ラーズ・アル・グール (Ra's al Ghul, アラビア語: رأس الغول) は、DCコミックスの出版するアメリカンコミック『バットマン』に登場する架空のスーパーヴィラン。ライターのデニス・オニールとアーティストのニール・アダムスによって創造され、“Batman“#232(1971年6月)の"Daughter of the Demon"で初登場した。ラーズ・アル・グールはバットマンの最も永続的な敵の一つである。
ライターのデニス・オニールとアーティストのニール・アダムスによって創造され、“Batman“#232(1971年6月)の"Daughter of the Demon"で初登場した。キャラクターの創造には女王陛下の007(1969年)とフー・マンチューの影響を受けた。ラーズ・アル・グールは最も顕著なリーグ・オブ・アサシンのリーダーであり、名前はアラビア語で「悪魔の頭」を意味する。ラーズの息子はドゥシャン・アル・グール、娘はタリア・アル・グールとナイッサ・ラーツコであり、ダミアン・ウェインの母方の祖父である。
ラーズ・アル・グールは世界の環境を完璧なバランスに守る事を目的とする国際的な犯罪の首謀者。彼はこのバランスを成し遂げる最良の方法が大部分の人間を排除する事だと思っている。彼はしばしば生物兵器や遺伝子工学を用いたウイルスを使用する。ラザラス・ピットはラーズに数世紀の寿命を与え、その間に様々な戦闘の技術を磨いてきた。ラーズはバットマンに対する敬意から“Detective”(探偵)と呼び、しばしばバットマンを自身の後継者にしようとする。ラーズはバットマンの正体がブルース・ウェインだと知っているが、彼に対する敬意からその事を黙っている。
ラーズ・アル・グールは様々なメディアで紹介されてきた。デビッド・ワーナーの演じた『バットマン (アニメ)』は、コミックブック以外のメディアで彼の初登場になった。ダークナイト・トリロジーではリーアム・ニーソン、『バットマン:アンダー・ザ・レッドフード』ではジェイソン・アイザックス、『バットマン アーカム・シティ』ではディー・ブラッドリー・ベイカー、『ARROW/アロー』ではマット・ネイブルが演じた。
IGNの"Top 100 Comic Book Villains of All Time"(コミックブックのヴィラントップ100)では、ラーズ・アル・グールは第7位にランクインされた。
ラーズ・アル・グールの本名、初期の人生、正確な年齢は様々な作家により異なる。
デニス・オニールとノーム・ブレイフォーグルによって描かれた“Batman: Birth of the Demon“(1992年)では、ラーズ・アル・グールは600年以上前にアラビアで砂漠の遊牧民として誕生した。若い頃から科学に興味を持ち、生命について追求するために部族を捨てて都市に移り住んだ。彼は医師になり、ソラという女性と結婚した。ラーズはラザラス・ピットの秘密を発見して瀕死の王子を救う。しかし、王子はラザラス・ピットの影響で正気を失い、ソラを絞め殺す。王子はラーズを投獄して死刑を宣告する。ラーズは牢獄から脱出して自ら部族を率いて都市を壊滅させ、ウィルスを使い王族を殺害する。そして、自身を"Ra's al Ghul"(ラーズ・アル・グール)、"Demon's Head"(悪魔の頭)だと宣言する。
地球に現れる特別な泉。通常は泡立つ緑色の液体として描かれる。病気や怪我を治し、ピットに沈んだ時間に応じて人間を若返らせる。さらに、死者を復活させる能力を持つ。健康な人間がピットに入るとほとんどの場合は死亡する。副作用として、ラザラス・ピットを使用した者は正気を失う。
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