Aller au contenu principal

谷上駅


谷上駅


谷上駅(たにがみえき)は、兵庫県神戸市北区山田町下谷上にある、神戸市交通局(神戸市営地下鉄)・神戸電鉄の駅である。

概要

神戸市営地下鉄の北神線および神戸電鉄の有馬線が乗り入れている。駅番号は神戸市営地下鉄がS01、神戸電鉄がKB10。両社局の共同使用駅であり、神戸市交通局の管轄駅である。

標高は244 mで、日本の地下鉄の駅で最高地点である(次点は仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅)。ただし、当駅は地上駅となっており、地下鉄地下駅では仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅が最高地点駅となっている。

北神線は、2020年5月31日までは北神急行電鉄として営業していたが、翌6月1日に神戸市へ譲渡され、神戸市営地下鉄北神線となった。

なお当駅からの神戸電鉄神戸高速線経由の連絡乗車券は、東は花隈駅および元町駅、西は西代駅までしか購入できない。これは当駅から三宮駅へ行く場合や同駅から阪急神戸本線・阪神本線を利用する場合は新開地経由(片道610円)よりも地下鉄を利用した方(片道280円)が安い上に所要時間が短く、同じく山陽電気鉄道本線方面へは新開地経由(西代駅まで片道610円)よりも地下鉄板宿駅にて乗換(同駅まで片道350円)の方が安く所要時間が短いためである。

歴史

  • 1928年(昭和3年)11月28日:神戸有馬電気鉄道の湊川駅 - 電鉄有馬駅(現在の有馬温泉駅)間開業に伴い、駅開業。当初は、現在の谷上駅前交差点にあたる場所に設けられた。
  • 1947年(昭和22年)1月9日:三木電気鉄道との合併に伴い、神有三木電気鉄道に社名変更。同社の駅となる。
  • 1949年(昭和24年)4月30日:神有三木電気鉄道が神戸電気鉄道に社名変更、同社の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月27日:駅移設、高架化。
    • 4月1日:神戸電気鉄道が神戸電鉄に社名変更、同社の駅となる。
    • 4月2日:北神急行電鉄北神線開業。北神急行電鉄の駅が営業開始。神戸電鉄有馬線の特急・急行の停車駅となる。
  • 1995年(平成7年)
    • 1月17日:阪神・淡路大震災で被災し、不通。
    • 1月18日:北神急行電鉄の駅営業再開。
    • 1月19日:神戸電鉄の駅営業再開。
  • 2001年(平成13年)6月23日:乗り換えホーム使用開始。
  • 2006年(平成18年)10月1日:北神急行電鉄においてICカード「PiTaPa」の利用が可能となる。
  • 2007年(平成19年)4月1日:神戸電鉄においてICカード「PiTaPa」の利用が可能となる。
  • 2014年(平成26年)4月1日:駅ナンバリング導入。
  • 2017年(平成29年)3月1日:北神急行電鉄のホームに液晶ディスプレイの案内板設置。
  • 2019年(平成31年)1月29日:北神急行電鉄のホームに接近メロディを導入。
  • 2020年(令和2年)6月1日:北神急行線の市営化に伴い神戸市営地下鉄の駅となる。同時に当駅は神戸市交通局の管轄駅となる。
  • 2023年(令和5年)6月7日:地下鉄北神線4番のりばのホームドアが運用開始。続けて、6月27日に5番のりば、7月6日に6番のりばで運用開始。
  • 2024年 (令和6年) 3月17日:地下鉄北神線ホームで、自動放送が市営地下鉄仕様のものに変更。(4番・5番線は入線時は女声だが、それ以外は男声である。6番線は全て女声である。)

駅構造

地上1階にコンコースと改札があり、地上2階にプラットホームがある高架駅。

地上2階のプラットホームは島式3面5線で北側3線が神戸電鉄有馬線、南側2線が神戸市営地下鉄北神線の発着ホームである。ホーム有効長は6両。有馬線は通常4両・3両のみの入線だが、震災直後は鈴蘭台からの5両編成の電車が折り返していた。

北側のホーム(1・2番のりば)は神戸電鉄有馬線用のホーム、中央のホーム(3・4番のりば)有馬線・神戸市営地下鉄北神線の共用ホーム、南側のホーム(5・6番のりば)は北神線用のホームである。中央のホームは神戸電鉄有馬線と神戸市営地下鉄北神線の列車同士が同一平面で乗り換えできる構造になっている。昼間時は両線ともこの中央のホームのみ使用しているため、有馬線は上下線で同一の線路(3番線)を使用する形になる。

