『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(バブルへゴー!! タイムマシンはドラムしき)は、2007年2月10日に公開されたホイチョイ・プロダクションズ原作、広末涼子主演の日本映画。
いざなみ景気時の2007年3月、800兆円の国債発行残高を抱え、将来の財政破綻の危機が予想される日本国と日本経済。財務官僚の下川路功はその原因を、バブル景気時の1990年に大蔵省から通達された不動産融資総量規制の行政指導をきっかけとするバブル崩壊にあると考え、タイムマシンで歴史を遡りバブル崩壊を阻止しようと計画する。
彼は、偶然から洗濯機型タイムマシンを発明してしまった昔の恋人・田中真理子を1990年3月の東京に送り込むが、ほどなくして彼女は消息を絶った。死亡したとされた真理子の葬儀の席で、下川路功は彼女の娘・真弓と出会う。
事実を知った真弓は母を捜すため1990年の東京にタイムトラベルするが、そこには2007年の感覚からすると想像を絶するようなバブル景気に浮かれる人々がいた。
※すべて本人役によるカメオ出演。なお、当時の彼らは無名の存在だったので、この映画でもそういう設定である。
※劇中のテレビ映像の出演者。すべて本人役。
本作品の原案は2004年に描かれたコミック「気まぐれコンセプト」の長編作品(8ページ。4コマ漫画と比べればかなりの長編である)。単行本「気まぐれコンセプト・クロニクル」に収録されている。ストーリーは細部がかなり違い、原案コミックでタイムマシンに乗るのは主人公ヒライ。タイムマシンは超高速のエレベーター(高速エレベータも日立製作所グループの製品群にある)である。しかし、総量規制発表を妨害したり、それにより至る結末などは同じである。
1990年を想定しているにもかかわらず、当時発売されていなかった車種が登場している。
真弓の助言(歴史改変)によりドーハの悲劇を回避し、サッカー日本代表監督になったラモス瑠偉が、FIFAワールドカップに出発する場面では、サッカー日本代表のオフィシャルエアラインの日本航空ではなく、制作に名を連ねた電通の大手顧客である全日空をなぜか利用することになっている。なお、公開前年にフジテレビは「アテンションプリーズ」を、日本航空とのタイアップで製作しているが、本作品の翌年に制作した映画「ハッピーフライト」では、全日空とタイアップしている。
作品中に登場する店舗・商品
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