清田区(きよたく)は、札幌市の行政区。区名は、厚別川沿いの低地に広がる美しい清らかな水田地帯という意味でつけられた字名に由来している。
札幌市の南東部に位置しており、区域は東西7.8 km、南北15.3 kmある。白石区と厚別区とは東北通、豊平区とは吉田川、羊ケ丘、山部川、南区とは南西部、北広島市とは大曲川、恵庭市とは南部の丘陵地で接している。清田区一帯は樽前山や恵庭岳の噴火によって形成した「月寒台地」の一部であり、清田・北野・平岡地区などに火山灰の積もった小高い丘として残っている。白旗山には札幌市内最大の市有林がある。
札幌市内でも札幌管区気象台がある中央区は日本海側気候の影響が強いが、清田区は太平洋側気候や内陸性気候の特色があり、気象観測は隣接している北広島市や恵庭市に近いデータとなる。冬季は晴れる日が比較的多いため放射冷却になる傾向があり、札幌市内では厚別区とともに朝晩の冷え込みが厳しくなる。特に、厳冬期の晴れた朝などには-20℃近くまで下がることもあるが、積雪量は少ない。一方、夏季の気温は過ごしやすく、札幌の都心部に見られるヒートアイランドの影響も少ない。
札幌市10区の中では最も人口が少ない区であり、南区や厚別区とともに人口減少の傾向が見られる。一方、1世帯当たりの人員は札幌市10区の中で最も多い区になっている。
「略年譜」参照
「医療機関名簿(清田区)」参照
清田区は札幌市10区の中で唯一鉄道路線がない区バスからの乗り継ぎ指定地下鉄駅は札幌市営地下鉄東豊線福住駅、札幌市営地下鉄東西線南郷18丁目駅・大谷地駅・新さっぽろ駅である。なお、札幌市営地下鉄東豊線に清田区役所付近まで延伸する構想がある。
かつては札幌市交通局がバス路線(札幌市営バス)を運行していたが、段階的に民間事業者に路線を移譲し、
2004年(平成16年)に廃止となった。
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