伊豆シャボテン動物公園(いずシャボテンどうぶつこうえん、英: Izu Shaboten Zoo)は、静岡県伊東市富戸の大室山の北東脇(岩室山)にある、サボテンと動物を中心としたテーマパーク(動・植物園)である。
伊豆シャボテンリゾート株式会社傘下の連結子会社である株式会社伊豆シャボテン公園が運営している。
1959年(昭和34年)10月に「伊豆シャボテン公園」として開園。1970年(昭和45年)、1975年(昭和50年)には昭和天皇の行幸もあった。2016年(平成28年)10月22日に「伊豆シャボテン動物公園」に改称した。
サボテンや多肉植物を集めた温室があり、カンガルーや野鳥・カピバラなどの動物や鳥類なども飼育されている。
カピバラの飼育舎には温泉が引かれていて、カピバラの入浴がみられる。
半獣半鳥の荒原竜の像がシンボル。特撮作品のテレビ・映画のロケ地に良く使われる場所であり、小学生の学校行事である移動教室で訪れる旅行先などとしても有名である。
1964年以来、園内にはリスザルが放し飼いにされ、樹木の害虫駆除を担っている。ただし、リスザルは非常に好奇心旺盛で、ベビーカーなどに置いておいた飲食物を漁ることがあるので念のため注意が必要。クジャクも放し飼いにされている。
北西にレストラン・ショップと宿泊施設、南西にサボテン施設、東側に駐車場とメインゲートが配置されている。
大室山の北東脇(岩室山)にある「伊豆シャボテン動物公園」の他、少し離れた東方の海岸方面にある、以下の2地域4施設も「伊豆シャボテン動物公園グループ」として一緒に運営されている。
5つの温室があり、南アメリカ館、アフリカ館、マダガスカル館、メキシコ館、森林性シャボテン館(ジャングルのシャボテン)に分かれる。
この園の名前の由来はサボテンである。昭和34年開業のため、サボテンをシャボテンと呼ぶ。サボテンは園内で食せる。
民間施設であるが、1970年(昭和45年)に、昭和天皇が訪れた。
園内にはアメリカ古代文明の彫刻の強化プラスティック製の精巧な実物大レプリカがたくさん置かれている。オルメカ文明の巨石人頭像、アステカ文明のカレンダー「太陽の石」、女神コアトリクエ像、ショチカルコ宮殿の柱脚、マヤ文明の雨の神チャク神の像、蛇神ケツァルコアトル(マヤ名ではククルカン)の像、パレンケ遺跡の石碑、トルテカ文明の戦士の像、ワステカ文明の立像などがある。これらはメキシコ連邦特別区から贈られたものである。
ピンキーちゃん(メス・2002年9月12日生まれ)などがいる。特技は竹馬。学習発表会を行う。
アニマルトレーナー堤 秀世(園長と名誉園長を勤め、2013年引退)などにより、1981年からチンパンジーのショーが行われる。人工飼育のチンパンジーの群れ復帰も行う。
伊豆シャボテン公園のカピバラは露天風呂に入るが、これは、園が『元祖』と、静岡新聞が紹介する。1982年の冬に、飼育員が飼育舎の清掃にお湯を使った際、偶然、小さなお湯だまりにカピバラたちが集まって手足やおしりをつけて気持ちよさそうにしている姿を目撃して以来、カピバラの幸せのためにカピバラたちの入浴を毎年行う。これが『冬の風物詩』となった。2015年には埼玉県こども動物自然公園、那須どうぶつ王国、長崎バイオパークと「カピバラの露天風呂協定」を結び、2017年からはこれにいしかわ動物園を加えた5園国で夏は7月27日の「スイカの日」に「スイカ早食い競争」、冬には「カピバラの長風呂対決」のコラボイベントを開催している。
ゆず湯なども行い、また入浴はカピバラが満足するまで行う。園のマスコットキャラクターはカピバラ(2頭)で、「カピーバ」と「カピーナ」という名である。
なお、「カピバラの露天風呂」「カピバラの温泉」は株式会社伊豆シャボテン公園、「カピバラのゆず湯」は伊豆シャボテンリゾート株式会社によってそれぞれ商標登録されている。
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