西小山駅(にしこやまえき)は、東京都品川区小山六丁目にある、東急電鉄目黒線の駅である。品川区最西端の駅である。駅番号はMG04。
小山八幡神社のある小高い山の西側に位置していることに由来するといわれている。
島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札口は地上1階にある。2006年7月2日に、盛土高架上の1面2線から地下1面2線へと移設された。
駅は立会川(周辺は暗渠化されている)流域の窪地にあるため、地上駅時代は駅の前後で勾配が出来る(到着時には下り勾配、発車時には上り勾配となり加速・減速に影響する)のを避ける目的で既存の線路の路盤を盛土で嵩上げして設置した。出改札口は高架下に設置されていたが、桁下2.75mと低かった。地上時代のホームは目黒との間で折返し運転を行うため、目黒寄りを切欠式としてY字状に1両分の折返し線を設置した。折返運転が廃止後も切欠は残されていたが、のちの4両化により切欠はなくなった。
ホームは地下2階に相当する。ホーム上には待合室がある。1階改札口からは階段・エスカレーターで地下1階に一旦下りたあと、目黒寄りのエスカレーターと日吉寄りの階段(エスカレーターを下りてUターン)にてホームに下りる。エレベーターは改札奥から地下1階を経てホームまで設置されている。トイレは1階エレベーター脇にあり、多目的トイレも設置する。
2008年4月10日に3階建の駅ビルが完成し、1階が出改札、2階に東急ストア、3階にサイゼリヤなどが入店している。
また駅ビル完成に合わせ、1階駅改札に隣接していた売店「toks」は閉店し、駅構内にローソンが出店していたが、2013年1月に閉店した。2013年3月21日、同じ駅構内の場所に文教堂が出店したが、2020年現在はタリーズコーヒーになっている。
2021年度の1日平均乗降人員は27,612人である。目黒線内では5位、そのうち急行通過駅では1位である。また、一部の急行停車駅よりも1日平均乗降人員が多い。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。
当駅の西側には品川区と目黒区の区境が走っている。駅の両側に商店街が広がり、その周辺は住宅地となっている。地上線跡は駅ビル、駐輪場のほか洗足駅との間に品川区が遊歩道「西小山緑道」を整備した。
2009年5月、駅前広場が新設され(タクシーのりばも設置)、品川区と目黒区により都市計画道路補助30号線が整備中である。
目黒区側においては木造住宅が密集しており、地震などの災害対策を目的として新たな街づくりが計画されている。
路線バスは駅前や近隣に発着しておらず、両隣の武蔵小山駅、洗足駅を利用することになる。
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