神流町 (かんなまち)は、群馬県南西部、多野郡にある町。町名は神流川に因む。日本で最初に恐竜の足跡の化石が発見されたことで知られている。また、かつて同郡に存在した神流村(現:藤岡市)とは別の自治体。
沿革
- 1889年4月1日 町村制施行に伴い、南甘楽郡に神川村・中里村が誕生。
- 1896年4月1日 南甘楽郡が緑野郡・多胡郡と合併して多野郡となり、多野郡神川村・中里村となる。
- 1926年4月1日 神川村が町制施行・改称し万場町となる。
- 2003年4月1日 万場町・中里村が合併し、神流町が発足する。
地理
気候
降水量は6月から10月にかけて多く、年間の70%余りを占めている。冬季の降水量の少なさもあり、国内では珍しい温帯夏雨気候に属している(ただし、温暖湿潤気候に限りなく近い)。
人口
- 2009年の老年人口割合は52.1%で、いわゆる限界集落でもある。県内では南牧村に次いで第2位。[1]
- 老齢人口割合は2005年時点で、全国第8位となっている。
- 幼少人口割合は2005年時点で6.1%、低い方から全国第3位となっている。
行政・立法
県議会
- 選挙区:藤岡市・多野郡選挙区
- 定数:2名
- 任期:2023年(令和5年)4月30日 - 2027年(令和9年)4月29日
衆議院
- 任期 : 2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
警察
- 藤岡警察署
- 神流町駐在所(多野郡神流町大字万場28-2)※旧多野郡万場町
- 中里駐在所(多野郡神流町大字神ヶ原353-5)※旧多野郡中里村
消防
交通
鉄道
町内を鉄道路線は走っていない。JR東日本高崎線新町駅および同八高線群馬藤岡駅から路線バスが出ている。
バス
路線バス
- 日本中央バス
- 奥多野線(新町駅 - 群馬藤岡駅 - 鬼石郵便局 - 神流町役場前 - 万場 - 上野村ふれあい館 - しおじの湯)
道路
- 国道
- 都道府県道
- 道の駅
ベルトコンベア
- 叶山鉱山石灰石長距離輸送トンネルベルトコンベヤ(KLT)
- 町内の秩父太平洋セメント叶山鉱山で産出する石灰岩は、全長約23キロメートルに及ぶ長距離地中式ベルトコンベアーで、埼玉県秩父郡吉田町にある巣掛砕鉱場を経由し、秩父市大字大野原の同社秩父工場第二プラントおよび武州原谷駅まで運ばれる
- ルートは直線的であるが、ほぼ国道299号と並行しており、地上部は埼玉県道37号との立体交差と荒川をわたる橋梁などごく一部で、この区間はシェルターで覆われている。
名所・旧跡・観光
- 龍松寺(しだれ桜の名所)
- 瀬林の漣痕(せばやしのれんこん 白亜紀の海辺の波の跡と恐竜の足跡の化石)
- 神流町恐竜センター(町おこし「恐竜王国中里」の中心施設)
- 早滝(氷瀑として有名な滝)
- 白水の滝
- 入沢の滝
教育
脚注
関連項目
- 全国市町村一覧
- 安住紳一郎の日曜天国 - TBSラジオで毎週日曜日に放送されているバラエティ番組。2010年12月17日放送分で行われた番組の恒例企画「一都六県市区町村別リスナー確認調査2010」で神流町が1位になったことを記念し、2011年12月11日に万場小学校体育館にて公開生放送が行われた。
外部リンク
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