サッカーオーストラリア女子代表 (サッカーオーストラリアじょしだいひょう、Australia women's national soccer team) は、オーストラリアサッカー連盟(FFA)により組織される女子サッカーのナショナルチームである。
チームの愛称は"Matildas (マチルダス)"。オーストラリアを代表する歌とされるワルチング・マチルダに因む。また2008年よりウェストフィールドが冠スポンサーとして付いているため、FFAの公式発表では"Westfield Matildas"という呼称が用いられている。
U-20女子代表は"Westfield Young Matildas"と呼ばれるが、U-17以下の女子代表には呼称は存在しない。
2005年まではオセアニアサッカー連盟(OFC)、2006年からアジアサッカー連盟(AFC)所属。またASEANサッカー連盟(AFF)にも加盟している。
OFC在籍時にはニュージーランドと覇権を争い、1995年にW杯に初参加。3大会連続で出場するが、いずれもグループリーグで敗退した。五輪は自国開催のシドニーで初出場した。アテネではベスト8に進んだが、準々決勝で強豪スウェーデンに屈した。
AFC転籍後の2006年には2006 AFC女子アジアカップを自国で開催、決勝で中国に敗れたものの、日本を破るなど準優勝を飾った。その後2010 AFC女子アジアカップで優勝を果たした。
2017年7月にアメリカで行われた「2017 トーナメント・オブ・ネーションズ」では、初戦のアメリカ戦に1-0で勝利し、同代表から初めての勝ち星を挙げた。第2戦では日本を4-2で下し、第3戦ではブラジルに6-1で勝利し、同大会を3戦全勝で優勝した。2017年12月に発表されたFIFAランキングでは過去最高位の4位に浮上した。
2023 FIFA女子ワールドカップはニュージーランドとの共同開催となるため、開催国としての出場となった。本大会でオーストラリアはグループBに入り、初戦でアイルランドに1-0で勝利するも、第2戦のナイジェリアには2-3で敗れ、グループステージ敗退の可能性が高まったが、最終節の東京2020オリンピック優勝・カナダに4-0で快勝したことで最終節でアイルランドに引き分けたナイジェリアを逆転して1位通過を決めた。
決勝トーナメント1回戦ではデンマークを2-0で下すと、準々決勝ではフランス戦は10人にも及んだPK戦を制して初の準決勝進出。しかし、その準決勝でイングランドに1-3で敗れ、決勝進出を逃した。3位決定戦でもスウェーデンに0-2で敗れ、大会史上初の4位で大会を終えた。尚、史上初の準決勝進出をかけたフランスとの準々決勝は、地元放送局の6歳から39歳の視聴率が驚異の91.2%となった。
2013年以降はU-20代表で参加。
出典: FIFA Women's Ranking
2023 FIFA女子ワールドカップ 招集メンバー
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