かつてのホーム構造は島式3面6線で、1・2番のりばが有馬線下り、3・4番のりばが有馬線上り、5・6番のりばが旧北神急行用であった(現在の3・4番のりばは、旧4番線を廃止して旧3・4番のりばと旧5・6番のりばを繋げてある)。駅が現在地に移転した当初はキセル防止のためこのような構造とされ、地上1階に中間改札が設けられていたが、スルッとKANSAI導入でその必要性が薄れたことから後に廃止、現在の姿となる

地上駅時代は2面4線の配線で有馬・三田方が1番線(下り待避線)、2番線(下り本線)、新開地方が3番線(上り本線)、4番線(上り待避線)となっていた。また、新開地方に下り線から上り線への渡り線が設置されていた。当時は新開地〜当駅までの区間列車が多数(1時間に1〜2本程度)運行されており、谷上止まりの列車はこの渡り線を使って4番線に入線し、そのまま新開地へと折り返していた。地上駅を含めた旧線は現在、有馬街道のバイパスとなっている。

なお、有馬線と北神線は軌間が異なる(前者は狭軌、後者は標準軌)ため、線路は接続されていない。

のりば

  • 神戸電鉄では4両編成2本が夜間停泊されていたが、2020年3月のダイヤ改正に伴う運用変更発生により、3両編成1本(2番線)と4両編成1本(引上線)に変更されている。

接近メロディ

  • 神戸市営地下鉄北神線では北神急行時代の2019年1月29日から、福嶋尚哉作曲の「森のさざめき」(制作はスイッチ)を使用していたが、2024年3月17日から、神戸市営地下鉄西神・山手線標準の接近放送に変更された。
  • 神鉄有馬線では、フェリックス・メンデルスゾーン作曲の交響曲第4番より第1楽章の冒頭。

ダイヤ

神鉄線は、上下とも毎時4本が発車する。特快速・急行は朝・夕方のみ運行する。また、北神線はすべて当駅始発で、毎時4本(15分間隔)が発車する。

利用状況

  • 神戸電鉄谷上駅の1日あたりの乗車人員 1,351人(2022年度)(神戸市営地下鉄からの乗り換えを含まない)
  • 神戸市営地下鉄谷上駅の1日あたりの乗車人員 16,237人(2022年度)(神戸電鉄との相互利用を含む)

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

Collection James Bond 007

駅周辺

  • 神戸市交通局谷上車庫
  • 神戸市立谷上小学校
  • 兵庫県道15号神戸三田線(有馬街道)
  • 谷上SHビル - 駅ビル。駅移転・ビル開業当時はこの5階・6階に鉄道資料館「ハイテクランド」があり、北神7000系運転台を模したシミュレーターが設置されていた(運転区間は神戸市営地下鉄長田駅 - 北神急行電鉄谷上駅および神戸電鉄鈴蘭台駅 - 長田駅)。すでにこの施設はなく(1990年代半ば頃に閉館)、現在はテナントとなっている。
    • 神鉄食彩館(改札の前にある)

バス路線

隣の駅

神戸市営地下鉄
北神線
谷上駅 (S01) - 新神戸駅 (S02)
神戸電鉄
有馬線
特快速(新開地行のみ運転)
山の街駅 (KB08) ← 谷上駅 (KB10) ← 岡場駅 (KB22)
急行
山の街駅 (KB08) - 谷上駅 (KB10) - 花山駅 (KB11)
準急・普通
箕谷駅 (KB09) - 谷上駅 (KB10) - 花山駅 (KB11)

脚注

参考文献

  • 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。 
  • 日本地下鉄協会 (編)『完全版 世界の地下鉄』ぎょうせい、2020年10月14日。ISBN 978-4-324-10876-5。 

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 鉄道に関する日本一の一覧

外部リンク

  • 谷上駅 - 神戸市交通局
  • 谷上駅 - 神戸電鉄
  • 谷上駅構内案内図 - ウェイバックマシン(2020年5月31日アーカイブ分) - 北神急行

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 谷上駅 by Wikipedia (Historical)


ghbass