『eyes』(アイズ)は、1985年10月2日にリリースされた渡辺美里の1枚目のオリジナル・アルバム。発売元はEPIC・ソニー。
当時同じレコード会社に所属しており、共にTM NETWORKのメンバーとして活動中だった小室哲哉、木根尚登や、大江千里、岡村靖幸ら若手の作家陣を迎えたアルバム。また当時渡辺と同じ事務所の先輩だった白井貴子が楽曲提供している。
同年5月にリリースされたデビューシングル「I'm Free」(ケニー・ロギンスのカバー曲)及びカップリング曲の「タフな気持で (Don't Cry)」(エイジアの「Don't Cry」のカバー曲)は、長年収録されていない状態が続いていたが、2015年に発売された同アルバム30周年記念盤のボーナストラックにおいて収録された。
2015年12月16日にはデビュー30周年記念として『eyes -30th Anniversary Edition-』が発売された。
5曲目の「悲しいボーイフレンド」は、2009年公開の映画『悲しいボーイフレンド』のモチーフとして使用された。
10曲目の「きみに会えて」は、この曲が発表された当時を時代設定として製作された映画『世界の中心で、愛をさけぶ』にて、挿入歌として印象的な場面で使用されている。また、作曲を担当した小室がアルバム『Hit Factory』にてセルフカバーしている。
表面は前髪をハサミで切られようとする不機嫌そうな表情をした渡辺の姿、裏面はサングラスを着用して上機嫌に笑顔を見せる渡辺の姿が掲載されている。
ジャケットの撮影を担当した大川直人は、渡辺がスタジオでヘアメイク中に髪を整えている姿が印象的だったといい、実際に前髪を切って撮影した。大川は2022年に行われた『FRIDAY』の取材で、一番印象に残っているとコメントしている。
デビュー30周年を迎えたのを記念し同時に本アルバムも発売から30年を迎えた事を記念して発売された本作は、当時アルバム未収録となっていたデビューシングル「I'm Free」及びカップリング曲の「タフな気持で (Don't Cry)」、セカンドシングル「GROWIN' UP」のカップリング曲「ルージュの色よりもっと」の3曲が初収録された。
本作を引っ提げ、デビューアルバム『eyes』をレコードと同じように完全再現する『名盤ライブ「eyes」』と題した一夜限りのスペシャル・プレミアムライブが2016年3月12日と3月20日にZepp Tokyoにて開催された。また同会場にてライブに参加した来場者には限定としてドキュメンタリーBOOK・DVDが貰えるようになっている。
2015年12月16日、エピックレコードジャパンより発売され、アナログが同梱した完全生産限定盤及び、初回プレス限定盤のみ紙ジャケット仕様の通常盤の2形態で発売された。なお、その他の詳細などに関しては下記の形態を参照。
ハイレゾ音源配信サイトではCDよりも高音質なロスレス音源の配信が行われている。
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