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ラムのラブソング


ラムのラブソング


ラムのラブソング」は、松谷祐子のデビュー曲。1981年10月21日に日本でシングル・レコードとして発売された。JASRACでは正題が「うる星やつらのテーマ」と登録されているため、一部CDやメディアではこちらで表記されている場合がある。作曲・編曲は小林泉美、作詞は「かもめが翔んだ日」などで知られる作詞家の伊藤アキラ。

概要

本作は松谷祐子のデビューシングルであり、表題曲「ラムのラブソング」はフジテレビ系アニメ『うる星やつら』(1981年版)の主題歌として書き下ろされ、第1話から第100話のオープニングテーマとして使用された。1990年代以降、松谷祐子によるセルフカバーも含め多くのシンガーにカバーされている。また、OVA『うる星やつら ヤギさんとチーズ』のオープニングテーマ、PCエンジンCD-ROM2用ソフト『うる星やつら STAY WITH YOU』の主題歌としても使用された。

B面に収録された「宇宙は大ヘンだ!」は『うる星やつら』(1981年版)のエンディングテーマとして、第1話から1982年4月2日放送のスペシャル番組まで使用された。また、OVA『うる星やつら ヤギさんとチーズ』『うる星やつら 乙女ばしかの恐怖』のエンディングテーマとしても使用された。

レコード売上は1982年3月末日現在で約12万枚と大ヒットした。

2018年6月20日、同アニメの音楽担当の一人でシンセサイザーによるBGMなどを手掛けた安西史孝が、作・編曲者の小林泉美本人の了承を得た上で音楽SNS「nana」の自身のアカウントで「ラムのラブソング」の制作過程で作られた音源を公開した。長さは1分29秒、演奏はキーボードとリズムボックスだけで、小林本人のボーカルで詞の一部も歌われている。

制作の経緯

小林によると、当時キティ・フィルムの社長だった多賀英典直々の指名で「うる星やつら」の楽曲制作者に決まった翌日、(「ラムのラブソング」と「宇宙は大ヘンだ!」を含む)3曲を提出し、3曲とも採用されることになった。「ラムのラブソング」はすでに漫画のイメージが小林の頭の中に入っていたので10分程度で出来上がり、多賀には「シンコペーションが多くて難しい」と怒られたものの、結果的に修正はなかった。

エピソード

  • 曲中の色っぽい声やくすくす笑いは、松谷祐子が恥ずかしくて出来なかったことから、作曲した小林泉美が声を担当している。
  • テレビドラマ『WATER BOYS2』のシンクロ曲として使用され、同サウンドトラックにも収録されている。
  • 浜崎あゆみが携帯電話の着信メロディにしていることでも知られる。
  • GIGAメロの着メロランキングで、2004年度の年間77位、2005年度の年間70位。
  • カップリング曲の「宇宙は大ヘンだ!」の歌詞は『うる星やつら』に出てくる個性的なキャラクターが巻き起こす非日常な世界観をそのまま歌詞にしたもので、ここでは、それらのキャラクターをヘンとして、そのヘンが集まり、もっとヘンになるという本作の周囲を巻きこむドタバタ世界を的確に表現した歌詞内容である。
  • ジャレコから発売された業務用アクションゲーム『モモコ120%』ではこの曲がメインBGMとして使用された(その縁か、ファミコンへの移植の際にキャラクターを「うる星やつら」関連に差し替え『うる星やつら ラムのウェディングベル』と改題されている)
  • コナミの音楽ゲーム『pop'n music』でこの曲が版権曲として収録されていた。
  • 2019年に放送された『発表!全るーみっくアニメ大投票 高橋留美子だっちゃ』歌部門では1位を獲得。同番組にゲスト出演したラム役の平野文、音無響子(『めぞん一刻』)役の島本須美、天道あかね(『らんま1/2』)役の日髙のり子の歴代高橋留美子原作アニメにおけるヒロイン役声優3人による生歌唱で披露された。

収録曲

カバー

山本梓によるカバー

あず☆トラ〜うる星やつら ラムのラブソング〜」は、2007年3月7日にリリースされたグラビアアイドル山本梓のデビューシングル。発売はGIRLS' RECORD、販売はエイベックス・マーケティング・コミュニケーションズが手がけている。

本作は山本が「ラムのラブソング」をトランス風にカバーした表題曲「ラムのラブソング」のほか、カップリング「宇宙は大ヘンだ!」とそれぞれのカラオケを含む全4曲を収録。

付属となるDVDには、山本が同アニメのメインキャラクターであるラムのコスプレ姿で歌うビデオクリップと、メイキング映像が収録されている。

収録曲

misonoによるカバー

うる星やつらのテーマ〜ラムのラブソング〜/「ミィ」」は、misonoの14thシングルとなる両A面シングルである。2009年9月23日に『カバALBUM』とともに発売された。同アルバムに収録されているメドレー中でも同曲をカバーしているが、このシングルとはアレンジが異なる。またオリジナルアルバム『Me』には、「「ミィ」」のみが「「ミィ」 〜Me Ver.〜」として収録され、同曲は収録されていない。

初回限定盤には全4種類のmisonoトレーディングカードのうち1枚がランダムで封入された。

『スッキリ!!』のインタビューでこの曲をカバーした理由を聞かれ、「姉である倖田來未が「キューティーハニー」をカバーしてブレイクしたため、それに便乗してアニメの曲をカバーしたら売れるだろうと思った」と答えている。

2009年10月31日に開催された『ヘキサゴンファミリーコンサート2009』で、ソロでこの曲を披露している。

収録曲

Orange Caramelによるカバー

LIPSTICK/ ラムのラブソング」は、韓国の女性アイドルグループ・AFTERSCHOOLのユニットであるOrange Caramelの日本での2ndシングルとなる両A面シングルである。2012年12月12日に発売された。

ORANGE CARAMELが韓国で2012年9月にリリースした楽曲「LIPSTICK」の日本バージョンと日本のアニメ・ソングの金字塔「ラムのラブソング」をカバーした楽曲を収録。

本作は「LIPSTICK盤」「ラムちゃん盤」「バラエティ盤」というCD+DVDの3仕様とCDオンリー盤の4形態が用意されている。「ラムちゃん盤」のジャケットでは、メンバー全員が「うる星やつら」のキャラクターであるラムに扮している。CDオンリー盤には、ボーナス・トラックとして「日本バージョンを作ってほしい楽曲」の投票で1位を獲得したDAISHI DANCEプロデュースのポップチューン「ミルクシェイク[Japan Ver.]」も収録されている。

収録曲

LIPSTICK盤
ラムちゃん盤
バラエティ盤
CDオンリー盤

小林泉美によるセルフカバー

ラムのラブソング (Reboot)』は、『ラムのラブソング』を作曲した小林泉美によるセルフカバーシングル。2021年11月17日にポニーキャニオンより配信限定でリリースされた。カップリングには、最上もがへの提供曲「万物流転」のセルフカバーを収録。

収録曲

シングルタイトル曲以外のカバー

  • ライブやテレビ番組での演奏など音源化や映像作品化されていないカバーとボーカルなしのインストルメンタルバージョンは省略する。
  • 太字はアニメ『うる星やつら』の作品関連でカバーした歌手である。
Collection James Bond 007

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • ラムのラブソング(小林泉美によるレコーディング時のデモ) - 音楽コラボアプリ nana
  • 宇宙は大ヘンだ!(TV サイズの最初のデモ・小林泉美によるレコーディング時のデモ) - 音楽コラボアプリ nana

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ラムのラブソング by Wikipedia (Historical)