1979年のオールスターゲームは、1979年7月に行われた日本プロ野球のオールスターゲーム。
試合概要
前年、日本シリーズ優勝を達成したヤクルトスワローズ監督の広岡達朗が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグ優勝チーム・阪急ブレーブス監督の梶本隆夫が全パ(オールパシフィック・リーグ)の指揮を執ったオールスターゲーム。前年のリーグ優勝を成し遂げた監督は上田利治だったが、日本シリーズ抗議事件の責任を取って辞任していた。
1979年はセ・パ2リーグ分立30周年であり、それを記念して出場選手・コーチは横に3本ラインの入ったピルボックス型の帽子を被った。
この年は多くの新記録が誕生した。第1戦はファン投票選出回数歴代1位タイ記録に並んだ全セの王貞治(巨人)が単独トップの通算10号本塁打を放ち、第2戦は全パの山田久志(阪急)が歴代トップの6勝を上げ、第3戦は1ゲームとしては最多となる8本塁打が飛び出した。
なお、本来の順番であれば第1戦の主管球団は近鉄となるところだが、開催当時本拠地だった日生球場は、収容人員が2万人強と規定を満たしておらず、藤井寺球場はナイター設備がなかったため、南海の本拠地・大阪球場へ振り替えの上、開催権も南海に譲渡した(1959年、1967年、1973年と同様)。
選出選手
- 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。
試合結果
第1戦
オーダー
第2戦
オーダー
第3戦
オーダー
テレビ・ラジオ中継
テレビ中継
- 第1戦:7月21日
- 毎日放送≪TBS系列≫ 実況:井上光央 解説:杉浦忠、牧野茂
- NHK総合(中継録画・スポーツアワーに内包) 解説:加藤進
- 第2戦:7月22日
- 中部日本放送≪TBS系列≫ 実況:後藤紀夫 解説:近藤貞雄、杉浦忠 ゲスト解説:中利夫(中日監督)
- NHK総合(中継録画・スポーツアワーに内包) 実況:西田善夫 解説:上田利治
- 第3戦:7月24日
- フジテレビ 実況:山田祐嗣 解説:金田正一、吉田義男
- NHK総合(中継録画・スポーツアワーに内包) 解説:藤田元司
※日本テレビ系列は21年ぶりにオールスターの放映権を失った。
ラジオ中継
- 第1戦:7月21日
- NHKラジオ第1 解説:鶴岡一人、上田利治
- TBSラジオ(JRN/朝日放送製作) 解説:小山正明
- 文化放送(NRN/ラジオ大阪製作) 解説:辻佳紀、別所毅彦
- ニッポン放送(毎日放送製作) 実況:城野昭 解説:関根潤三、杉浦忠
- ラジオ関東(独立系) 解説:青田昇
- ラジオたんぱ第1放送 解説:秋本祐作
- 第2戦:7月22日
- NHKラジオ第1 解説:藤田元司、加藤進
- TBSラジオ(JRN/中部日本放送製作) 解説:杉浦清、板東英二
- 文化放送(NRN/東海ラジオ放送製作) 解説:別所毅彦、中山俊丈
- ニッポン放送(毎日放送にもネット) 実況:宮田統樹 解説:金田正一
- ラジオ関東(独立系) 解説:青田昇
- 第3戦:7月24日
- NHKラジオ第1 解説:川上哲治、上田利治
- TBSラジオ(JRN) 実況:石川顕 解説:牧野茂 ゲスト解説:山内一弘(ロッテ監督)
- ニッポン放送(NRN) 実況:深澤弘 解説:関根潤三
- ラジオ関東(独立系) 解説:堀本律雄、有本義明
- ラジオ大阪(ローカル)解説:辻佳紀、別所毅彦
脚注
関連項目
- オールスターゲーム (日本プロ野球)
- 日本野球機構
- 日本プロフェッショナル野球組織
外部リンク
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