タイ君主一覧(タイくんしゅいちらん)は、タイの歴代君主の一覧である。
概要
タイ君主はタイの王朝の歴代王のことである。タイのスコータイ王朝、アユタヤー王朝、トンブリー王朝、チャックリー王朝に代表される。これらを正統王朝といい、トンブリー王朝を除く全ての王朝は小タイ族による王朝である。この他の王朝に、ラーンナータイ王朝などがある。なお、タイの王朝で「大王」と呼ばれる王は7人いる(スコータイ王朝のラームカムヘーン、アユタヤ王朝のナレースワン、ナーラーイ、トンブリー王朝のタークシン、チャクリー王朝のラーマ1世、ラーマ5世、ラーマ9世)が、うちラームカムヘーン、ナレースワン、ラーマ5世の3人を「タイ三大王」と称する。
前史時代の王
散逸していた古文書を再構築した『北方年代記』により、存在したとされた王朝。ただし、資料自体の歴史的信頼性は証明されていない。また、再構築した過程での年代的検証、順列、あるいは、同一王朝内の話なのかどうか、王の名称から類推される実在の別の王との混同など、問題点が指摘されている。
アヨーティヤー王国
『北方年代記』による王国。
中部の王朝
スコータイ王朝
- 注:スコータイ王朝の場合、統治年やその王が実在した人物か、実際に統治したかには諸説があり一定しない。
アユタヤ王朝
トンブリー王朝
チャクリー王朝
北部王朝
- ラーンナー王朝の君主についてはラーンナー王朝#君主・国主の一覧を参照。
- ナーンを中心とする地域についてはカーオ王国#君主、ナーン王国#歴代国主を参照。
- 近世のチエンマイ・ラムパーン・ラムプーンについてはチェットトン王家#チェットトン王家出身の国主・君主を参照
南部王朝
パタニ王国(マレー人による王朝)
- ラジャ・スリ・ワンサ
- スルタン・ムハンマド・シャー(ラージャ・イントゥラ)
- スルタン・ムザファル・シャー ―― ? - 1564年
- スルタン・マンスル・シャー ―― 1574年 - 1572年
- ラジャ・パティク・シアム ―― 1572年 - 1573年
- スルタン・バードゥル・シャー ―― 1573年 - 1584年
- ラジャ・ヒジャウ(緑の女王) ―― 1584年 - 1616年
- ラジャ・ビル(青の女王) ―― 1616年 - 1624年
- ラジャ・ウング(紫の女王) ―― 1624年 - 1635年
- ラジャ・クニン ―― 1635年 - 1651年
- ラジャ・マス・クラタン ―― 1690年 - 1707年
- ラジャ・マス・チャヤム ―― 1707年 - 1710年
- ラジャ・デウィ ―― 1710年 - 1719年
- ラジャ・ブンダン・バダン ―― 1719年 - 1723年
- ラジャ・ラクサマナ・ダジャン ―― 1723年 - 1724年
- ラジャ・マス・チャヤム ―― 1724年 - 1726年
- アロン・ユヌス ―― 1726年 - 1729年
- スルタン・ムハンマド(ラジャ・アーマッド) ―― 1776年 - 1786年
- トゥンク・ラミディン ―― 1786年 - 1791年
- ドゥトゥック・プンカラン ―― 1791年 - 1808年
- ナーイ・クワンサイ(タイ族) ―― 1808年 - 1815年
- ナーイ・パイ(タイ族) ―― 1815年 - 1816年
関連項目
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