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埼玉県第12区


埼玉県第12区


埼玉県第12区(さいたまけんだい12く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域

現在の区域

2022年(令和4年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである。11区だった熊谷市の旧江南町域を編入して、鴻巣市の旧川里町域を6区へ移行させた事で、両市の小選挙区の分割は解消された。

  • 熊谷市
  • 行田市
  • 加須市
  • 羽生市

2022年以前の区域

2013年(平成25年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである。

  • 熊谷市(旧熊谷市・大里町・妻沼町域)
  • 行田市
  • 加須市
  • 羽生市
  • 鴻巣市(旧川里町域)

2002年(平成14年)公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである。

  • 熊谷市
  • 行田市
  • 加須市
  • 羽生市
  • 大里郡
    • 大里町
    • 妻沼町
  • 北埼玉郡

1994年(平成6年)公職選挙法改正から2002年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである。

  • 熊谷市
  • 行田市
  • 加須市
  • 羽生市
  • 大里郡
    • 大里村
    • 妻沼町
  • 北埼玉郡

歴史

1994年の公職選挙法改正により、旧埼玉3区と旧埼玉4区から分割される形で設置された。全有権者数の4割を占める熊谷市を中心にし、中選挙区時代に埼玉県下で最も自民党が強いとされた旧3区(県北部)と旧4区(県東部)から分割された選挙区とあって、浮動票や無党派層が比較的少なく、保守層の支持が非常に強固な選挙区である。

元熊谷市長でもあり、一時新進党に所属した増田敏男の自民党復党により、第42回衆議院議員総選挙以後は2人の「としお」がコスタリカ方式で交互に当選してきたが、増田が小選挙区で出馬する番だった第44回衆議院議員総選挙の直前をもって引退。 第45回衆議院議員総選挙は、本来は比例代表単独上位で出馬するはずだった小島敏男が連続で出馬するも、民主党躍進の流れを受け本多平直に敗れた。

第46回衆議院議員総選挙では自民党で加須市出身の野中厚が議席を奪還し、第47回衆議院議員総選挙では再選を果たした。1996年の小選挙区制施行以来一貫して熊谷市在住の者が議席を維持してきており、加須市在住の者が当選するのは野中が初めてだった。

野中が自民党の公認を得たことに、熊谷市の主に保守系の政治・経済など各種団体(いわゆる『熊谷党』)が反発し、野中との公認争いで敗れた熊谷市在住で自民党の元埼玉県議会議員・森田俊和が、第46回では自民党を離党し無所属で出馬。約1万票差で野中が勝利した。

第47回では、森田は維新の党に公認を申請したものの、野党間の選挙協力(民主党の本多がいるため)により公認は見送られ、次世代の党公認で出馬した。その結果、熊谷市では野中を大きく引き離し、全有効票数の過半数の得票を得るに至ったが他の市での得票が伸び悩み、前回同様に野中に敗れた。重複立候補した次世代の党の比例北関東ブロックでは惜敗率第1位だったものの、北関東ブロックにおける次世代の党への議席配分が「0」だったため、落選となった。この選挙で森田が本多より善戦したことから、民主党は2015年に森田を入党させ、小選挙区総支部長を本多から差し替えた。

第48回では民進党で公認が内定していた森田が希望の党から出馬したが、僅差で野中に敗れた(森田は重複立候補していた希望の党の比例北関東ブロックで復活し初当選、惜敗率は党内第1位)。前回まで民主党から出馬していた本多は北海道4区に転出し立憲民主党から出馬した(結果は次点で比例復活当選)。

第49回では野中と立憲民主党に移籍した森田の一騎打ちとなり、森田が4度目の挑戦で初当選を果たした(野中も比例で復活当選)。その一方で、第49回衆院選と同日に選挙区内の熊谷市で投開票が行われた熊谷市長選挙では、野中が支援する無所属新人で元埼玉県議会議員の小林哲也が森田の支援する無所属新人で元熊谷市議会議員の閑野高広を破って当選するなど総選挙とは逆の結果となった。

前述のように、中選挙区の時代から揺るぎない自民党の地盤として知られてきた小選挙区だが、第46回の保守分裂以降、野中(加須)と森田(熊谷)との激戦区になり、総選挙では必ず内閣総理大臣や党首が応援に入る熾烈な選挙戦が繰り広げられている。第48回では同じ日である2017年10月18日に安倍晋三(内閣総理大臣、自民党総裁)と小池百合子(東京都知事、希望の党代表)が、時間を変えてJR熊谷駅北口で応援演説を行った。第49回では野中陣営に石破茂、小渕優子、茂木敏充といった閣僚経験者の自民党ベテラン議員や自民党幹部が応援に入り、森田陣営には元埼玉県知事で参議院議員の上田清司や埼玉県知事の大野元裕が応援に入った。

小選挙区選出議員

選挙結果

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:36万9482人 最終投票率:55.52%(前回比:3.24%) (全国投票率:55.93%(2.25%))

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:37万6359人 最終投票率:52.28%(前回比:0.27%) (全国投票率:53.68%(1.02%))

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:37万1546人 最終投票率:52.01%(前回比:5.03%) (全国投票率:52.66%(6.66%))

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:37万3491人 最終投票率:57.04%(前回比:9.46%) (全国投票率:59.32%(9.96%))

  • 川島は94歳という高齢での出馬で話題となった。2022年現在、大正生まれ最後の衆議院選挙候補者。2016年10月29日に98歳で逝去。

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:37万4017人 最終投票率:66.50%(前回比:2.69%) (全国投票率:69.28%(1.77%))

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日
当日有権者数:37万1042人 最終投票率:63.81%(前回比:12.30%) (全国投票率:67.51%(7.65%))

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 最終投票率:51.51%(前回比:7.61%) (全国投票率:59.86%(2.63%))

  • 本多は後に比例北関東ブロック選出議員木下厚の衆議院議員補選出馬に伴う失職により繰り上げ当選。

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 最終投票率:59.12%(前回比:4.47%) (全国投票率:62.49%(2.84%))

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 最終投票率:54.65% (全国投票率:59.65%(8.11%))

  • 小島は、中島洋次郎の議員辞職に伴い1999年1月に繰り上げ当選。

脚注

Collection James Bond 007

関連項目

  • 埼玉県選挙区

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 埼玉県第12区 by Wikipedia (Historical)