東飯能駅(ひがしはんのうえき)は、埼玉県飯能市東町(あずまちょう)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・西武鉄道の駅である。
JR東日本の八高線と、西武鉄道の池袋線が乗り入れており、接続駅となっている。
西武鉄道・JR東日本それぞれに橋上駅舎を有しているが、両社の改札口は分離され、自由通路で連絡している。
改札口はそれぞれ独立しているが、西武池袋線とJR八高線のホーム番号は連番で設定されている(このため、西武線は単式ホーム1面1線でありながら番号が振られている一方、JR線としての1番線は欠番となっている)。
両社ともにバリアフリー設備として多機能トイレやエレベーター・エスカレーターを設置している。
橋上駅舎化前は、改札を共用し、西口側に西武鉄道が管理する駅舎があり、東口側には出入口がなかった。駅舎は西武線ホームに直結し、西武池袋線とJR八高線のホームは地下道で連絡していた。国鉄の合理化により、1982年から改札分離が実施される1999年までは西武鉄道が出改札業務を行っていた。
駅舎外(改札の外)にはKIOSKが立地していたが、現在は撤去されている。
島式ホーム1面2線を有する地上駅。かつては3番線側に待避線が敷設されていたが、現在は廃止され、一部の線路が残るのみである。貨物列車運行当時は、ここで旅客列車を優先させるため貨物列車が待避することがあった。JR東日本ステーションサービスが業務を行う業務委託駅で、高麗川駅が当駅を管理している。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部時間帯を除いて遠隔対応のため改札係員は不在となる。
2・3番線とも両方向に出発信号機が設置され、非常時には当駅で折り返しが可能である。
2015年12月23日には指定席券売機が設置されたため、みどりの窓口は2016年2月29日をもって営業を終了した。
(出典:JR東日本:駅構内図)
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、ホーム有効長は10両編成分である。駅番号はSI27。
2008年10月10日より待合室の使用を開始した。独自設計として、地元産の西川材を利用したベンチが設置されている。
(出典:西武鉄道:駅構内図)
隣の飯能駅はスイッチバック(折り返し形構造)式で、池袋方面と西武秩父方面とを直通運転する列車は同駅での方向転換が必要なため、解消策として当駅と笠縫信号所(元加治駅 - 飯能駅間、廃止)との間に連絡線(飯能短絡線)の建設が予定され、土地は複線分で北飯能信号所 - 当駅(島式1面2線化) - 笠縫信号所間に確保されている。
ただし現在、機関車の付け替えを要する貨物列車が廃止され、スイッチバックによる支障が軽減された事もあり、工事は無期限での休止状態となっている。西武鉄道は「将来、武蔵丘車両基地や武蔵丘車両検修場との回送や入出場列車や検査時の入出場往来のメリットがある」として、あくまで「工事は『休止』」との見解を表明している。
各年度の1日平均乗降人員数は下表のとおり(西武鉄道のみ)。
各年度の1日平均乗車人員数は下表のとおり。
西口のうち、上記各系統の「東飯能駅」バス停留所は駅からやや離れた場所にあるが、これとは別に駅前広場ロータリーに「東飯能駅駅前広場」停留所があり、上記系統のうち飯能駅発上赤沢・名栗車庫・名郷・湯の沢・中沢・中藤・間野黒指行が終日停車する。
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