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第9航空団


第9航空団


第9航空団(だい9こうくうだん、英称:9th Air Wing)とは、航空自衛隊航空総隊隷下の南西航空方面隊に属しているジェット戦闘機の運用を主体とする部隊のひとつである。司令部は那覇基地(沖縄県那覇市)に所在しており、主に南西諸島地域の領空に接近・侵入してくる国籍不明機に対しての対領空侵犯措置を実施するとともに、那覇基地の管理業務を担当している。訓練空域の管轄権が沖縄駐留米軍にあり訓練日程が週一回の協議で設定され常に調整が必要であることが特色として挙げられる。

安全保障環境の変化に伴い、平成22年12月17日に閣議決定・公開された防衛計画の大綱及び新中期防に基づき、当基地に既存の戦闘機部隊1個を移動させ、2個飛行隊編成とした上で前身の第83航空隊から「第9航空団」(仮称)に改編することが決定した。

2015年度版の防衛白書において、航空団への改編は同年度末とすることが記載された。 飛行隊の増強については「実効的な抑止や対処を実現するための前提となる航空優勢の獲得、維持が可能となる」としている。

「第9航空団」への改編は1月26日の閣議を経て1月31日に行われることが発表され、1月31日に編成完結式が那覇基地において行われた。

沿革

  • 1972年(昭和47年)
    • 5月15日 - 沖縄返還。
    • 10月11日 - 「臨時第83航空隊」として発足。
    • 11月10日 - 百里基地から第207飛行隊(F-104J)が移駐し、隷下に編入。
  • 1973年(昭和48年)10月16日 - 南西航空混成団新編に伴い、同団隷下に編入され、臨時第83航空隊から「第83航空隊」に改称。
  • 1984年(昭和59年)10月25日 - 部隊改編。
  1. 那覇基地隊を廃止、第83航空隊基地業務群を新編。
  2. 那覇基地隊隷下にあった補給隊は、整備群が整備補給群への改編により、同群隷下となる。
  3. 那覇基地司令職を航空隊司令が兼補。
  • 1985年(昭和60年)11月26日 - 千歳基地から第302飛行隊(F-4EJ)が移駐し、隷下に編入。
  • 1986年(昭和61年)3月19日 - 第207飛行隊(F-104J)が廃止。
  • 1995年(平成07年)- 戦闘機部隊の運用機種を更新(F-4EJ改)。
  • 2005年(平成17年)3月 - 第83基地防空隊を新編。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月8日 - 百里基地から第204飛行隊(F-15J/DJ)が移駐し、隷下に編入。
    • 3月13日 - 第302飛行隊(F-4)が百里基地へ移駐。
  • 2016年(平成28年)1月31日 - 「第83航空隊」を廃止し、「第9航空団」が新編。
  1. 築城基地から第304飛行隊(F-15J/DJ)が移駐し隷下に編入。
  2. F-15J/DJ戦闘機を2倍の約40機(2個飛行隊)体制に増強。人員も300人増員し、約1500人体制となる。

部隊編成

  • 第9航空団司令部
  • 飛行群
    • 第204飛行隊 : F-15J/DJ、T-4
    • 第304飛行隊 : F-15J/DJ、T-4
    • 南西支援飛行班:T-4
  • 整備補給群
    • 検査隊
    • 装備隊
    • 修理隊
    • 車両器材隊
    • 補給隊
  • 基地業務群
    • 第9基地防空隊:VADS・11式短距離地対空誘導弾・91式携帯地空誘導弾
    • 飛行場勤務隊
    • 施設隊
    • 通信隊
    • 管理隊
    • 業務隊
    • 会計隊
    • 衛生隊

主要幹部

脚注

関連項目

  • 中国脅威論

外部リンク

  • 那覇基地
  • 航空自衛隊那覇基地 (@Naha_AirBase) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 第9航空団 by Wikipedia (Historical)