遠別駅(えんべつえき)は、かつて北海道天塩郡遠別町字本町6丁目に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲121625。
1986年(昭和61年)10月まで運行されていた、急行「はぼろ」の停車駅であった。
所在地名(町名)より。アイヌ語の「ウェンペッ(wen-pet)」(悪い・川)に由来する。
廃止時点で、1面2線の島式ホームを有する地上駅で、列車交換が可能な交換駅であった。ホームは短い上屋を有し、駅舎側(西側)が下り線、外側(東側)が上下線共用のホームとなっていた(番線表示なし)。そのほか下り線と駅舎との間に貨物側線と貨物ホームを有し、構内の外側にも数本の側線を有していた(1983年(昭和58年)時点で副本線1線とそこから分岐した側線4線)。
職員配置駅となっており、駅舎は鉄筋製で構内の南西側に位置し、ホーム南側とを結ぶ構内踏切で連絡した。
また、保線班の拠点となっていた。
1999年(平成11年)時点でバスターミナルとなっていた。2001年(平成13年)時点、2010年(平成22年)時点でも同様であった。駅舎やホームなどの遺構は、何も残っていない。 (遠別町郷土資料館には遠別駅構内で使用されていた入換動車が保存されている)
バスターミナルには、沿岸バスが乗り入れる。
※特急はぼろ号は「遠別営業所」停留所に停車。
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