『TECHNODON REMIXES I』(テクノドン・リミクシーズ・ワン)は、YMOのリミックス・アルバム。1993年6月9日にEASTWORLD/東芝EMIよりリリースされた。
制作
1993年6月10日と11日に開催された東京ドーム公演直前にリリースされた本作は、同年に発表されたオリジナル・アルバム『テクノドン』に収録されている楽曲から、4曲を抜粋してリミックスされた作品となっており、テイ・トウワとGOH HOTODA、フランソワ・カーボキャンの3人が担当した。
同年の7月14日には、次作『TECHNODON REMIXES II』がリリースされた。
リリース
1993年6月9日に東芝EMIのEASTWORLDレーベルよりCDでリリース。
2020年4月22日に、『TECHNODON REMIXES II』との2枚組で『TECHNODON REMIXES I&II』として、デジタルリマスターが施され、SHM-CDで再リリース。
批評
- 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、リミックスに関して「同一の素材を使ってもミックスが異なれば、それぞれがオリジナルとして成立しちゃうというか“頼りなさ”もテクノの宿命?」と否定的に評価している。
収録曲
曲解説
- POCKETFUL OF RAINBOWS (HEAVY RAINBOW MIX)
- テイ・トウワによるリミックス。
- BE A SUPERMAN (HUMAN ANIMAL MIX)
- テイ・トウワによるリミックス。
- FLOATING AWAY (VOLTAGE UNLIMITED MIX)
- テイ・トウワによるリミックス。
- キーボードに、坂本龍一が参加している。
- NOSTALGIA (JEUX DE MIXAGE)
- GOH HOTODAとフランソワ・カーボキャンによるリミックス。
- イントロのピアノは、クロード・ドビュッシーの「沈める寺(前奏曲集第1巻)」が使用されている。
スタッフ・クレジット
YMO
参加ミュージシャン
- テイ・トウワ - リミックス・ポストプロダクション、キーボード、ドラム(「POCKETFUL OF RAINBOWS (HEAVY RAINBOW MIX)」、「BE A SUPERMAN (HUMAN ANIMAL MIX)」、「FLOATING AWAY (VOLTAGE UNLIMITED MIX)」)、ミックスダウン
- GOH HOTODA - プロデュース・リミックス(「NOSTALGIA (JEUX DE MIXAGE)」)
- フランソワ・カーボキャン - プロデュース・リミックス(「NOSTALGIA (JEUX DE MIXAGE)」)
- ルイ・ヴェガ - キーボード(「BE A SUPERMAN (HUMAN ANIMAL MIX)」)
- 坂本龍一 - キーボードソロ(「FLOATING AWAY (VOLTAGE UNLIMITED MIX)」)
- SHUNJI MORIWAKI - キーボード、ドラム(「BE A SUPERMAN (HUMAN ANIMAL MIX)」)
- フィリップ・セス - アコースティック・ピアノ、キーボード
- 明石昭夫 - プログラミング(「NOSTALGIA (JEUX DE MIXAGE)」)
スタッフ
- ジェニファー・モナー - アシスタント・エンジニア
- クリス・ゲーリンジャー - マスタリング・エンジニア
- ロバート・バーグマン=アンガー - アートデザイン
リリース履歴
関連項目
- テクノドン
- ポケットが虹でいっぱい
- TECHNODON REMIXES II
脚注
注釈
出典
外部リンク
- Technodon Remixes I - Discogs (発売一覧)
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