(かつて存在した地域リーグ)
  • 東日本社会人リーグ(1988年度以降、関東会人リーグから最上位リーグの位置付けを継承)
  • 関西社会人リーグ(1987年度までは関東社会人リーグと並び最上位リーグ)
  • 西日本社会人リーグ(1987年度までは関東社会人リーグと並び最上位リーグ)

外部リンク

  • 関東ラグビーフットボール協会

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 関東社会人リーグ (ラグビー) by Wikipedia (Historical)