熊本県議会(くまもとけんぎかい)は、熊本県の議会である。
歴史
1874年ごろから盛り上がってきた自由民権運動の波に乗って、府県政治でも公選民会開設運動が強まっていた。自由民権運動家であった宮崎八郎が、県令の安岡良亮に民会開設を建白しているが、強圧的な県政をしていた安岡には一蹴されている。しかし、立憲政体の詔書が出されたことなどを受けて、1876年には熊本県臨時民会が設置された。1878年に地方官会議が開催され、府県会のあり方を規定した「府県会規則」を含む三法案が審議され、若干の修正を受けたが地方官会議を通過し、太政官布告として発布された。翌1879年、県会議員選挙が実施され、県会が正式に開設された。
概要
- 定数:49
- 欠員: 1
- 議長:山口裕(自由民主党)
- 副議長:高木健次(自由民主党)
- 所在地:熊本市水前寺6丁目18番1号
会派
(2023年4月30日現在)
組織
委員会
常任委員会
- 総務常任委員会
- 厚生常任委員会
- 経済環境常任委員会
- 農林水産常任委員会
- 建設常任委員会
- 教育警察常任委員会
特別委員会
事務局
選挙区と議員定数
熊本県議会の定数は49議席であり、合計21の選挙区によって構成される。
主な県議会出身者
- 国会議員
- 坂本哲志(衆議院議員)
- 馬場成志(参議院議員)
- 松野明美(参議院議員)
- 沼川洋一(元衆議院議員)
- 三浦一水(前参議院議員)
- 本田良一(元参議院議員)
- 園田清充(元参議院議員)
- 浦田勝(元参議院議員)
- 魚住汎英(元参議院議員)
- 中島隆利(前衆議院議員、元八代市長)
- 岩下栄一(前衆議院議員、現熊本県議会議員)
- 市町村長
- 大西一史(熊本市長)
- 中村博生(八代市長)
- 前畑淳治(荒尾市長)
- 荒木義行(合志市長)
- 守田憲史(宇城市長)
- 早田順一(山鹿市長)
- その他
- 三角保之(元熊本市長)
- 阿曽田清(元宇城市長)
- 島津勇典(元玉名市長)
- 幸山政史(前熊本市長)
- 篠崎鉄男(前宇城市長)
- 福村三男(前菊池市長)
- 江口隆一(元水俣市長)
- 八浪知行(元プロ野球選手、熊本工業高校野球部監督)
- 澤田治男(元自由民主党熊本県連会長)
- 北里達之助(元自由民主党熊本県連会長)
- 古閑三博(元自由民主党熊本県連会長)
- 園田二三四(園田博之の祖父)
- 魚住一海(魚住汎英の父)
脚注
参考文献
- 熊本県議会事務局 編『熊本県議会史 第一巻』熊本県議会、1979年。
外部リンク
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