ジェイアール名古屋タカシマヤ(ジェイアールなごやタカシマヤ)は、愛知県名古屋市中村区の名古屋駅に所在する百貨店。日本百貨店協会加盟。
2000年3月15日開店。東海旅客鉄道(JR東海)名古屋駅と直結するJRセントラルタワーズの核店舗として、JR東海・髙島屋の合弁企業「株式会社ジェイアール東海髙島屋(ジェイアールとうかいタカシマヤ)」によって運営されるターミナルデパートである。髙島屋の直営店ではない。
店舗面積は55,429m2。
2019年度のデータでは店舗別売上高で全国4位と日本有数の規模であり、名古屋市内及び中部地方で最大の売上を誇る百貨店である。2015年以降は売上高において老舗の松坂屋名古屋店を抜いて、名古屋の地域一番店の座を獲得した。2000年開業と比較的歴史が浅いにも関わらず、名古屋駅直結という高い利便性から急成長を遂げた。当社は髙島屋の連結子会社ではないが、グループ内では本店の大阪店や東京の日本橋店を抜きトップの売上高となっている。
通称「名駅(めいえき)の高島屋」もしくは「JR名駅の高島屋」。
当初、名古屋駅の駅ビルであるJRセントラルタワーズに開設される百貨店は松坂屋も出資した共同経営の予定で進められていたが、栄に位置する松坂屋の本店格である名古屋店との競合を懸念して撤退、急遽パートナーを髙島屋に変更した経緯を持つ。丸栄の百貨店事業からの撤退以前は、名古屋における百貨店として、松坂屋、丸栄、名鉄百貨店、三越(名古屋栄店)とともに「4M1T」と呼称されていた。(丸栄廃業後は「3M1T」)。また、JRセントラルタワーズや本店舗の開業をきっかけに、同店が位置する名駅(名古屋駅地区)と、以前から名古屋最大の繁華街である栄との商業地競争が激化している。
2011年3月には、月間売上高でそれまで地域一番店であった松坂屋名古屋店を抜き、名古屋地域で初の首位を獲得。さらに、2015年2月期における年間の売上高もトップになった。以降は隣接するJRゲートタワー内のゲートタワーモールの増床もあり連続して地域一番店の栄誉に属している。
また、「楽天うまいもの大会」と日本一のバレンタインの祭典(ショコラの祭典)と呼ばれる「アムール・デュ・ショコラ」が当百貨店のみで行われる。なお「アムール・デュ・ショコラ」では2020年に31億円超の売上げを記録している。
かつて隣地に所在し、再開発のため取り壊された名古屋ターミナルビルの跡地へ建設された超高層ビル・JRゲートタワーに、本店舗の増床フロアとして専門店街の「タカシマヤ ゲートタワーモール」を開設。セレクトショップなど若者向けのアパレルやカフェなど、ファッションビルのようなテナント構成になっている。JRセントラルタワーズと連絡通路で直結している。面積は約32,000m2で、ジェイアール名古屋タカシマヤ側の店舗面積(55,429m2)を合わせると約87,000m2となり、2016年時点において中部最大の店舗面積である松坂屋名古屋店(86,000m2)を凌ぎ、日本最大の店舗面積である近鉄百貨店本店(あべのハルカス。100,000m2)、2位の阪急百貨店うめだ本店(96,000m2)に次ぐ規模となった。また、2021年7月27日に向かいの大名古屋ビルヂングの1・2階に時計専門店舗「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウォッチメゾン」を開業している。
2022年3月15日に岡崎市のイオンモール岡崎内にデパ地下型食料品店舗「ジェイアール名古屋タカシマヤ フードメゾン岡崎店」が開業した。
※ ハンズ名古屋店(5 - 11階)などがテナントとして入居している。なお、三省堂書店は2017年4月にJRゲートタワーに大型店を開店したため、そちらに統合された(2019年までは併存)。
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